2018年 大学院理工学研究科 シラバス - 情報科学専攻
設置情報
科目名 | 画像工学特論 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 情報科学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 西脇 大輔 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K51A |
クラス |
概要
学修到達目標 | コンピュータによるディジタル画像処理技術の基礎と最新動向を理解し、その多方面での実応用を理解する。同時に、世の中のいろいろな場面で用いられている高度な画像処理技術の適用例を探し出す目を養い、最先端のITや知能情報技術を実問題に適用する能力や問題意識を養う。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
教室での講義、論文、文献を用いた輪講形式の討論 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
課題実習では画像データを処理するので、プログラミング基礎は必須。 数理解析、多変量解析や画像処理の知識とそれらの領域におけるプログラミング経験があるとよい。 |
授業計画
第1回 | 画像工学の概論解説 |
---|---|
第2回 | 画像処理とは(1): 画像処理の基礎およびコンピュータで画像を処理する必然性について |
第3回 | 画像処理とは(2): 基本手法である点処理、ヒストグラムからの閾値自動決定法 |
第4回 | 画像処理とは(3): 画像の局所処理、エッジ抽出処理、平滑化処理 |
第5回 | 画像処理とは(4): 2値画像処理、連結成分ラベル付け、ハフ変換 |
第6回 | 画像処理の実応用(1): 光源管理の重要性 |
第7回 | 画像処理の実応用(2): 画像からの注目物体検出(高次局所自己相関) |
第8回 | 画像処理の実応用(3): 領域分割、セグメンテーション |
第9回 | 画像処理の実応用(4): グラフカット応用 |
第10回 | 画像処理の実応用(5): 実世界理解のための車載画像認識(標識などの剛体) |
第11回 | 画像処理の実応用(6): 実世界理解のための車載画像認識(歩行者などの非剛体) |
第12回 | 画像処理の実応用(7): 実世界理解のための三次元計測法と三次元再構成 |
第13回 | 画像処理の実応用(8): 実世界理解のための三次元計測(ステレオ計測) |
第14回 | ステレオ計測実習1 |
第15回 | ステレオ計測実習2 |
その他
教科書 | |
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
高木幹雄・下田陽久監修 『新編画像解析ハンドブック』 東京大学出版 2004年
|
成績評価の方法 及び基準 |
通常授業における質疑、実習課題レポート |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
西脇 大輔(船橋校舎2号館212室) |
オフィスアワー |
水曜 船橋 13:20 ~ 14:50
|
学生への メッセージ |
カメラの普及を背景に様々な応用が広がっていいます。 画像処理の基礎的手法を概観した後、監視や実用化真近の自動運転等に使われる最新技術と応用事例を紹介します。パターン認識と併せて実世界センシングに必要な分野です。 |