2018年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
| 科目名 | 多変量解析 | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
| 担当者 | 稲垣・兵頭 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3･4 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | B43F |
| クラス | |||
| 学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
| 履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 | ||
概要
| 学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、交通工学の分野において行う様々な分析を行う上で必要となる数学・統計学を使った基礎的な分析手法を習得することです。特に、数理統計学、多変量解析等の複数の技法の中から、問題解決に適した技法を選び、各種要因や因果関係等を定量的に判断し、問題を解決していく力を養う。また、実際の交通に関するデータに関して、解析・考察する能力を養う。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A～I（「学生生活のしおり」p.1参照）のうち、Ｃ「専門基礎学力」とＥ「実験・実習・演習を通した計画的遂行能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
多変量解析等の具体的な方法論の講義を行い、その理論に基づいて具体的な事例を用いて、コンピュータを使った演習を行う。また、演習課題のレポート提出あり。 |
| 履修条件 | 両コース共通、基礎教育科目、選択 数理統計学を単位取得していること。 多変量解析は数理統計学で講義した考え方や基本統計量を修得していることを前提に講義を行います。修得できていないと多変量解析の講義内容は十分に理解できないと言えます。また、単位を取得していても、忘れていてしまっていては同じです。必ず復習して来ることが条件です。 |
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準備学習（予習・ 復習等）の内容 |
教科書で該当する分析手法を一読しておくこと。また、不明な点は質問事項として取りまとめておくこと。エクセルの操作をする講義ではないので、エクセルの基本操作は十分に予習してくること。 |
授業計画
| 第1回 | ＜講義のガイダンス＞講義内容と課題の説明 ＜多変量解析・データの基本統計量の基礎＞多変量解析の概念・データの基本的性質など （自己学習時間：予習20分、復習20分） |
|---|---|
| 第2回 | ＜一変量データの解析＞代表値／ヒストグラム／データの基準化など （自己学習時間：予習20分、復習20分） |
| 第3回 | ＜二変量データの解析＞相関分析／分散分析など （自己学習時間：予習20分、復習20分） |
| 第4回 | ＜交通観測データに関わる統計処理＞交通観測データの概観や同データを用いた基礎的な統計解析の演習課題を行う。 （自己学習時間：予習20分、復習20分） |
| 第5回 | ＜重回帰分析１＞重回帰分析の考え方／最小二乗法／決定係数など （自己学習時間：予習20分、復習20分） |
| 第6回 | ＜重回帰分析２・演習課題＞標準偏回帰係数／変数選択など （自己学習時間：予習20分、復習20分、レポート課題演習120分） |
| 第7回 | ＜判別分析１＞判別分析の考え方／相関比など （自己学習時間：予習20分、復習20分） |
| 第8回 | ＜判別分析２・演習課題＞マハラノビスの距離など （自己学習時間：予習20分、復習20分、レポート課題演習120分） |
| 第9回 | ＜主成分分析１＞主成分分析の考え方／データの集約化など （自己学習時間：予習20分、復習20分） |
| 第10回 | ＜主成分分析２・演習課題＞主成分の読み取り方など、交通に関連するデータを用いて主成分分析の演習課題を行う。 （自己学習時間：予習20分、復習20分、レポート課題演習120分） |
| 第11回 | ＜因子分析＞因子分析の考え方／主成分分析との違いなど （自己学習時間：予習20分、復習20分） |
| 第12回 | ＜因子分析の演習課題＞データを用いて因子分析の演習課題を行う。 （自己学習時間：予習20分、復習20分、レポート課題演習120分） |
| 第13回 | ＜クラスター分析＞データを用いてクラスター分析の演習課題を行う。 （自己学習時間：予習20分、復習20分） |
| 第14回 | ＜数量化理論・共分散構造分析・総合演習＞数量化理論・共分散構造分析の考え方を学ぶ。総合復習として、これまでの分析方法を横断的に理解する講義を行う。交通に関するデータを収集し、解析方法の検討を行う。 （自己学習時間：予習20分、復習20分、レポート課題演習120分） |
| 第15回 | ＜平常試験・解説＞理解度確認のためのテストを実施し、本科目に関連する学習・教育到達目標及び具体的な能力が身についていることを確認する。試験後は解答を示しその解説を行う。学生は各自、理解できていなかった項目を復習し、理解を深めることとする。 ＜総合演習＞ 解析した内容を取りまとめ、レポートとして提出する。 （自己学習時間：予習20分、復習60分、レポート課題演習120分） |
その他
| 教科書 |
川崎智也・稲垣具志・石坂哲宏他 『土木・交通計画のための多変量解析』 コロナ社 2017年
授業は教科書に沿って進めるので必ず事前に購入すること。
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| 参考書 | |
| 成績評価の方法 及び基準 |
・課題40％、平常試験40％、総合演習20%とし、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣を総合評価する。 ・未提出課題がある場合または出席率が80％以下の場合は、原則として平常試験の採点対象としない。 ・正当な理由があり講義を欠席し出席率が80％以下の場合は、欠席分の講義内容をまとめたノート及び演習課題を提出することで、平常試験の採点対象と認める場合がある。 |
| 質問への対応 | オフィスアワー時に研究室で対応する。 |
| 研究室又は 連絡先 |
稲垣具志（744）inagaki.tomoyuki@nihon-u.ac.jp 兵頭知（743B）hyoudou.satoshi@nihon-u.ac.jp |
| オフィスアワー |
火曜 船橋 12:00 ～ 12:30 稲垣
火曜 船橋 12:20 ～ 13:00 兵頭
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| 学生への メッセージ |
コンピュータ室を利用しますので、受講生は概ね70名程度に限られる場合があります。 |