2017年 大学院理工学研究科 シラバス - 不動産科学専攻
設置情報
| 科目名 |
環境システム解析特論Ⅰ
環境配慮建築の不動産価値評価
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| 設置学科 | 不動産科学専攻 | 学年 | 1年 |
| 担当者 | 早川 眞 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | O44B |
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | 不動産の価値評価の中に環境性能が含まれる時代となった。すなわち、国連環境計画（UNEP）の責任投資に基づく提言に対応して多くの先進国が評価制度を開発している。わが国でもCASBEEをベースに平成25年オフィスビルを対象とした「CASBEE不動産評価制度」が始まった。さらに2014年に店舗を、2016年にはロジスティック施設も対象に含めた「CASBEE不動産」が刊行されている。 授業ではCASBEEの復習と不動産価値評価への道筋、最新のCASBEE不動産を学び、不動産マーケットのグローバル化（GRESB）に対応した各国の評価手法も学ぶ。その結果、環境からとらえて不動産評価を説明することができる。 |
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| 授業形態及び 授業方法 |
サステナブル不動産評価指標の最新情報を、資料配布やプロジェクターを用いた講義の形で紹介し、議論を行う。また、不動産の環境評価に関するトピックスを毎回紹介する。 |
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準備学習（予習・ 復習等）の内容・ 受講のための 予備知識 |
地球環境全般に関わる関心を持っていること。 |
授業計画
| 第1回 | CASBEE １ CASBEEの復習と不動産価値評価への適用 ーFAMILY構成と評価項目概要 特に新築と既存建築の違いー |
|---|---|
| 第2回 | CASBEE ２ 品質の評価方法 |
| 第3回 | CASBEE ３ 環境負荷の評価方法 |
| 第4回 | 各国の環境評価システム概要と不動産評価への適用の動き |
| 第5回 | 不動産にとっての環境負荷価値理論 環境関連規制と不動産リスク |
| 第6回 | エンジニアリングリポート、DCF法、事例比較法概要 |
| 第7回 | CASBEE不動産 １ 構成 主に国連環境計画の評価項目との関係 |
| 第8回 | CASBEE不動産 ２ 評価項目の詳細 品質（１） |
| 第9回 | CASBEE不動産 ３ 評価項目の詳細 品質（２） |
| 第10回 | CASBEE不動産 ４ 評価項目の詳細 負荷（１） |
| 第11回 | CASBEE不動産 ５ 評価項目の詳細 負荷（２） |
| 第12回 | 認証不動産の実例 |
| 第13回 | CASBEE まちづくりの評価 |
| 第14回 | LEED BO+M（BUILDING OPERATIONS AND MAINTENANCE） Ver.4 より SUSTAINABLE SITE |
| 第15回 | CASBEE不動産評価員試験の内容の理解 |
その他
| 教科書 |
一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構（IBEC） 『CASBEE不動産（2016年版）』 IBEC 2016年
IBECのホームページからダウンロード可能
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| 参考資料コメント 及び 資料（技術論文等） |
http://www.usgbc.org/resources/leed-v4-building-operations-and-maintenance-current-versionよりダウンロード, LEED BO+M（BUILDING OPERATIONS AND MAINTENANCE） Ver.4 , 2014, 初 edition
一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構 『CASBEE 建築既存評価マニュアル（簡易版）』 2008年
公益社団法人 日本不動産鑑定協会 『環境を考えた不動産は価値が上がる』 住宅新報社 2009年 第初版
一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構 『CASBEE まちづくり』
CASBEE関連はIBECのホームページからダウンロード可能
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| 成績評価の方法 及び基準 |
授業での輪読や演習への積極性を評価 |
| 質問への対応 | 授業中あるいは次の授業にて回答。 |
| 研究室又は 連絡先 |
hayakawa@arch.cst.nihon-u.ac.jp,hayakawa_labo@mbr.nifty.com |
| オフィスアワー | |
| 学生への メッセージ |
不動産部門に進もうと思っている人は必須知識。就職してから困らないように、出席して話を聞いておくだけで役に立つ。 |