2016年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 |
都市デザイン特論
自治体における都市デザイン政策論
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設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 秋元 康幸 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C56A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 都市の価値創造を目指している横浜市の都市づくり戦略、都市デザイン・創造都市の最新の現場を理解し、今後の自治体政策としての都市づくりを提案する能力を取得する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
担当教官(一部ゲスト講師を予定)による講義形式で、横浜の都市づくり戦略、都市デザイン、創造都市政策、郊外部のまちづくりなどの、その時々の課題に対応した実践例を中心に学習します。さらに、横浜都心部での現地調査を行い、学生各自の都市づくりの視点を見つけるとともに、今後の自治体政策としての都市づくりを提案・議論も行います。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
毎回授業の終了時に次回授業のポイントを話します。毎日の都市生活の中で、その課題を意識して授業に臨んでください。 教科書とした次のパンフレットは、あらかじめダウンロードし、一読しておくこと。 横浜の都市デザイン(パンフレット) 及び、冊子「創造都市横浜」 |
授業計画
第1回 | 都市デザイン概論①~都市デザインを理解する 「横浜の都市デザインの特徴をとらえる!」 15回にわたる授業のポイントを学習することにより、現代都市の課題を概括します。 |
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第2回 | 都市デザイン概論②~その歴史・背景と都市デザインの担い手 「時代とともに変化する都市デザイン!」 歩行者空間整備から始まり時代時代の都市課題に対応した横浜の都市デザインの変遷を学びます。 |
第3回 | 横浜の都市形成史(横浜都心部) 「港町|横浜の都市形成史を学習する。開港から6大事業まで」 都市デザインは、都市の歴史を理解することから始まります。横浜の開港以来の都市形成史を学びます。 |
第4回 | 横浜の都市デザインの視点① 「都市の原点:都市は人と人との交流で成長する!」 都市の原点ともいえるコミュニケーションを促すための都市デザイン的仕掛けを学習します。 |
第5回 | 都市デザイン特別講義【横浜市立大学 国吉直行先生】 「横浜の都市デザインの実践例」 40年以上、横浜の都市デザインを実践してきた、国吉先生から具体的事例を学びます。 |
第6回 | 都市づくり特別講義【外部講師】 「(仮)丸の内・大手町の都市づくり」 横浜以外の都市づくりの実践例を外部講師の話を交えて学びます。(丸の内・大手町を予定) |
第7回 | 地域まちづくり特別講義【外部講師】 「市民が考え、行動する街づくり」 横浜のNPO活動をしている専門家から、市民主体のまちづくりの進め方を学びます。 |
第8回 | 横浜の都市デザインの視点② 「歴史を生かしたまちづくり」 都市の中で、何を残し何を活かすか? 歴史的建造物や街並みの保全について学びます。 |
第9回 | 横浜の都市デザインの視点③ 「景観制度、景観計画と広告物」 日本でも整ってきた景観関係の法制度について学びます。 |
第10回 | 都市デザインの新しい潮流 創造都市 「クリエイティブな力で、都市を再生する!」 クリエーターの集積が、新しい文化・産業を都市にもたらします。あわせて、レポート課題出題予定。 |
第11回 | 住宅地の街づくり① 住宅地再生 「郊外の再生、20世紀の住宅地計画を再生する!」 高度経済成長時代に整備された郊外住宅地の再生手法を学びます。 |
第12回 | 住宅地の街づくり② 人口減少社会と、空き家対策 「人口減少社会でも、元気な都市をつくる!」 増加する空き家を減らし、活用する手法を学びます。 |
第13回 | 現場講義 横浜の都心部を歩く(土曜又は日曜で日程調整予定) 「横浜のダウンタウンを歩こう!」 横浜の都市デザインの実践を視察します。 |
第14回 | 都市デザイン総論 「都市デザインの可能性を探る!」 レポート課題を各自発表し、議論することにより、提案のブラッシュアップを行います。 |
第15回 | 都市デザイン総論 「都市デザインの可能性を探る!」 レポート課題の発表と講評を行います。 |
その他
教科書 |
『横浜の都市デザイン(パンフレット)』
『冊子「創造都市横浜」』
横浜の都市デザイン(パンフレット) http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/design/pdf/udleaflet.pdf
冊子「創造都市横浜」
http://yokohama-sozokaiwai.jp/wop/wp-content/uploads/2014/05/ycc_outline.pdf
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
田村明 『都市ヨコハマをつくる』 中公新書 1983年
『都市デザイン横浜 その発想と展開 SD別冊22』 鹿島出版会 1993年
『創造都市横浜のこれまでとこれからPart2』 BankART1929 2014年
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成績評価の方法 及び基準 |
課題レポート (授業の中で、レポートの発表をし、ブラッシュアップしていきます。最終レポートの他、プレゼンテーション能力などを総合して評価します。) |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付けます。 また、メールでの質問も受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
連絡先(メールアドレス)については、授業中にお知らせします。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
人口が減少する社会をむかえ、都市の課題も変化してきています。都市デザイン政策も、ハードだけでなくソフトな展開も含めて対応する時代です。横浜の都市デザイン政策の実践を学習しながら、今後の自治体都市政策としての、都市づくりの方向性を研究していきます。 授業では、新たな都市政策としての提案も、議論していきます。 |