2018年 大学院理工学研究科 シラバス - 電子工学専攻
設置情報
科目名 | 宇宙通信システム工学 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 電子工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 三枝・小林 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J35A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 宇宙通信システム工学の学習を通して,無線通信システム全般の知識,考え方を養うことができる. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントによる講義を中心に,必要に応じてディスカッション,演習および発表会形式を組み合わせて行う. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
1.本専攻の学生は,学部での電波工学および通信工学の基礎知識が必要です. 2.電子工学専攻以外の学生は,本科目の履修目的を明確にして下さい. |
授業計画
第1回 | イントロダクション 宇宙通信システム工学の概要1(携帯電話システムとの違い,宇宙環境,機能,特徴と用途の全般,衛星の軌道) |
---|---|
第2回 | 宇宙通信システム工学の概要2(宇宙通信で使われる周波数,電波伝搬特性(固定,移動体),衛星と地球局の基礎知識:静止衛星/非静止衛星から超高速インターネット衛星(高周波回路素子技術も含む)) |
第3回 | 通信衛星,放送衛星:システム構成(特徴,目的,これまでの開発経緯,衛星技術と地球局技術) |
第4回 | 低軌道衛星,超小型衛星:システム構成(特徴,目的,これまでの開発経緯,衛星技術と地球局技術,移動通信も含む) |
第5回 | 深宇宙通信:システム構成(特徴,目的,これまでの開発経緯,衛星技術と地球局技術) |
第6回 | 地球観測衛星:システム構成,観測目的,方法 |
第7回 | GPS:原理,システム構成,みちびき(準天頂衛星システム),利用形態 |
第8回 | 衛星間通信:レーザー通信のシステム構成 |
第9回 | 国際宇宙ステーションの通信システム概要 |
第10回 | 宇宙通信システムの回線設計1:自由空間損失,アンテナ特性,高周波回路素子特性 |
第11回 | 宇宙通信システムの回線設計2:干渉問題,蝕モード運用,回線設計例 |
第12回 | ディジタル衛星通信:アナログとディジタルの違い,システム構成,ディジタル変復調方式(通信速度),符号化,周波数利用効率とビット誤り特性 |
第13回 | マイクロ波電力伝送:太陽発電衛星システムの構成 |
第14回 | 今後の展望,課題:IoT時代へ向けた衛星通信技術(5Gシステムの概要も含む) |
第15回 | 全体のまとめ,レポート課題の説明 |
その他
教科書 |
必要に応じて授業内容に沿った論文やプリントを配布する.
|
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
授業の際,提示する.
|
成績評価の方法 及び基準 |
講義中の討議,発表またはレポートにより総合評価する. |
質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
kobayashi.kazuhiko@nihon-u.ac.jp saegusa.kenji@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 09:00 ~ 10:30 三枝
|
学生への メッセージ |