2018年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 無機化学Ⅱ | ||
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設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 遠山 岳史 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K21F |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 21世紀の先端技術の基盤となる無機材料を理解するに必要な基礎知識の習得を目的として,無機化学Ⅰで修得した原理,法則をもとにトピックスも含め工学的実例を交えて水素,s-ブロック元素およびp-ブロック元素(ホウ素族,炭素族,窒素族)の物質各論を重点的に取り上げ講義する.これにより,周期表における各元素の位置と性質との相関と,それぞれの元素の工業的利用における意義を理解することができる. |
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授業形態及び 授業方法 |
無機化学の最近のトピックス,工学的な実例について板書形式で講義を行う.なお,授業内容を把握してもらうためにレポート提出も行う. |
履修条件 | 無機化学Ⅰを受講していることが望ましい. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
(予習)その回の授業で取り上げる元素の周期表での位置を確認しておくこと. (復習)周期表の前後の元素の性質,工業的利用方法の違いを整理しておくこと. |
授業計画
第1回 | 無機化学概論 周期表と元素の種類について電子軌道から解説する. |
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第2回 | 水素 水素の一般的性質と製造法,水素の利用と水素エネルギーについて解説する. |
第3回 | s-ブロック元素およびアルカリ金属(1) s-ブロック元素およびアルカリ金属の性質とリチウムの性質について解説する. |
第4回 | アルカリ金属(2) ナトリウムの性質と製法,およびカリウムの性質について解説する. |
第5回 | アルカリ金属(3)およびアルカリ土類金属(1) ルビジウム,セシウム,フランシウムの性質とアルカリ土類金属の性質について解説する. |
第6回 | アルカリ土類金属(2) ベリリウム,マグネシウム,カルシウムの性質と製法について解説する. |
第7回 | アルカリ土類金属(3)およびp-ブロック元素 ストロンチウム,バリウム,ラジウムの性質とp-ブロック元素の性質について解説する. |
第8回 | ホウ素族(1) ホウ素,アルミニウムの性質について解説する. |
第9回 | ホウ素族(2) インジウム,タリウム,ウンウントリウムの性質について解説する. |
第10回 | 炭素族(1) 炭素の性質について解説する. |
第11回 | 炭素族(2) ケイ素の性質について解説する. |
第12回 | 炭素族(3) ゲルマニウム,スズ,鉛,フレロビウムの性質について解説する. |
第13回 | 窒素族(1) 窒素およびリンの性質と製法について解説する. |
第14回 | 窒素族(2) ヒ素,アンチモン,ビスマスの性質と製法について解説する. |
第15回 | 平常試験およびその解説 |
その他
教科書 |
教科書はとくに指定はしないが,以下のいずれかの参考書があると講義の理解に役立つ.
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参考書 |
萩野 博,飛田博実,岡崎雅明 『基本無機化学』 東京化学同人 2016年 第3版
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(85%)とレポート(15%)により評価する. |
質問への対応 | 授業中,授業終了後において質問を随時受け付ける.また,メールによる質問も受け付ける.ただし,携帯電話からのメールはこちらからのメールを受信できるように設定をしておくこと. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎2号館 3階 237室 E-mail:touyama.takeshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 14:00 ~ 16:00 2号館3階237室
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学生への メッセージ |
無機化学の勉強はとかく暗記のように思われがちですが,電子軌道から考えれば元素ごとの特徴や用途が見えてきます.この講義では電子軌道を中心にして各元素の性質について講義します. |