2019年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | デザイン文化思想 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 柴山 英樹 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | P33K |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ・感情と想像力の多様な働きを理解し、その表現や解釈を通じて、世界のつながりを多角的に考えることができる。 ・気づいたこと、感じたこと、考えたことについて、様々な言葉を駆使して、表現することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
古今東西の興味深いデザイン(絵画、音楽、詩、祭、建造物、工芸品、写真など)の作者や、批評家、美学者、科学者たちの思想を検討しながら、デザインを媒介としたコミュニケーションのと特徴と可能性を探究します。人間の想像力によるデザインの生成行為を追体験し、言葉による探究を繰り返しながら批評する力を身に付けていきます。講義を聴いて感じ、考えたことをミニレポートに表現し、授業直後に提出してください。また、授業外に取り組む課題もあり、各自が取り組んで期日までに提出してください。 |
履修条件 | 想像力やデザインに関心のある学生 環境ライフサブメジャー・コース設置科目 |
授業計画
第1回 | 「デザイン文化思想」学習の目的と授業計画 ・デザインという言葉の意味とその広がりについて考える 【事前学習】「デザイン」という言葉から何を思い浮かべるだろうか、いくつか挙げておくこと。(80分) 【事後学習】講義内容を踏まえて、どのような「デザイン」に関心があるのかについて考える。(160分) |
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第2回 | 世界をどう観察し、世界をどう表現するのか ・デューラー/ダ・ヴィンチ/カラヴァッジョ/レンブラント/フェルメール 【事前学習】自分の関心のある画家について、図書館等で調べて、その表現の特徴について、予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】講義内容を踏まえて、世界の捉え方と造形表現の関係について考える。(160分) |
第3回 | アートをどう見るのか、アートをどう表現するのか ・現代アート/アート鑑賞/批評/ソーシャル・ビュー 【事前学習】何を表現しているのかわからない不思議なアートを探し、自分なりにその意味を考えてみること。(80分) 【事後学習】作品の様態を言葉で丁寧に説明したり、作品の魅力と欠点を探して言葉で表現してみる。(160分) |
第4回 | 自然とデザイン ・アフォーダンス/アナロジー/アブダクション/プロポーション/流線型 【事前学習】自分が美しいと感じるデザインはどのようなものだろうか、いくつかの観点を予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】図書館で授業内で紹介した参考図書などを探し、講義内容の理解を深める。(160分) |
第5回 | 組み合わせをどう考えるのか ・コラージュ/モンタージュ/アッサンブラージュ/ブリコラージュ 【事前学習】上記の「コラージュ」などの言葉について調べて、それぞれの意味や違いについて予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】新たな発見や気づきをもたらす意外な組み合わせについて探究する。(160分) |
第6回 | 愛着を感じるデザイン ・民藝/柳宗悦/他力思想/深澤直人/弱いロボット 【事前学習】自分が愛着を感じるモノはどのようなモノだろうか、予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】学修内容を踏まえて、愛着を感じるモノの特徴について考察する。(160分) |
第7回 | 社会の課題とデザイン ・コミュニティデザイン/ソーシャルデザイン/サードプレイス 【事前学習】「サードプレイス」について、図書館等で調べて、その特徴を予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】新たに提案すべき社会や知識に関する課題とデザインについて考える。(160分) |
第8回 | デザインする力をどう育てるのか:バウハウスの試み ・イッテン/モホリ=ナギ/カンディンスキー/クレー/シュレンマー 【事前学習】バウハウスの教育活動について、図書館等で調べて、その特徴を予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】デザイン力を育てるためにどのような教育活動がよいのか。具体的な活動を考える。(160分) |
第9回 | 子どもの遊びの世界とデザイン ・フレーベル/モンテッソーリ/ブルーノ・ムナーリ/レッジョ・エミリアの幼児教育 【事前学習】フレーベルやモンテッソーリの遊具や教具について、図書館等で調べて、その特徴を予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】図書館で授業内で紹介した参考図書などを探し、講義内容の理解を深める。(160分) |
第10回 | サウンドスケープ・デザイン ・ジョン・ケージ/マリー・シェーファー/サウンドスケープ/サウンド・エデュケーション 【事前学習】「サウンドスケープ」について、図書館等で調べながら、その特徴を予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】サウンド・エデュケーションを体験し、サウンドスケープ・デザインについて考える。(160分) |
第11回 | 異質な体験とデザイン ・祭り/作法/世阿弥/千利休/折口信夫/重森三玲/イサム・ノグチ 【事前学習】自分が好む日常の作法(やり方)について振り返ってみる。(80分) 【事後学習】日常と異なる体験を与えるデザインを探してみる。(160分) |
第12回 | 都市のデザインと計画を超えるデザイン ・考現学/路上観察学会/パターン・ランゲージ/生成する都市 【事前学習】都市のデザインについて、図書館等で調べながら、自分の関心を整理しておくこと。(80分) 【復習】フィールドワークを行い、全体の意図からズレてしまった物件を探してみる。(160分) |
第13回 | 言葉のデザイン ・名付けの行為/作品のタイトル/メタファー/異化 【予習】身近にある作品を例に挙げて、作品とタイトルの関係について事前にまとめておくこと。(80分) 【復習】学修内容を踏まえて、言葉とデザインの関係について考察する。(160分) |
第14回 | デザインを支えるネットワーク ・俳諧文化/連句/連画/ソーシャル・メディア 【予習】デザインを支えるネットワークとは何かを考えておくこと。(80分) 【復習】付け句を体験し、デザインを支える場やネットワークのあり方について考える。(160分) |
第15回 | 思考を誘発するデザイン ・デザイン思考/アート思考/遊びの創造性/スペキュラティブ・デザイン 【予習】「私の好きなデザイン」の魅力が他者に伝わりように、着眼点・構成・表現などを予め探究しておく。(80分) 【復習】議論を喚起するようなデザインについて考えてみる。(160分) |
その他
教科書 |
特に指定しない。毎回、レジュメ・資料を配布し、これをもとに授業を行います。
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参考書 |
授業の中で紹介します。
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の授業内でミニレポートを作成し、授業直後に提出してもらいます。 また、デザイン文化思想に関連する課題を提示します。授業外に各自が取り組み、期日までに提出してください。原則として、提出期限以降に課題は受け取りません。 評価に関しては、授業内のミニレポート(40%)と課題(60%)で総合的に評価します。 ※ミニレポートや課題に関しては、後日解説をします。なお、最終課題については、提出後に解説をします。 |
質問への対応 | 講義後などに質問してください。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎 525B研究室 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 15:00 ~ 16:00
木曜 船橋 13:00 ~ 15:00
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学生への メッセージ |
・受講者数が多い場合には、第1回目の授業でセレクション(受講資格抽選)を行うこともある。 ・受講者のニーズや状況等に応じてシラバスは変更することがある。 |