2019年 大学院理工学研究科 シラバス - 電子工学専攻
設置情報
科目名 | 電子材料特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 電子工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 山本 寛 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J42B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 近年の大きな技術的潮流である「ナノテクノロジー」を発展させる上で、量子工学の視点に立ち、電子材料のプロセスに精通し、創造的アプローチを切り拓く能力を備えた人材が求められている. そうした能力を実践的に鍛えることを目指して、先端電子材料に関する研究を取り上げてケーススタディを行いながら、その着想の妙と機能発現の醍醐味を味わう. |
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授業形態及び 授業方法 |
本講義では、随時トピックスとしてナノテクノロジーの話題を取り上げ、電子材料研究の動向を把握するとともに、先端的かつ実践的研究手法を修得することを目指す. 特に、受講者から現在自ら行っている研究を紹介してもらい、質疑応答ならびに総合討論を通して受講生相互の理解を深める機会を積極的に設ける. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部に設置された、電子物性あるいは半導体に関する科目を修得していること. また、電子材料特論Iを受講していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | オリエンテーション 序論:ナノテクノロジーの観点に立ち、先端的電子材料研究の動向と展望に関して概説し、本講義の意義と目的を明らかにする. |
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第2回 | ナノスケール半導体材料:半導体分野におけるナノテクノロジーに関連し、基礎となる概念と代表的デバイス動作原理を学び、発展的な応用の可能性を論じる. |
第3回 | ナノスケール半導体材料(発表と総合討論1):受講生の中から、半導体分野に関連する最近の研究例を紹介してもらい、質疑応答を通して理解を深める. |
第4回 | ナノスケール半導体材料(発表と総合討論2):受講生の中から、半導体分野に関連する最近の研究例を紹介してもらい、質疑応答を通して理解を深める. |
第5回 | ナノスケール無機系薄膜材料:金属系あるいは酸化物系超薄膜作製法としての物理的気相プロセス(真空蒸着法、スパッタ法、パルスレーザー堆積法など)の基礎を理解し、それぞれの特徴と応用例について学ぶ. |
第6回 | ナノスケール無機系材料(発表と総合討論1):受講生の中から、無機系材料に関連する最近の研究例を紹介してもらい、質疑応答を通して理解を深める. |
第7回 | ナノスケール無機系材料(発表と総合討論2):受講生の中から、無機系材料に関連する最近の研究例を紹介してもらい、質疑応答を通して理解を深める. |
第8回 | ナノスケール無機系材料(発表と総合討論3):受講生の中から、無機系材料に関連する最近の研究例を紹介してもらい、質疑応答を通して理解を深める. |
第9回 | ナノスケール有機系薄膜:有機超分子薄膜に関する基礎物性について学び、超分子エレクトロニクス(フレキシブルトランジスタ、有機ELデバイス)への発展的な応用の可能性と今後の展望について学ぶ. |
第10回 | ナノスケール有機系材料(発表と総合討論1):受講生の中から、有機系材料に関連する最近の研究例を紹介してもらい、質疑応答を通して理解を深める. |
第11回 | ナノスケール有機系材料(発表と総合討論2):受講生の中から、有機系材料に関連する最近の研究例を紹介してもらい、質疑応答を通して理解を深める. |
第12回 | ナノスケール電子材料:ナノスケールの構造をベースとする電子デバイスあるいはシステムに関連して、幅広いナノテクノロジー適用例について、基礎となる基本コンセプトと動作原理を学び、発展的応用展開の可能性を学ぶ. |
第13回 | ナノスケール電子材料(発表と総合討論1):ナノスケール電子デバイスあるいはシステムに関連して、受講生から最近の研究例を紹介してもらい、質疑応答を通して理解を深める. |
第14回 | ナノスケール電子材料(発表と総合討論2):ナノスケール電子デバイスあるいはシステムに関連して、受講生から最近の研究例を紹介してもらい、質疑応答を通して理解を深める. |
第15回 | 総論:講義で行われたケーススタディを振り返り、先端的電子材料研究に関して総合的に討論しながら、本講義の目標であるナノテクノロジーの先導性に関する理解を深める. |
その他
教科書 |
特定のテキストは用いないが、随時、関連資料を配布する.
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
各テーマに関する代表的書籍については、必要に応じて紹介する.
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成績評価の方法 及び基準 |
幾つかの指定テーマに関して提出されるレポートによって評価するが、受講生によるトピックスの紹介や参加する討論に取り組む姿勢、平常の受講態度を最大70%まで評価点に加える. |
質問への対応 | 講義室等で随時受け付けるが、メールによる質問も受ける。 |
研究室又は 連絡先 |
量子科学研究所LEBRA メールアドレス:yamamoto.hiroshi@nihon-u.ac.jp 電話番号:047-469-5493 |
オフィスアワー |
木曜 船橋 13:30 ~ 15:00 場所:船橋校舎 量子科学研究所LEBRA 担当:山本教授
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学生への メッセージ |
本授業では、講師による講義と受講生の発表並びに参加者全員の討論とを組み合わせた、双方向的な形式をとる. そのため、受講生からの積極的な発言が不可欠であることを認識して授業に取り組んで欲しい. |