2018年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 |
エネルギー資源化学特論
エネルギー環境問題 現状の課題と解決へのアプローチ
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 高津 淑人 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L15A |
クラス |
概要
学修到達目標 | ・持続的発展に必要なエネルギー資源を議論できるようになる。 ・エネルギーの浪費を防ぐ意識を高めることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
(講義)配布する資料に基づいて、パワーポイントと板書を併用しながら講義を進める。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
毎回の授業で教員が指示する事前学習等による予習と授業内容の振り返り等による復習で1時限分(90分)の授業に対して4時間超の自学自習が必要 |
授業計画
第1回 | 「エネルギーバランスの概要」 ・エネルギー資源の消費量とエネルギー利用量の乖離状態を説明し、その理由を考える。 |
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第2回 | 「石油資源の枯渇」 ・石油資源の埋蔵量と生産量のバランスを紹介する。 ・石油資源の埋蔵量と生産技術の関連性を説明する。 ・石油資源の最新動向を調査する。 |
第3回 | 「シェールガス」 ・シェールガスと天然ガスの違いを説明する。 ・シェールガスが世界のエネルギー事情に及ぼす影響を説明する。 ・シェールガスの将来を考える |
第4回 | 「新しい石油資源」 ・実用されている新しい石油資源の性質、埋蔵量、利用のための科学技術を紹介する。 ・将来の実用が期待される新しい石油資源を紹介する。 |
第5回 | 「電力の発生.その1」 ・エネルギー資源を基準にした発電効率を評価する。 ・発電効率を高めるための実用技術を紹介する。 |
第6回 | 「電力の発生.その2」 ・燃料電池の特徴を説明する。 ・電力貯蔵の意義を考える。 ・様々な電力貯蔵技術を紹介する。 |
第7回 | 「廃棄物のエネルギー利用.その1」 ・廃棄物発生の現状を理解する。 ・「ごみ発電」の概要・問題点を説明する。 |
第8回 | 「廃棄物のエネルギー利用.その2」 ・ごみが持つエネルギーの新たな利用方法を紹介する。 (プラスチックリサイクル、バイオガスなど) |
第9回 | 「エネルギーの徹底利用.その1」 ・家庭生活に欠かせない省エネ型家電製品の仕組みを説明する。 ・家庭生活で消費されるエネルギーの内訳を理解する。 |
第10回 | 「エネルギーの徹底利用.その2」 ・家庭での省エネ活動に対する経済効果を理解する。 ・産業界で実用される様々な省エネ技術を紹介する。 |
第11回 | 「植物資源の利用.その1」 ・植物資源の化学的特徴を理解する。 ・植物資源を利用する現存の産業技術を紹介する。 |
第12回 | 「植物資源の利用.その2」 ・植物資源の新たな利用方法とそれらの要素技術を説明する。 (バイオエタノール、バイオディーゼル、バイオリファイナリー) |
第13回 | 「温室効果ガスの蓄積.その1」 ・温室効果ガス蓄積の現状と人類に対する影響を紹介する。 ・温室効果をシミュレーションする。 |
第14回 | 「温室効果ガスの蓄積.その2」 ・温室効果ガスの蓄積を防ぐ社会制度を紹介する。 ・温室効果ガスの蓄積を防ぐ科学技術を説明する。 |
第15回 | 「平常試験およびその解説」 |
その他
教科書 |
教科書は使用せず、オリジナルの講義用資料を配布します。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
『新・有機資源化学』 平野勝巳、古川茂樹、菅野元行、真下清、鈴木庸一、山口達明 三共出版 2011年 第1版
インターネットで無料閲覧できる「エネルギー白書(経済産業省)」も重要な授業用資料です。アドレスは授業にてお知らせします。
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成績評価の方法 及び基準 |
課題演習等を通じた授業への取り組み状況(50%)と平常試験の結果(50%)に基づいて評価します。 |
質問への対応 | 授業後30分以内は講師控室で質問に対応します。前述の時間以外では、メールにより対応します |
研究室又は 連絡先 |
東京都市大学工学部エネルギー化学科(mkozu@tcu.ac.jp) |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
エネルギー資源の知識は、工業技術者に欠かせません。本科目で学んだ内容がみなさんの研究活動・将来の業務に活きることを願います。 |