2018年 大学院理工学研究科 シラバス - まちづくり工学専攻
設置情報
科目名 | 環境まちづくり特論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 井伊 亮太 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E35A |
クラス |
概要
学修到達目標 | まちづくりに関連した環境への影響や環境保全対策について基礎的な知識を習得する。特に、日本は2050年までに温室効果ガスを80%削減することを目標としているが、その中でも主要でありかつ、まちづくりとも関連の深い二酸化炭素の観点より、エネルギーシステムを対象として環境面・省エネルギー面からの評価手法の基本的な考え方を身に付ける。 また、環境面での持続可能性も目標に掲げているまちづくりの国内外の事例について知る。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントと板書を併用し講義及び簡単な演習を行う。適宜、事前に指定した課題に対する報告(発表)やグループワークを行う場合がある。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
授業の事前に課題図書等を指定する場合や、事前又は事後にレポートの提出を求める場合がある。 |
授業計画
第1回 | 半年間の進め方について、まちづくりと環境保全 |
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第2回 | まちづくりとエネルギー①低炭素社会、特徴的な取組事例 |
第3回 | まちづくりとエネルギー②省エネルギーと評価指標、建築物のエネルギーシステム |
第4回 | まちづくりとエネルギー③エネルギーの面的利用 |
第5回 | まちづくりとエネルギー④エネルギーシステムの効率の評価 |
第6回 | まちづくりとエネルギー⑤再生可能エネルギー事業 |
第7回 | まちづくりとエネルギー⑥環境負荷量の算定と削減効果の評価 |
第8回 | まちづくりと物質循環(廃棄物処理システムと廃棄物エネルギー利活用) |
第9回 | まちづくりと水循環 |
第10回 | まちづくりと土壌汚染 |
第11回 | まちづくりと生物多様性、野生鳥獣 |
第12回 | まちづくりにおける環境配慮の仕組み(環境アセスメント) |
第13回 | 環境面の持続可能性を目標に掲げているまちづくりの事例①国内の取組み |
第14回 | 環境面の持続可能性を目標に掲げているまちづくりの事例②国外の取組み(計画) |
第15回 | 環境面の持続可能性を目標に掲げているまちづくりの事例③国外の取組み(事業) |
その他
教科書 |
教科書は特に指定しないが、講義中に適宜参考となる文献等を紹介する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
「LIME2―意思決定を支援する環境影響評価手法」産業環境管理協会 (2010/12)
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成績評価の方法 及び基準 |
発表・レポート(50%;実際に足を運んで見たことや手を動かして調べたことを優位に評価します。)及び出席状況(50%)による。 |
質問への対応 | 授業中に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
本講義は、今年が二回目です。なるべく実例の紹介を多く取り入れることなどにより、具体的なイメージを持っていただくことを大事にしたいと思います。同時に、やや抽象的となりますが、私が専門としてきた「環境負荷量の評価手法」について簡単な演習問題に取り組んでいただくことで、世の中で主張されているエネルギーやCO2に係る「数字」を、イメージでごまかされることなく理解するために必要となる基本的な視点をお伝えできればと思っています。 |