2018年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 分析化学Ⅰ | ||
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設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 櫻川 昭雄 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K42L |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 物質を構成する成分の種類や含有量を明らかにするため化学分析が行なわれるが,その理論を追求するのが分析化学である。溶液内の諸反応における化学量論ならびにその平衡についての基礎を学めば、いろいろな状況における溶液の性質が理解できるようになる。例えば沈殿の溶解度積から沈殿生成が推測できたり、酸塩基反応を正確に理解すればpHの計算が可能になる。よって溶液の性質を決める各パラメーターの計算法とその応用を修得することを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書を解説すると共に,板書を中心とした講義形式で行なう。 なお,復習を兼ねて演習を授業中に実施する。 |
履修条件 | 大学での基礎的な無機化学、分析化学の内容および高校の化学における分析化学に関した内容を理解しておくこと。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
高校等で学ぶ対数や指数の数式の計算が必須となので、授業を受ける前に復習して置くこと。 |
授業計画
第1回 | 授業ガイダンス 教科書の紹介と説明 授業内容の説明 (化学における分析化学の存在位置および学習内容) |
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第2回 | 溶液の濃度表示法と化学分析に利用される化学反応 モル濃度、%濃度や希薄濃度を示すppmなどの説明 化学反応の種類と化学平衡 化学で用いられる濃度の表示法について予習し、具体的な計算法を復習して理解する。 |
第3回 | 分析化学に用いられる数値の取り扱い 有効数字ならびに数値の丸め方 分析結果の信頼性を示す計算法(標準偏差など) 有効数字などの数値の取扱法について教科書等で予習し、具体的な計算法を復習して理解する。 |
第4回 | 水溶液と化学平衡 溶媒としての水の役割、活量と活量係数 モル濃度と活量の相違点 専門用語等を教科書の記述を予習し、具体的な計算法を復習して理解する。 |
第5回 | 活量および活量係数の求め方 デバイーヒュッケルの式とイオン強度 計算で用いられる各項の内容を予習して理解し、授業後、具体的な計算の実施して理解を深める。 |
第6回 | 沈殿生成平衡(1) 溶解度と溶解度積の計算 水酸化物の沈殿とpHの関係 共通イオン効果 用語を教科書等で理解してから授業に参加し、授業後、具体的な計算を復習として実施して理解を深める。 |
第7回 | 沈殿生成平衡(2) 沈殿の生成過程 <理解度確認確認試験(1)と解説> |
第8回 | 酸・塩基平衡(1) 各種の酸・塩基説の説明 強酸と弱酸及び強塩基と弱塩基 の濃度を求める理論式 溶液のpH計算等についての知識を整理してから授業に参加し、復習として具体的な計算を実施して、理解を深める。 |
第9回 | 酸・塩基平衡(2) 酸・塩基の濃度を求める理論式 溶液内での電荷収支と物質収支 pHの計算式を誘導する考え方を教科書等であらかじめ予習して理解し、復習として具体的な計算を実施して、理解を深める。 |
第10回 | 酸・塩基平衡(3) 弱酸および弱塩基のpH計算、弱酸の塩および弱塩基の塩のpH計算式 溶液の内容によって用いられるpH計算式が異なることを予習によって理解し、復習として具体的な計算を実施して、理解を深める。 |
第11回 | 酸・塩基平衡(4) 弱酸及び弱塩基のpH計算 <理解度確認試験(2)と解説> |
第12回 | 酸・塩基平衡(4) 低濃度の強酸及び強塩基のpH計算 溶液の内容によって用いられるpH計算式が異なることを予習によって理解し、復習として具体的な計算を実施し、理解を深める。 |
第13回 | 酸・塩基平衡(5) 緩衝作用と緩衝液のpH計算 溶液の内容によって用いられる計算式が異なることを予習によって理解し、復習として具体的な計算を実施し、理解を深める。 |
第14回 | 酸・塩基平衡(6) 多プロトン酸のpH計算 溶液の内容によって用いられる計算式が異なることを予習によって理解し、復習として具体的な計算を実施し、理解を深める。 |
第15回 | 酸・塩基平衡(7) <理解度確認試験(3)と解説> |
その他
教科書 |
本水 他 『基礎教育シリ-ズ・分析化学(基礎編)』 東京教学社 2010年 第1版
講義のとき,教科書を必ず持参すること。
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参考書 |
本水 他 『分析化学演習』 東京教学社 2004年 第3版
本水 他 『基礎教育シリーズ 新版 分析化学実験』 東京教学社 2012年 第2版
講義のときに指示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験(80%)及び平常点(20%)。 |
質問への対応 | 講義終了後に質問の時間をとる。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎2号館224-B室 E-mail:sakuragawa.akio@nihon-u.ac.jp 03-3259-0801 |
オフィスアワー |
木曜 船橋 12:20 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
社会では大学で化学を学んだ者として、常識的に理解している内容と考えられていることが多い範囲の教科です。ここで学習する内容をしっかり身に付けて、社会に出て行って欲しいと思います。 |