2018年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 高分子合成化学 | ||
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設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 澤口 孝志 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K22R |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | プラスチック、ゴム、繊維などの高分子素材は、先端技術から日常生活まで我々の生活において不可欠の材料である。これらの高分子素材が、どのように合成されているのかを、最新のトピックスを交えて解説する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心とした講義形式で行う。また、講義と並行して演習を行う。 |
履修条件 | 選択 高分子科学の内容を理解していることを前提に授業を進めます。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
以下について、予習しておくこと 有機化学:エステル化などの基礎の有機反応、電子供与性、電子求引性、ラジカル 物理化学:反応速度(特に2次反応速度式) |
授業計画
第1回 | 講義概要の説明 高分子合成反応と高分子材料 |
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第2回 | 高分子量体を得るには-1 主反応の反応確率、化学平衡 |
第3回 | 高分子量体を得るには-2 天井温度 |
第4回 | 逐次重合の統計論的解析-1 数平均重合度 |
第5回 | 逐次重合の統計論的解析-2 等モル性、重縮合における数平均分子量の時間依存性 |
第6回 | 逐次重合の統計論的解析-3 重付加における数平均分子量の時間依存性 |
第7回 | 逐次重合の統計論的解析-4 分子量分布の時間依存性 |
第8回 | 連鎖重合の速度論的解析-1 4つの素反応 |
第9回 | 連鎖重合の速度論的解析-2 緩慢開始と迅速開始の特徴 |
第10回 | ラジカル重合の特徴 2分子停止、4つの仮定 |
第11回 | ラジカル重合の速度論的解析-1 全重合反応速度 |
第12回 | ラジカル重合の速度論的解析-2 全重合反応速度と重合率の関係、ゲル効果 |
第13回 | ラジカル重合の各素反応について-1 開始反応、成長反応、停止反応 |
第14回 | ラジカル重合の各素反応について-2 連鎖移動反応 |
第15回 | 演習および解説 |
その他
教科書 |
妹尾学、栗田公夫、矢野彰一郎、澤口孝志 『基礎 高分子科学』 共立出版
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参考書 |
大津隆行 『改定 高分子合成の化学』 化学同人
慶伊富長 『反応速度論』 東京化学同人
他にも多数の著書がありますので、探して読んでみてください。
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験(80%),授業への取り組み状況および平常試験(20%)により評価する。 出席が総授業時間数の3/5に満たない場合は、履修放棄として取り扱い、成績の査定は行いません。 |
質問への対応 | 講義中に対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
E-mail: sawaguchi.takashi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
21世紀は地球環境保全を如何にして達成するかが問われています。特に二酸化炭素排出削減のために鉄鋼に変わる高分子素材として、繊維強化プラスチック(例えば、軽量化高強度材料である炭素繊維などで強化したプラスチック)複合材料が注目されています。高分子の造り方の十分な理解が新しい高分子素材の開発と発展につながります。一緒に学んでいきましょう! |