2018年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 回路網の解析 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 早川 朝康 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E31F |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 回路網の解析は基礎電気回路や電気回路を基本として,より複雑な回路網を解析したり,実際の問題に対処したりするために必要な方法や定理を理解する。その結果,フィルタや伝送回路網の基礎となる二端子対回路網,四端子定数,さらに多相回路および対称座標法などを理解する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義は主に板書で進めるので、ノートに記載する。この科目は自在に計算が出来ることが要求されるので、講義の中で例題を用いて解説する。 |
履修条件 | 基礎電気回路,電気回路を履修していることが望ましい。しかし,履修していない科目があるときは講義に集中すること。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
予習については,教科書の次回講義予定の章をよく読んで,分からない箇所をまとめておくこと。復習は重要と思うところをまとめておくこと。また,課題が提出された場合は,次回の講義までに必ず提出すること。 |
授業計画
第1回 | 線形回路網解析Ⅰ 閉路方程式とキルヒホッフの電圧則 |
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第2回 | 線形回路網解析Ⅱ 節点方程式とキルヒホッフの電流則 |
第3回 | 回路網に関する諸定理Ⅰ (1)重ねの理(2)相反の定理 |
第4回 | 回路網に関する諸定理Ⅱ (1)テブナンの定理(2)ノルトンの定理 |
第5回 | 二端子対回路網1 (1)インピーダンス行列(2)アドミタンス行列 |
第6回 | 二端子対回路網2 (1)四端子定数 (2)H行列 (3)二端子対回路網の組み合わせ接続 |
第7回 | 二端子対回路網3 (1)影像インピーダンス(2)伝達定数 |
第8回 | ひずみ波交流Ⅰ (1)フーリエ級数展開(2)フーリエ級数の係数(3)フーリエ級数の種々の表現 |
第9回 | ひずみ波交流Ⅱ (1)偶関数波のフーリエ級数(2)奇関数波のフーリエ級数(3)対称波のフーリ エ級数(4)任意な波形のフーリエ級数 |
第10回 | ひずみ波交流Ⅲ (1)ひずみ波交流電圧と電流(2)ひずみ波交流電圧と電流の実効値(3)ひずみ 波交流における電力(4)ひずみ率 |
第11回 | 多相交流回路Ⅰ (1)多相交流と結線方式(2)多相交流の起電力と電流 |
第12回 | 多相交流回路Ⅱ (1)起電力の△-Y等価変換(2)負荷の△-Y等価変換 |
第13回 | 多相交流回路Ⅲ (1)対称三相交流回路の電力(2)ブロンデルの定理 |
第14回 | 対称座標法 (1)非対称三相交流電流の対称座標法による表示(2)三相交流発電機の基本式 |
第15回 | 理解度確認テスト及びその解説 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
平山 博 『電気回路論』 電気学会大学講座 オーム社
有馬他著 『基礎電気回路1』 森北出版
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成績評価の方法 及び基準 |
出席が総授業回数の3/5に満たない場合は、履修放棄として扱い学業成績の査定は行わない。 理解度確認テストや課題の提出状況,授業の取り組み状況等の総合評価 |
質問への対応 | 授業時間内で受付ける。その他に電子メールでも可能です。 |
研究室又は 連絡先 |
hayakawa.tomoyasu@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
多くの回路計算問題を解くこと。 |