2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 電子工学専攻
設置情報
科目名 | 電子物性工学特論 | ||
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設置学科 | 電子工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 岩田 展幸 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J26A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 強磁性/反強磁性界面において発生する交換バイアス磁場について理解する。そのために、量子力学、磁性体に関する基本的な事項を補足しながら授業を進めることで、幅広く,先端研究とその基礎となる知識を得ることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書や重要な論文を参考にし、毎回、講義内容に合わせたプリントを配布する。随時電子物性の基礎的事項やトピックスについて総合的な質疑・応答や討論を行い、幅広い知識の体系化を目指す。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
電子物性に関する基礎的知識を持っていることを条件とする。 |
授業計画
第1回 | シュレディンガー方程式 波動方程式、シュレディンガー方程式、球対称ポテンシャルのシュレディンガー方程式、球面調和関数、主量子数、方位量子数、磁気量子数、周期律表、演算子、3d・4f軌道 |
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第2回 | 磁気モーメント 軌道角運動量、スピン角運動量、全角運動量、軌道磁気モーメント、スピン磁気モーメント、ランデのg因子、ボーア磁子、 |
第3回 | 摂動 1次摂動、2次摂動の固有関数とエネルギー |
第4回 | 演算子 エルミート演算子、固有値、固有ベクトル、軌道角運動量演算子、スピン演算子、可換、交換関係、生成・消滅演算子、 |
第5回 | スピン・軌道相互作用 縮退、エネルギー分裂、全角運動量 |
第6回 | 2電子原子 スレーター行列式、対称・反対称波動関数、パウリの原理、クーロン積分、交換積分、一重項、三重項、フント則 |
第7回 | 水素原子、水素分子モデル |
第8回 | Heisenberg模型 交換積分、交換エネルギー、安定な磁気秩序 |
第9回 | 分子場と磁気秩序 常磁性体、強磁性体、反強磁性体、ボルツマン因子、Brillouin(ブリィユアン)関数、Langevin(ランジュバン)関数、分子場、 |
第10回 | 強磁性体、反強磁性体 磁化の磁場依存性、温度依存性 |
第11回 | 超交換相互作用 金森-Goodenoughの法則 |
第12回 | 結晶場分裂 結晶場分裂、Low-Spin、High-Spin、スピン軌道相互作用、 |
第13回 | 交換バイアス磁場(1) |
第14回 | 交換バイアス磁場(2) |
第15回 | 最新の研究紹介 |
その他
教科書 |
授業内容に沿った論文やプリントを配布する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
『キッテル固体物理学入門』 丸善
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート 80% 研究紹介 20% |
質問への対応 | 随時行う。研究室あるいはメールにても対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室 4号館412室 授業中に教える |
オフィスアワー |
月曜 船橋 13:00 ~ 14:50 412室
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学生への メッセージ |