2016年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 資源環境工学特論 | ||
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 松田 弘幸 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | K55B |
クラス | 共通 |
概要
学修到達目標 | 人類が急速に開放して自然循環システムを脅かす原因になっている炭素資源について,地球環境に配慮した利用効率の向上と後始末の方法を考究する.特に,この問題に対応した最新の工業技術を学習し,解決すべき課題について検討する. |
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授業形態及び 授業方法 |
受講生が工学技術の実務につくことを想定し,担当業務における資源と環境の問題について講義する. 板書とパワーポイントを中心とした講義形式で行うが,授業内容のより深い理解のため,出席をかねたレポート提出を実施する. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
地球環境科学(学部),環境化学(学部),資源環境工学(学部),エネルギー資源化学(学部)のうち本講義対象分野を理解しておくこと. |
授業計画
第1回 | 講義の概要についての説明を行う. |
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第2回 | エネルギーの基礎 |
第3回 | エネルギー資源と環境保全 |
第4回 | 化石燃料エネルギー(1):石油 |
第5回 | 化石燃料エネルギー(2):石炭,天然ガス |
第6回 | 化石燃料エネルギー(3):潜在的化石エネルギー |
第7回 | 電力(電気エネルギー) |
第8回 | 自然エネルギー(1):水力,地熱,太陽,風力 |
第9回 | 自然エネルギー(2):バイオマス,海洋,新エネルギーの導入量と価格 |
第10回 | 核エネルギー(1) |
第11回 | 核エネルギー(2) |
第12回 | 資源リサイクリング |
第13回 | 環境問題(大気):法制度,地球温暖化,二酸化炭素の固定化 |
第14回 | 環境問題(大気、水質):オゾン層破壊,NOx,SOx,下水 |
第15回 | プレゼンテーションおよび解説 |
その他
教科書 |
教科書は使用せず,板書とパワーポイントを用いる.
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
『資源・エネルギー工学要論』 世良力 東京化学同人 2013年 第3版
エネルギー教育研究会 『講座 現代エネルギー・環境論』 電力新報社 1997年 第1版
『新・有機資源化学 ーエネルギー・環境問題に対処するー』 平野勝巳,菅野元行,真下清,山口達明,鈴木庸一,古川茂樹 三共出版 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
講義中に出題する課題のレポート(出席状況調査を兼ねる)および最終講義において行うプレゼンテーションによる総合評価 |
質問への対応 | 授業中外を問わず,随時対応する. |
研究室又は 連絡先 |
物質応用化学科化学工学研究室(駿河台校舎2号館1階215号室) 連絡先は授業中に指示する. |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 10:00 ~ 12:00 駿河台校舎2号館1階215号室
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学生への メッセージ |
工学技術者の実務に,それが資源・環境に及ぼす配慮を想定しながら受講すること. |