2018年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 環境化学 | ||
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設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 角田 雄亮 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K33R |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 昨今の環境問題の中でも特に廃棄物の問題は人間の生活と密接に関連しており、解決するた めには社会全体で取り組む必要がある。これらの取り組み(環境基本法などの法律整備、リサイクルの推進)を中心に学習し、生活を豊かにする化学技術の在り方について考察することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを使用した講義を行う。講義資料は事前に配布する。 |
履修条件 | 地球環境とエネルギーを受講していることが望ましい。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
講義内容に関する未知事項の予習や重要事項の復習を行う。講義資料の予習・復習のため1時限分の講義に対してそれぞれ1時間程度の自学自習が必要。日常的な資源・環境に関する知識について身に付けておくこと。 |
授業計画
第1回 | 講義内容の説明 環境問題に対する基本的な考え方について説明する。 |
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第2回 | 廃棄物による環境問題 過去の環境問題(主に公害)について説明し、現在の環境問題への移り変わりを講義する。 |
第3回 | 廃棄物の処理状況 産業廃棄物と一般廃棄物の処理状況について有効利用方法も合わせて確認する。また、これらを統括する法律体系について概説する。 |
第4回 | 廃棄物の再資源化技術(1) 容器包装リサイクル法について概説し、これに関する化学技術について具体例をもとに解説する。 |
第5回 | 廃棄物の再資源化技術(2) 家電リサイクル法および食品リサイクル法について概説し、これらに関する化学技術について具体例をもとに解説する。 |
第6回 | 廃棄物の再資源化技術(3) 廃棄物系バイオマスの利用方法および建設リサイクル法について概説し、これらに関する化学技術について具体例をもとに解説する。 |
第7回 | 廃棄物の再資源化技術(4) 自動車リサイクル法について概説し、これに関する化学技術について具体例をもとに解説する。また、繊維廃棄物のリサイクルの現状と課題について解説する。 |
第8回 | ここまでの講義内容に対する理解度確認試験(中間試験)とその解説を行う。 |
第9回 | 他国の廃棄物処理対策 ドイツにおける廃棄物処理対策および自然エネルギー導入の推進方法について解説する。 |
第10回 | 省エネルギー対策 日本における自然エネルギーの導入実績およびエネルギー効率の高い化学技術について具体例をもとに解説する。 |
第11回 | 核エネルギー利用に関する基礎知識 原子力発電の仕組みを概説し、利用の導入について考察する。 |
第12回 | ライフサイクルアセスメント(1) 環境評価の考え方について概説する。 |
第13回 | ライフサイクルアセスメント(2) 環境評価について例題を用いて具体的な方法について解説する。 |
第14回 | ライフサイクルアセスメント(3) 環境評価について課題を解きながら具体的な方法を身に付ける。 |
第15回 | 理解度確認試験(期末試験)とその解説 |
その他
教科書 |
教科書は用いず、参考資料を配布する。
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参考書 |
安原昭夫、小田淳子 『地球の環境と化学物質』 三共出版 2007年 第1版
北野大、及川紀久雄、久保田正明 『資源・エネルギーと循環型社会』 三共出版 2003年 第1版
『環境科学要論』 世良力 東京化学同人 2011年 第3版
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成績評価の方法 及び基準 |
中間試験50%、平常試験50%で評価する。 |
質問への対応 | 授業中外を問わず、随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
物質応用化学科 化学工学研究室(駿河台校舎2号館3階231A室) E-mail: kakuta.yusuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 15:00 ~ 16:00 2号館3階231A室
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学生への メッセージ |