2018年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | ベーシック化学工学Ⅰ | ||
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設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 松田 弘幸 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K22L |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 「物理化学概論」において講義した「化学プロセスの意義や内容」,また「物質の状態と物性」を踏まえて,幾つかの化学プロセスをめぐる物質の出入量の計算法の演習を通じて理解し,化学技術者にとって最も重要な物質収支の考え方を学ぶ.具体的な到達目標は次のようである. 1.物質収支の基本的な考え方を理解する 2.物理的操作をめぐるプロセスに物質収支を適用し,未知量を求めることができる 3.化学反応操作を含むプロセスに物質収支を適用し,未知量を求めることができる |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心とした講義形式で行うが,授業内容のより深い理解のため,出席をかねた演習ならびにレポート提出を実施する. |
履修条件 | 1年次前期科目「物理化学概論」で修得した物性・物質収支・エネルギー収支の基本を理解していること. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
予習 (1) 第1回はシラバスの内容を確認の上,授業に臨むこと. (2) 第2回目以降は,シラバスで毎回の「授業計画」の内容を確認し,教科書の該当する部分を予習したうえで授業に臨んでください. 復習 (1) 授業後は,その日のうちに授業中に指摘した重要事項について十分に復習し,理解を深めてください. (2)その際,授業中に出題された例題や演習問題があれば,解答を見ずに再度自分で解いてみることが肝要です. (3)宿題が課されていれば,後回しせずにその日のうちに済ませてしまいしょう. 他の学生の宿題の丸写しは,学習内容が自身に定着しませんから,自ら単位修得を難しくしている行為だと認識してください. |
授業計画
第1回 | 講義の概要についての説明を行う.具体的には,復習も兼ねて化学プロセスとは何か,化学技術の役割,化学プロセスにおける物質収支の重要性などを概説し,物質収支の考え方と収支計算の手順について説明する. |
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第2回 | 物理的操作をめぐる物質収支の第1回目として,混合プロセスにおける物質収支を説明する. |
第3回 | 物理的操作をめぐる物質収支の第2回目として,蒸発プロセスにおける物質収支を説明する. |
第4回 | 物理的操作をめぐる物質収支の第3回目として,蒸留プロセスにおける物質収支を説明する. |
第5回 | 物理的操作をめぐる物質収支の第4回目として,ガス吸収プロセスにおける物質収支を説明する. |
第6回 | 物理的操作をめぐる物質収支についての演習(中間試験)を行う. |
第7回 | 化学反応操作をめぐる物質収支の第1回目として,化学量論,限定反応物と過剰反応物の取り扱いとその物質収支を説明する. |
第8回 | 化学反応操作をめぐる物質収支の第2回目として,化学量論,限定反応物と過剰反応物の取り扱いとその物質収支に関する問題演習を行う. |
第9回 | 化学反応操作をめぐる物質収支の第3回目として,燃焼プロセスをめぐる物質収支について説明する. |
第10回 | 化学反応操作をめぐる物質収支の第4回目として,燃焼プロセスをめぐる物質収支にに関する問題演習を行う. |
第11回 | 化学反応操作をめぐる物質収支の第5回目として,リサイクルプロセスをめぐる物質収支を説明する. |
第12回 | 化学反応操作をめぐる物質収支の第6回目として,パージ操作をめぐる物質収支を説明する. |
第13回 | 化学反応操作をめぐる物質収支についての演習(中間試験)を行う. |
第14回 | 第6回および第13回に実施した演習(中間試験)の解説を行う. 講義全体についての質問を受け付ける. |
第15回 | 理解度を確認するための平常試験とその解説を行う. |
その他
教科書 |
日秋俊彦 編著,児玉大輔・栗原清文・松田弘幸・佐藤敏幸・松本真和 著 『標準化学工学Ⅰ 収支・流体・伝熱・平衡分離』 朝倉書店 2018年
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験80%,中間試験5%,レポート10%,授業への取り組み状況5% |
質問への対応 | 講義中・終了後.E-Mailでも可能です. |
研究室又は 連絡先 |
物質応用化学科化学工学研究室(駿河台校舎2号館1階215号室) 連絡先は授業中に指示する. |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:20 船橋校舎8号館3階生命・物質化学科事務室
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学生への メッセージ |
・講義中の例題の解法や,演習に計算機が必要です.必ず電卓等を用意して下さい. ・化学工学の問題は一見すると複雑で,計算量も多いので,苦手意識を持つ学生がたくさんいると思います.しかし,基本的な知識や単純な発想を十分に活用していけば簡単に解くことができるのです.このことを講義,とくに問題演習で示していきます. |