2016年 大学院理工学研究科 シラバス - 医療・福祉工学専攻
設置情報
科目名 |
快適工学特論
生活の中の快適評価とモノづくり
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設置学科 | 医療・福祉工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 堀田 健治 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | P44A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 快適性とは何か、快適かどうかをどのようにしたら調べることができるのかについて、環境刺激に対する反応を心理面と生理面から計測、評価する方法について学ぶ。また,疲労の評価や軽減,その他性格や個人の好みなどを考慮した解析についても学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業ごとに配布物とパワーポイントにより、授業を進める。また,教室内で計測機器の扱い方のデモなども行う。ディスカッションを多くした、出席型より参加型の授業。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
環境計画や人間工学、生理人類学に関する知識が有れば授業に入りやすい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス:ものづくりにおける感性と悟性、感性の科学について,身の回りの快適な環境や現象の認知 |
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第2回 | 快適、快適性とは何か:(その1):快適性の研究の歴史と快適に対する捉え方、考え方の変遷、快適性工学、生理人類学、物質と精神、快適性とアメニティ |
第3回 | 快適性とは何か:(その2)ゆらぎ現象と快適性,波形解析 |
第4回 | 快適とは何か:(その2)数値化の試み,日本の音を事例として |
第5回 | 感覚生理学: 感覚の基本特性、順応、視覚、聴覚、臭覚、味覚、皮膚感覚 |
第6回 | 生理解析方法: 生体機能の計り方、何を計るのか,人体生理と生体リズム、神経系 |
第7回 | 生理評価手法:生体電気、心電図、筋電図、脳波、眼球電図 |
第8回 | 快適性評価方法:快適性評価と自律神経活動、自律神経活動評価指標,疲労に対する自覚症状調べについて |
第9回 | 計測の実際(授業中心拍と脳波を計ってみる)その1 脳波測とデータ処理方法 |
第10回 | 主観的評価方法: その1 多変量解析による心理解析の方法(因子解析、コレスポンデンス解析、その他) |
第11回 | 主観的評価方法: その2 各種手法の手順と解析 |
第12回 | 主観的評価方法: その3 各種手法の手順と解析 |
第13回 | 個人差にこだわる: その1 性格と反応、 性格調査, 解析結果と評価方法 |
第14回 | これまでの流れ,理解度のために: |
第15回 | 生活環境と刺激、快適性の課題における刺激のデザイン,今後の課題 |
その他
教科書 |
教科書は特にない、授業時毎に資料を配布
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
長町三生 『快適科学』 快適科学 海文堂出版 1992年 第1版
社団法人人間生活工学研究センター編 『人間生活工学』 快適な生活環境設計 丸善 2006年 第1版
他の参考書は授業中に紹介
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成績評価の方法 及び基準 |
出席を考慮 解題とレポート 上記の成績による。 |
質問への対応 | 授業後又はメールで受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
hotta@ocean.cst.nihon-u.ac.jp、hotta.kenji@nihon-u.ac.jp 船橋校舎1335室 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
修士研究に快適工学や感性工学の考え方や成果を反映したいと考えている学生歓迎 |