2016年 大学院理工学研究科 シラバス - 海洋建築工学専攻
設置情報
科目名 |
海洋建築工学特別講義Ⅰ
企業倫理と技術者倫理
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設置学科 | 海洋建築工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 石浜・糸長・古谷 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D62A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 昨今、我々の生活を揺るがす様々な分野での倫理規定に反する安心安全の問題がクローズア ップされている。建築家あるいは建築技術者としての責任と倫理規定、地球環境問題と技術者倫理、・法規制と企業倫理について講義する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書と配布資料などを基本として授業を行い、参考書などを紹介しながら多角的に理解を深 める。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
技術者倫理の理解を通して、技術者のあるべき姿を確立しようとする意欲が重要。 |
授業計画
第1回 | 技術者としてのあるべき姿、その社会的役割と考え方の基本的な枠組みを紹介 |
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第2回 | 私たちの日常の生活において、なぜ「・・しなければならない」という規範・倫理意識の存 在が妥当性を持ちうるのか。 |
第3回 | 歴史上代表的な倫理の原則を提供した3人の倫理学者(ベンサムの功利主義、カントの形式 的義務論、ロールズの正義論)の説を批判的に紹介する。 |
第4回 | これらの倫理学説が現実の問題に適用可能であるのか、もし可能でないとするならどこにそ の説の問題があるのか等を検証する。さらに院生各自が企業の不祥事等を調べ、その倫理的問題点を発表する。 |
第5回 | 企業倫理① 偽装問題と法改正の歴史: 構造計算書偽装、免震ゴム偽装、杭打ちデータ改ざん問題を通して、法改正の歴史を学ぶと共に、当事者、建設業や社会的資産である建築物への影響を考える。 |
第6回 | 企業倫理② 社会的要求と法改正の歴史: 過去の大地震の知見による法改正や地球温暖化等の社会的要求に対する現状を学ぶと共に、未来を考える。 |
第7回 | 企業倫理③ 法治社会:日常のルールから『気づき』、『学ぶ』の大切さを考えると共に、洞察力を養う。 |
第8回 | 企業倫理④ ルールの中で戦う: 土俵は同じでも差別化を図る。技術開発、業務改善、顧客満足度の大切さを考える。 |
第9回 | 企業倫理⑤ みなさんが今やるべきこと: 自身の学位論文を例題として、論文の作法、情報分析、論理的思考を学ぶ。 |
第10回 | 地球環境問題・震災復興・放射能公害と研究者・技術者の倫理①: 東日本大震災での津波被災地での復興支援研究、原発事故による放射能汚染農村地域への支援及び研究者、技術者の倫理と行動を考える。 |
第11回 | 地球環境問題・震災復興・放射能公害と研究者・技術者の倫理②: 東日本大震災での津波被災地での復興支援研究、原発事故による放射能汚染農村地域への支援及び研究者、技術者の倫理と行動を考える。 |
第12回 | 地球環境問題・震災復興・放射能公害と研究者・技術者の倫理③: 東日本大震災での津波被災地での復興支援研究、原発事故による放射能汚染農村地域への支援及び研究者、技術者の倫理と行動を考える。 |
第13回 | 地球環境問題・震災復興・放射能公害と研究者・技術者の倫理④: 地球環境問題の状況と、それに対する市民レベルでの草の根運動、ライフスタイル転換、再生可能エネルギー戦略、エコビレッジの世界的動向を講義する。 |
第14回 | 地球環境問題・震災復興・放射能公害と研究者・技術者の倫理⑤: 地球環境問題の状況と、それに対する市民レベルでの草の根運動、ライフスタイル転換、再生可能エネルギー戦略、エコビレッジの世界的動向を講義する。 |
第15回 | 授業全体の総括と課題紹介 |
その他
教科書 |
授業時に指示する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
授業時に指示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポートによる評価 |
質問への対応 | 授業中あるいはメール、オフィスアワーにて対応 |
研究室又は 連絡先 |
石浜弘道 船橋校舎 一般教育 電話047-469-5229 MD:ishihama.hiromichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:00 ~ 13:00 石浜(532室)
水曜 船橋 17:00 ~ 18:00 石浜(532室)前期
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学生への メッセージ |
一級建築士の実務経験として認定を受けるために必要な科目です。 |