2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 電子工学専攻
設置情報
科目名 | 光システム | ||
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設置学科 | 電子工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 大谷 昭仁 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | J54B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 光の属性について知識をもつ可能となり、光通信の基本技術とそれに関連する光通信用測定器の動作原理について理解ができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心とした講義形式、ただし、理解を助けるためにプロジェクターを使用する場合が、ある。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
毎回の授業において、光に関する専門用語を解説するため、その定義と使用方法について必ず、復習すること。 |
授業計画
第1回 | (ガイダンス) 光システムの講義方針説明と現状光ネットワーク網の理解する。 予習:シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。 |
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第2回 | (なぜ光通信は拡大したのかと、多重伝送方式(TDM、WDM)とスペクトルについて) 伝送信号の実際と多重化技術を理解するとともに、その時に持たなければならないスペクトラムの概念について理解する。 予習:TDM、WDMとは何かを調査すること。 |
第3回 | (光ファイバの構造と分散) 信号の伝送媒体となる光ファイバの構造、種類、伝送特性、分散特性、損失特性を理解する。 予習:光ファイバの構造について調査をすること。 |
第4回 | (第5世代ネットワーク網を紹介とモバイルネットワーキング網) 現状の光ネットワークが、5Gになるとどのように変化していくのかを理解する。 予習:総務省発表のレポート等により、5G時代の光ネットワーク網について調査すること。 |
第5回 | (光源のスペクトルとコヒーレンシの関係と、その産業応用) スペクトル、コヒーレンシとの関係を理解したうえで、どうやって産業応用につなげるのかを理解する。 予習:コヒーレント長と何かを調査すること。 |
第6回 | (光変調方式(直接変調と外部変調)の違い) 光変調方式によりスペクトル幅が異なってくることと、そのスペクトル幅によって伝送特性が変化することを光ファイバの分散特性を交えて理解する。 予習:3R中継器について調査すること。 |
第7回 | (国際標準と国際標準化戦略について) 3つの国際標準手法があることを理解するとともに、各標準化手法により、メリットデメリットがあり、国際標準化戦略が重要となることを理解する。 予習:知財と標準化の関係を調査すること。 |
第8回 | (国際標準化線戦略の立案) モデルを仮定し、実際に国際標準化戦略の重要性を理解する。 予習:何をモデルとするのか、自分の有する知財やビジネスモデルの強み、弱みを分析し、国際標準化戦略を立案し、レポートとして提出。(中間評価) |
第9回 | (光通信用測定器1(光スペクトラムアナライザ、光波長計、線幅測定器、光パワーメータ) 光の属性と通信との関係を理解し、その測定器はどのようなものがあるのか、またその測定原理はどのようなものなのかを理解する。 予習:本講義の第2回から第5までの内容を、振り返ること。 |
第10回 | (総務省「電波資源拡大のための研究開発」研究会発表会を通して) 5Gになることにより、変化する最新のモバイルと光ネットワークの状況を、総務省「電波資源拡大のための研究開発」の内容から理解する。 予習:特になし |
第11回 | (光通信用測定器2(PPG、ED、サンプリングオシロ)) 光通信における評価としては、エラーレートが最も重要であることを理解するとともに、測定結果の意味を理解する。 予習:PPG、ED、サンプリングオシロについて調査を行うこと。 |
第12回 | (線形伝送と非線形伝送(ソリトン)) 光ファイバの非線形性と分散特性を利用するとソリトン現象を起こすことが可能となることを理解し、その応用を考察する。 予習:ソリトン現象について調査をすること。 |
第13回 | (光通信用測定器3(OTDR、OCDR)) 光ファイバの伝送ロスや破断点位置の測定に用いられる測定器であるOTDR、OCDRの測定原理を理解するとともに、OTDRの分布型センサへの応用に関して理解する。 予習:OTDR、OCDRについて調査すること。 |
第14回 | (光の偏波特性とそれを用いた応用計測(超高速波形観測装置等) 光の属性の一つである偏波について理解するとともに、それを応用した計測システムの測定原理について理解する。 予習:直線偏光、円偏光、楕円偏光について調査すること。 |
第15回 | (今後の光通信ネットワークと計測システムに関する議論とまとめ) 当該科目を受講してみての感想および、今後の光通信・産業応用ビジネスへのかかわり方について、各自発表するとともに、議論を行う。 予習:当該科目を受講してみての感想および、今後の光通信・産業応用ビジネスへのかかわり方についてレポートを作成すること。(最終評価) |
その他
教科書 |
使用しない。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
大谷昭仁、古川浩 『光通信と光測定器入門講座』 電波新聞社 2006年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
出席、レポート等で総合的に評価 |
質問への対応 | メール、電話にて対応 |
研究室又は 連絡先 |
船橋キャンパス4号館414室 ootani.akihito@nihon-u.ac.jp 047-469-5452 |
オフィスアワー |
木曜 船橋 10:40 ~ 11:30
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学生への メッセージ |