2018年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 地球環境とエネルギー | ||
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設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 木屋 幸蔵 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K11L |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 惑星としての地球の起源を踏まえ、炭素循環などの面から現在の地球環境の成り立ちを理解する。その上で石炭、石油、天然ガスなどの在来型資源の他、非在来型石油資源・天然ガス資源の成因、存在、化学的性質、利用技術などについて国際動向を含め学ぶ。特にそれらの生産技術や発電等のエネルギー変換技術に重点を置き、電源構成や産業構造などの理解を通してエネルギー社会全体について考える。さらに、水素エネルギー・燃料電池を中心とした新技術や工業製品、バイオマスや太陽光・太陽熱・風力・地熱・水力などの再生可能エネルギーにも言及し、エネルギー資源問題と地球温暖化、PM2.5などの地球環境問題の両者への取り組み方を学ぶ。併せて、循環型社会におけるライフサイクルアセスメント(LCA)等の手法も紹介する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
毎回、基本事項・図表・まとめを中心としたプリントを配付し、パワーポイントを用いそれを解説しながら授業を進める。また簡単なレポート・課題の提出も求める。 |
履修条件 | 高校の「化学」で有機化学の単元を履修していることが望ましい。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
日常的に新聞等によりエネルギー問題と地球環境に関する基本的知識、その背景となる社会情勢や国際動向に関する知識、情報の取得を心がけてほしい。またシラバスで毎回の「授業計画」の内容を確認し、不明な専門用語は事前に調べた上で授業に臨んでほしい。 |
授業計画
第1回 | 惑星としての地球 炭素循環 地球環境の成り立ち |
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第2回 | 資源・エネルギーから見た地球史、産業技術史 化石燃料(在来型資源)の起源と地球化学的考察 化学工業基礎事項 |
第3回 | 電源構成 エネルギー政策(国際動向も含めて) エネルギー変換技術(発電技術) 発電コスト 電力と電力量 国内電力問題(原子力発電・電力自由化) ガス自由化 |
第4回 | 石炭と石油(産業史、成因、埋蔵量、産出、化学的性質) 石炭の利用技術:コークス化・ガス化・液化・火力発電 石油の利用技術:石油精製と石油化学工業 |
第5回 | 天然ガス(成因、埋蔵量、産出、化学的性質、輸送、利用技術・発電技術) 【課題指示】 |
第6回 | 非在来型資源(成因、在来型資源との比較、生産技術、利用技術、国際動向) 非在来型石油資源(シェールオイル・オイルサンド・オイルシェール) 【課題回収】 |
第7回 | 非在来型天然ガス資源(シェールガス・タイトサンドガス・コールベッドメタン・メタンハイドレート) 【課題講評と振り返り】 |
第8回 | 再生可能資源と枯渇性資源 カーボンニュートラルとカーボンネガティブ バイオマス バイオエタノール バイオディーゼル燃料 メタン発酵 バイオマスプラスチック(生分解性プラスチック) |
第9回 | 再生可能エネルギー:太陽光・太陽熱・風力・地熱・水力など(発電技術を中心に:発電コスト、エネルギー変換効率、設備容量、発電電力量、設備利用率) |
第10回 | 水素エネルギー、燃料電池などの新技術とそれを応用した工業製品(水素燃料電池自動車、エネファームなど) コジェネレーションシステム 原子力関連諸問題(3・11以降の国内原子力政策と国際動向) |
第11回 | 地球環境諸問題:大気汚染・PM2.5、酸性雨、オゾン層破壊など(気圏を中心に) |
第12回 | 温室効果ガスと地球温暖化(CO₂以外の温室効果ガス、世界のCO₂排出量、IPCC) |
第13回 | 地球温暖化を巡る論争と国際動向(気象と気候、気候変動、太陽活動、氷期、COP22、パリ協定) |
第14回 | 環境問題への取組み(国内・国際動向) 循環型社会 グリーンケミストリー・サスティナブルケミストリーという考え方 LCAという考え方 |
第15回 | 全体的な振り返り 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
特になし(毎回資料プリントを配付)
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参考書 |
『エネルギー白書 2017』 経済産業省 編
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(60%) 授業出席状況・授業に取り組む姿勢(20%) レポート・課題(20%) 出席が総授業時間数の3/5に満たない場合は履修放棄として取り扱い、成績の査定は行いません。 |
質問への対応 | 授業中、授業終了後に教室で質問を受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎 8号館838号室 生命・物質化学科事務室 |
オフィスアワー |
月曜 船橋 10:30 ~ 11:00 8号館838号室
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学生への メッセージ |
1回の授業で最低3つは、自分にとっての新しい知識を身に付けてください。疑問に思う(疑う)・考える・調べる、この3つを習慣にし、数値・統計データ等に関しては情報端末としてのスマホを大いに利用してください。授業では分かりやすい話し方・説明を心がけます。皆さんは真面目な学習態度で臨んでください。 |