2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 電子工学専攻
設置情報
科目名 | システム工学特論Ⅰ | ||
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設置学科 | 電子工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 中村 英夫 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J41A |
クラス |
概要
学修到達目標 | システム工学の各種基本技術の本質と今日の応用事例を学ぶ。今日問題となっている大規模広域システムの構築法や評価手法を学び応用力を身につける。Safety2.0を参考にIoT時代のシステム理論を身につける。 |
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授業形態及び 授業方法 |
テーマに関係する研究論文や資料をベースに、本質を学ぶとともに、今日的なあり方、これからのシステム論を議論する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
特になし |
授業計画
第1回 | システム工学とは何か、関連分野の解説 |
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第2回 | システムの非機能要件と評価手法 システム開発で重要な非機能要件の考え方と評価手法を理解する |
第3回 | システムの最適化手法1 線形計画法の構造と本質的特長を理解する |
第4回 | システムの最適化手法2 動的計画法の原理と解法を理解し、実践的課題を演習し方法を身につける |
第5回 | システムの最適化手法3 所与の条件から最適解が一義に決まらず、相手の出方によって変わるゲームを取り上げ、その理論的構造を理解する |
第6回 | システムの最適化手法4 ヒューリスティックな手法の有用性を事例を下に理解する |
第7回 | システムの最適化手法5 ソフトコンピューティングの手法として有名なGA、山登り手法、その他の手法についてサーベイする |
第8回 | モデリングとシミュレーション 構造主体型やデータ主体型などモデリングの方法論について学ぶ |
第9回 | モデリングとシミュレーション( モデリングを下にしたシミュレーションにより最適化やシステム評価を行う方法を学ぶ |
第10回 | 複雑大規模システムの構築手法 複雑大規模システムを構築する事例としてアシュアランスシステムの考え方を理解する |
第11回 | 複雑大規模システムの高信頼化手法 複雑大規模システムの信頼性を維持するために、過去の不具合事例や高信頼化のチャレンジをサーベイし今後の方法論を議論する |
第12回 | 社会システムとフレキシブルシステム システムの使命や構成要素技術の進化に応えられるような高信頼化手法としてフレキシブルシステムの概念を理解する |
第13回 | IoT時代のシステムとSafety2.0 国際規格における認証を中心とした流れに対し、これからのシステム構築に有効と考えられるSafety2.0の概念を議論する |
第14回 | 産業領域におけるSafety2.0 各種産業領域で見られるSafety2.0の動きをサーベイし、これからのあり方を議論する |
第15回 | システム工学のまとめ 理解度の確認とその解説を行う |
その他
教科書 |
『使用せず』
用意した資料を適宜用いて講義する
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
講義において参考資料を配布。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常時の理解度確認結果(60%)およびレポートなどの課題に対する評価(40%)を下に評価 |
質問への対応 | 講義前後に受け付ける。またメールでの問い合わせにも受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
望月中村研究室 2号館4階244室 nakamura.hideo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00 望月中村研究室 2号館4階
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学生への メッセージ |
各種工学システムに携わり安全に運用していくための基本的な素養を身につけるとともに、国際規格を中心に展開される認証を含めた動向に対応できる実力を身に着けてほしい |