2019年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 地理学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 梶山 貴弘 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | S23C |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 人間生活は,地表面付近におけるさまざまな自然現象と人文・社会現象が複合した,複雑で地域差のある空間で展開されており,とくに人口が集中する都市では,それが顕著となる。したがってとくに都市での生活には,人間生活と自然環境との関わりを理解する必要がある。 本授業では,地理学の基礎と,とくに都市地域における人間生活と地形・地質・気候・水文などの自然環境との関わりについて理解することが出来る。また主題図・地形図の読図から地理現象を読み解く技術を修得することが出来る。 |
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授業形態及び 授業方法 |
おもにパワーポイントを使用して講義をおこなう。授業の最後に,練習問題を解く場合がある。一部の授業では,主題図および地形図の読図などに関する実習を含む。なお,受講者数によっては,授業計画と内容を変更する場合がある。 扱う内容は,高校で地理および地学を履修しなかった学生を考慮して,高校の地理・地学を中心とし,一部は大学の地理学の基礎までを含む。 |
履修条件 | 中学校社会科地理分野と中学校理科地学分野の知識と技術が必要。 「基礎地形・地質学」と「自然環境論」を履修することが望ましい。 「文化教養サブメジャーコース」の指定科目。 交通システム工学科「マネジメントコース」(JABEE)の選択科目。 |
授業計画
第1回 | 授業の到達目標・計画・評価方法,地理学の対象と分野 ・地理学と地球科学,系統地理学と自然地理学・人文地理学、地誌学 【事前学習】シラバスを読んでおく。また中学・高校地理の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。(120分) |
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第2回 | 地球の構成要素と時間・空間(地理現象の見方・考え方) ・地球惑星システム、環境、時空間スケール、地質時代 【事前学習】中学・高校の地理と地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。(120分) |
第3回 | 地理空間と地域 ・分布と地域と地域区分、人口と人口密度、集落、村落と都市 【事前学習】中学・高校地理の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。(120分) |
第4回 | 世界スケールの人口・都市と自然環境 ・世界の人口密度分布、地形・気候分布、主題図読図 【事前学習】中学・高校地理の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(60分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。また実習レポートを完成させる。(180分) |
第5回 | 都市の空間的階層性 ・読図の解説,人口増加と都市化、都市と都市圏、中心地機能、都市構造と地域分化 【事前学習】中学・高校の地理の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。(120分) |
第6回 | 都市の地形環境①(低地):低地と段丘 ・日本列島の地形区分と分布、低地と段丘の自然環境と土地利用、関東地方の地形分布 【事前学習】中学地理と地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。(120分) |
第7回 | 都市の地形環境②(低地):東京低地における地形環境と人間生活 ・三角州、低地の自然資源・自然災害・自然環境問題、主題図読図 【事前学習】中学・高校の地理と地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(60分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。また実習レポートを完成させる。(180分) |
第8回 | 都市の地形環境③(段丘):段丘の形態と形成プロセス ・読図の解説,河成段丘と海成段丘、地形図の概要、地形図読図 【事前学習】中学・高校の地理と地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(60分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。また実習レポートを完成させる。(180分) |
第9回 | 都市の地形環境④(段丘):下総台地における地形環境と人間生活 ・読図の解説,段丘面の土地利用とその変化、地形発達史 【事前学習】中学・高校の地理と地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。(120分) |
第10回 | 都市の水文環境と温泉資源①:地下水・温泉と地層 ・地表水と地下水、地下水と地層、温泉の熱源と含有成分、日本列島の温泉分布 【事前学習】中学・高校の地理と地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。(120分) |
第11回 | 都市の水文環境と温泉資源②:関東地方における温泉資源 ・自然資源と温泉資源、温泉の利用と法律、火山性温泉と非火山性温泉 【事前学習】中学・高校の地理と地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。(120分) |
第12回 | 都市の気候環境とヒートアイランド現象①:都市気候とヒートアイランド現象 ・気候と気象、気候要素と気候因子、自然環境問題とヒートアイランド現象、主題図作図 【事前学習】中学・高校の地理と地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(60分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。(180分) |
第13回 | 都市の気候環境とヒートアイランド現象②:関東地方におけるヒートアイランド現象 ・作図の解説,ヒートアイランド現象の時間変化と分布、発生メカニズム、対策方法 【事前学習】中学・高校の地理と地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習した内容について配布資料やメモなどを整理して,各現象のメカニズムやプロセスなどについて再確認する。(120分) |
第14回 | まとめ,補足事項,試験の内容・方法 【事前学習】これまでの学習内容を整理して,不明な点を質問できるようにしておく。(60分) 【事後学習】これまでの学習内容を再確認するとともに,不明な点を教員に質問する。(180分) |
第15回 | 平常試験及びその解説 【事前学習】これまでの学習内容を再確認するとともに,不明な点を教員に質問する。(180分) 【事後学習】試験で分からなかったところは,これまでの授業内容を再確認するとともに,不明な点を教員に質問する。また今後の発展的な学習計画について考える。(60分) |
その他
教科書 |
教科書は指定しない。毎回プリントを配布する。
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参考書 |
上野和彦ほか編 『地理学概論』 朝倉書店 2007年
高橋日出男・小泉武栄編著 『自然地理学概論』 朝倉書店 2008年
吉田英嗣 『はじめての自然地理学』 古今書院 2019年 第2版
貝塚爽平 『東京の自然史』 講談社 2011年
『中学校社会科(地理),理科(地学)教科書』
『高等学校地理,地学教科書』
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は,平常試験(60%)と複数回分の小レポート(40%)から評価する。 |
質問への対応 | 基本的には講義終了後またはオフィスアワーで対応するが,研究室在室時で対応出来る場合であればいつでも対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 タワー・スコラ11階S1112室 船橋校舎 8号館4階842室 Eメール:kajiyama.takahiro@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 15:00 ~ 16:30
水曜 駿河台 15:00 ~ 16:30
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学生への メッセージ |
地理現象を理解するためには,その時空間スケールや,他の現象との相互作用を考える必要があるので,常に広い視野を持つように心掛けましょう。また講義での各現象の説明事項(とくにグラフや地図を用いた説明など)は,必ず配布資料やノートにメモを取るようにしましょう。なお事前・事後学習には,図書館を活用すると効果的です。 |