2018年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目
設置情報
科目名 |
生命の科学
健康科学と現代医療
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 上野 光一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N53P |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 現代社会における医療をめぐる様々な問題を、自らの頭で考え、そこから解決の糸口を見いだせる思考力を養うことを目標とする。また、雑誌や新聞などの健康・医療にかかわる記事を読む際に、問題点を把握し理解が出来るような基本的な知識と素養を身につけることも目標とする。さらに、現代を生きる力と医療の問題点並びに将来像について議論できる力を涵養する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書を使用するほか、PCプロジェクターを用いて講義する。プロジェクター資料は配布する。 |
履修条件 | 高校の生物学の知識をベースに持っていれば問題なく講義は理解出来る。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容 |
特に予備学習は必要ないが、次回講義内容については事前に、教科書や関連する雑誌・新聞・科学誌などで記事を読んでおくことを薦める。 |
授業計画
第1回 | 15回の講義内容の全体の解説、ヒトが生きるとはどういうことかについて考える。 |
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第2回 | ヒトはなぜ1日に3度の食事をするのだろうか?代謝とエネルギー、栄養素の生化学について考える。 |
第3回 | 体によい「あぶら」と悪い「あぶら」は何が違うのだろうか?脂質代謝と栄養・エネルギー 甘いものを食べると何故太る?脂肪の重要性について考える。 |
第4回 | サプリメントは本当に体にいいの?ビタミンとミネラルの生理作用について考える。 |
第5回 | 健康食品を賢く摂取するには?健康食品と医薬品の違いについて考える。 |
第6回 | 昆布のダシは、海の中で出ないの?細胞の構造と機能について考える。 |
第7回 | DNAは、細胞の設計図ってどういう意味だろうか?プロテインを飲むと筋肉が増えるだろうか?遺伝子の構造と機能について考える。 |
第8回 | 細胞はどうやってコミュニケーションしているのだろうか?細胞内外の情報伝達機構について考える。 |
第9回 | 2つの細胞から体ができあがるしくみ、発生と分化について考える。遺伝子による細胞の運命決定、遺伝子のキズと修復、ガン化について考える。 |
第10回 | アレルギーってなに?免疫システムと生体防御について考える。自己免疫疾患、気管支喘息、アトピー性疾患などについて考える。 |
第11回 | 細胞の時間を巻き戻すことは可能だろうか?iPS細胞とES細胞。再生医療の現状と未来について考える。 |
第12回 | 私たちはなぜ 老い、死ぬのか?生老病死の生物科学について考える。アポトーシスと細胞死。生きていくうえで必要な細胞死について考える。 |
第13回 | どうして女と男はこうも違うのか、オスとメスの生物学について考える。 |
第14回 | 性差医療と現代医療について考える。男に良い医療、女に良い医療を提供するしくみについて考える。 |
第15回 | 第4次産業革命の真っただ中の現代、いま知っておきたい、世界を変える「技術」とは?近未来社会と私たちの将来、残る職業と消える職業、大学とベンチャー企業ーバイオサイエンス事業ーバイオビジネスなどについて考える。 |
その他
教科書 |
吉村成弘 『大学で学ぶ 身近な生物学』 (株)羊土社 2016年 第2版
本書は、化学構造式や化学反応式ばかりでとても難しそうにみえる生命科学を、「身近に」感じてもらうことを主眼に書かれたものです。最初は難しいかもしれませんが、15回最後まで受講すれば「なるほど、これが現在医療に貢献する生命科学か」と、納得されると思います。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
講義期間中数回、講義終了前に、テーマを与えて簡単な小論文(レポート)を書いていただく。出欠の確認をする目的と授業の理解度を知るために行うものである。 |
質問への対応 | 講義終了後、教室にて受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
健康寿命、現代医療やバイオサイエンスに興味のある学生諸君の積極的参加を望みます。 |