2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 不動産科学専攻
設置情報
科目名 | 環境システム解析特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 不動産科学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 梅干野 晁 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | O24A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 世界的課題となっている地球環境保全への寄与を意識しながら,建築・都市・地域環境を計画し,かつ環境経営としての不動産経営を実施するための基盤的思考について講述する。 主な内容は,環境保全の基礎となる環境把握の手法として,リモートセンシング等の最新の手法を紹介するとともに,環境負荷の小さい快適な街づくりに焦点をあてて,それらに関する技術的諸問題について議論する。その上で,環境について総合的に説明することができるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業の前半は講述を中心に進めるが,できるだけ提示したテーマについて各自が事前にレポートを作成して,それに基づく議論の場を設ける。 授業の後半では,話題となっている都市環境問題(ヒートアイランド現象,都市緑化等)をテーマとして取り上げ,パネルディスカッションを行う。併せて、レポートの書き方、発表の仕方についてもマスターする。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
都市計画,街区計画,都市・建築環境工学に関する知識を得ておくことが好ましい。計画と環境工学の両方に興味を持ってほしい。軸足はどちらでもOK。 |
授業計画
第1回 | 今日の建築・都市・地域環境の問題点について明らかにした上で、環境システム解析とは何かを説明。講義の進め方と単位修得の方法。 |
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第2回 | 暑さを規定する要素とは?(屋外で実験してみましょう。液晶温度計はこちらで準備します。) |
第3回 | 都市には熱があふれている:リモートセンシングで都市を見ると! |
第4回 | リモートセンシング技術と環境の可視化手法。 |
第5回 | ヒートアイランド現象の抑制対策とその効果。(2014年にHI対策大綱、そして、10年後の見直し。) |
第6回 | 都市緑化:今なぜ屋上緑化なのかを考える。その効果は?街づくりそのものが問題。 |
第7回 | 3D-CAD対応熱収支シュミレーションによる予測評価(BiMとシミュレーション)。 |
第8回 | 都市・建築緑化手法(スケール別にみた手法のいろいろ)。 |
第9回 | 都市・建築緑化の環境調整効果。 |
第10回 | 都市環境の再生:街にクールスポット(涼しい生活の場)をつくる―具体的な街をイメージしてみる。 |
第11回 | パネルディスカッション (テーマ設定について議論) |
第12回 | パネルディスカッション (中間報告及び議論) |
第13回 | パネルディスカッション (中間報告及び議論) |
第14回 | パネルディスカッション (発表,討論及び相互評価) |
第15回 | パネルディスカッションの総評及び、平常試験とその解説。 |
その他
教科書 |
特になし
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
授業でその都度、関連論文等の資料を配付する。
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成績評価の方法 及び基準 |
授業への積極的な参加の状況:50%,レポート及びパネルディスカッション:50% |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受ける。それ以外は下記のメール,または電話で対応する。メールはいつでもOKです。 |
研究室又は 連絡先 |
メール:hoyano@ouj.ac.jp 電話:090-8027-3297 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
地球・環境時代の今日、環境計画は必須です。軸足はどちらでも結構。計画・環境工学の両方をマスターしてください! |