2018年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 有機化学Ⅰ | ||
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設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 赤澤 寛行 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K12L |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ①原子・分子の軌道と結合が説明できる. ②混成軌道が説明できる. ③有機化学で必要な酸と塩基の概念を説明できる.④有機化学で用いる構造式が描ける. ⑤有機化合物(特にアルカン、アルケン、アルキン)を命名できる. ⑥アルカン・シクロアルカン・アルケンの立体化学 が説明できる. ⑦有機反応の求核的・求電子的反応について説明できる. ⑧アルケン・アルキンの関わる反応について説明できる. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書やパワーポイントを中心とした講義形式および理解を深めるための小演習を行う. 分子模型が理解の手助けとなることがあるので持ってくること.命名法は反復学習が必要なので回数に関わらず毎回確認をする。 |
履修条件 | 有機化学概論を受講したことがあることが望ましい |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
授業計画に大まかな講義予定とその内容が記載されている教科書該当ページを記載しておくので, あらかじめ読んでおくこと. なお, 実際のページとのずれがある場合があるので, 内容も各自確認しながら読むこと. |
授業計画
第1回 | ガイダンス・原子の構造 p.1~p.7 命名法における炭素数の表し方 p.77 |
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第2回 | 小演習(1) 化学結合と原子価結合法(混成軌道) p.7~p.25 炭素鎖の表現方法, 構造の描画方法 |
第3回 | 小演習(2) 極性共有結合・電気陰性度・酸と塩基(ブレンステッド・ローリーの定義とルイスの定義) p.33~p.61 |
第4回 | 小演習(3) アルカン・シクロアルカン・アルケン・アルキンの命名法(1) p.68~85, p.100~p.106, p212~p.214, p.294~296 |
第5回 | 小演習(4) アルカン・シクロアルカン・アルケン・アルキンの命名法(2) p.68~85, p.100~p.106, p212~p.214, p.294~296 |
第6回 | 小演習(5) アルカンの立体化学 p.86~p.93 |
第7回 | 小演習(6) シクロアルカンの立体化学 p.106~p.125 |
第8回 | 小演習(7) 有機反応の種類, 反応機構 p.169~p.184 |
第9回 | 小演習(8) 反応エネルギー p.184~p.197 |
第10回 | 小演習(9) アルケンの立体化学, マルコフニコフ則, カルボカチオン p.215~236, p.297~299 |
第11回 | 小演習(10) アルケン・アルキンの反応(1) p.246~309 |
第12回 | 小演習(11) アルケン・アルキンの反応(2) p.246~309 |
第13回 | 小演習(12) アルケン・アルキンの反応(3) p.246~309 |
第14回 | 小演習(13) 有機化学Iまとめ |
第15回 | 平常試験およびその解説 |
その他
教科書 |
John McMurry著, 伊藤・児玉・萩野・深澤・通 訳 『マクマリー有機化学(上)』 東京化学同人 2017年 第9版
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参考書 |
荒井貞夫 著 『工学のための有機化学』 ライブラリ工科系物質科学3 サイエンス社 2001年 第初版
有機化学概論で使用していた教科書で構いません
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(50%), 小演習評価(20%), 授業への取り組み状況(30%) 出席が総授業時間数の3/5に満たない場合は評価しない. |
質問への対応 | 随時対応する |
研究室又は 連絡先 |
赤澤寛行:8号館835A室, akazawa.hiroyuki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
有機化学は書いて覚えることも大事ですが, 分子模型などを使用して立体的に考えると理解しやすいです. 言語と同じで覚えた知識を活かせるかどうかがカギとなります. |