2018年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 生命科学 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 西村 克史 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K33G |
クラス | 注:前期後半 | ||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 生命系の学問の土台であり,また,バイオテクノロジーの基礎である生物学の基本的な考え方と基礎知識の習得を目的とする。生命とは何かを細胞レベルを中心とした物質面(構造)と機能面から身につける。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
教科書にしたがって講義形式で授業を行うので必ず教科書を持参すること.レポート課題はPowerPoint, Impress, or Keynoteファイルとして提出する.また,代表者がプレゼンテーションを行う. |
履修条件 | 生命科学概論の内容を十分に理解しておくこと.また,有機化学概論,物理化学概論,無機化学概論,生化学の内容を習得していることが望ましい.レポート課題はPowerPoint, Impress, or Keynote形式で提出するので,演習室などを利用して,必要な知識と技術を身につけておくこと. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
授業の終了時に次回の講義範囲を指示するので、その部分を予習しておくこと.授業は予習済みを前提に進める.習得すべき内容は演習問題として課すので,十分に復習し理解しておくこと。 |
授業計画
第1回 | 生命とは?,生体分子 予習内容:生体とは何かを調べる 復習内容:生命の特徴が言える。生体分子が挙げられる。 |
---|---|
第2回 | 細胞1:基本構造と細胞内小器官1 予習内容:細胞構造を調べる 復習内容:真核細胞(動物細胞・植物細胞)と原核細胞の構造が書ける。細胞内小器官の構造が書ける。 |
第3回 | 細胞2:細胞内小器官2 予習内容:細胞内小器官を調べる 復習内容:細胞内小器官の名称と機能が言える。 |
第4回 | 細胞3:細胞分裂と細胞周期 予習内容:細胞分裂について調べる 復習内容:細胞周期の4つの期の名称と特徴が言える。体細胞分裂と減数分裂を説明できる。体細胞分裂と減数分裂の違いを説明できる。 |
第5回 | 細胞の構成成分1:糖質 予習内容:糖について調べる 復習内容:糖質の定義が言える。グルコースの直鎖構造・環状構造が書ける。アノマー炭素が説明できる。デンプンとセルロースの構造が書ける。 |
第6回 | 細胞の構成成分2:脂質、演習1 予習内容:脂質について調べる 復習内容:脂質の定義が言える。脂肪酸の特徴と命名法を説明できる。トリグルセリドとリン脂質と糖脂質の特徴が言える。トリグリセリドの構造が書ける。 |
第7回 | 細胞の構成成分3:アミノ酸とタンパク質 予習内容:アミノ酸について調べる 復習内容:アミノ酸の特徴が言える。アミノ酸の一般式が書ける。アミノ酸の側鎖の性質が言える。タンパク質の特徴が言える。 |
第8回 | 酵素・補酵素・ビタミン 予習内容:ビタミンについて調べる 復習内容:酵素の特徴が言える。sv曲線を描きkmとvmaxを求めることができる。補酵素とビタミンの例を挙げられる。 平常試験1 |
第9回 | 平常試験1の解説 細胞の構成成分4:核酸 予習内容:核酸について調べる 復習内容:ヌクレオチドの一般式が書ける。ATPの構造が書ける。二重らせんと塩基対を説明できる。 |
第10回 | 核酸と遺伝子、演習2 予習内容:DNAについて調べる 復習内容:遺伝子の複製が説明できる。セントラルドグマが説明できる。転写と翻訳が説明できる。 |
第11回 | 遺伝子組換え技術 予習内容:遺伝子組換え操作について調べる 復習内容:遺伝子組換え技術の基本を説明できる。遺伝子組換え技術の応用例を説明できる。 |
第12回 | 動物細胞のエネルギー生産1 予習内容:エネルギー物質について調べる 復習内容:解糖系におけるATPとNADHの収支が説明できる。解糖系の概要を説明できる。クエン酸サイクルにおけるATPとGTPとNADHとの収支が説明できる。クエン酸サイクルにおける炭素数の変化を説明できる。 |
第13回 | 動物細胞のエネルギー生産2 予習内容:エネルギー生産に関わる細胞内小器官について調べる 復習内容:ミトコンドリアにおけるエネルギーの獲得方法を説明できる。 |
第14回 | 演習3、研究発表及び討論 予習:研究発表課題について調べて,レポートを作成する 平常試験2 |
第15回 | 平常試験2の解説 |
その他
教科書 |
秋久俊博・長田洋子編集 『生体分子化学』 共立出版 2008年 第2版
教科書は生命科学概論と生化学と共通です。また,理工学部の生命科学系の授業(基礎生命科学,生命科学I,生命科学III)とも共通の教科書です。
|
---|---|
参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験:90%,課題提出・発表・討論等10%の割合で評価する。 短期大学部の決まりにより,出席回数が総授業回数の5分の3に満たない場合,学業成績の査定を行わない(単位修得できない)。 |
質問への対応 | 基本的には、授業中&終了直後に対応。居室への訪問も可能。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋836室(内5588)、駿河台228B室(内824)、nishimura.katsushi@nihon-u(+ .ac.jp) |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:20 ~ 13:10
|
学生への メッセージ |
やる気のある学生諸君と、共に考え共に学ぶのを楽しみにしています。やる気のない(騒がしい)者には退出を命じます。 |