2019年 大学院理工学研究科 シラバス - 情報科学専攻
設置情報
科目名 | マン・マシンシステム | ||
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設置学科 | 情報科学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 青木 和夫 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | K33A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 人間と機械,環境の関係について理解し,人間の特性にあった機械や人工環境の設計を行える専門的知識と技法を習得できる. |
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授業形態及び 授業方法 |
資料と黒板を用いた講義と課題に関する発表を行う. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
日常生活の中で,いろいろな物やシステムの使いやすさや安全性などを考えておくこと. |
授業計画
第1回 | 人間工学概論1:人間工学の歴史について解説する 【事前学習】人間工学について知っていることをまとめておくこと.(120分) 【事後学習】人間工学の歴史についてプリントの復習をし,要点をまとめておく.(120分) |
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第2回 | 人間工学概論2:人間工学の基本概念である人間-機械系について解説する 【事前学習】プリントの人間-機械系について疑問点をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】人間ー機械系工学の実例について調べておくこと.(120分) |
第3回 | 視覚と照明:人間の視覚と環境照度の関係について解説し,人間の見やすい環境のつくり方を学ぶ 【事前学習】環境照度についてJIS Z 9110:2010を読んでまとめておくこと.(120分) 【事後学習】人間の視覚の特徴について復習をしまとめておくこと.(120分) |
第4回 | VDT作業:コンピュータを用いた作業の健康障害とその予防方法について学ぶ 【事前学習】VDT作業について厚生労働省の「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を読んでまとめておくこと.(120分) 【事後学習】VDT作業による障害と対策について復習をし,まとめておくこと.(120分) |
第5回 | 聴覚と騒音・振動:人間の聴覚と振動感覚について解説し,人間の聞きやすい音環境や,不快な振動を防止する方法を考える 【事前学習】騒音のある作業について厚生労働省の「騒音障害防止のためのガイドライン」を読んでまとめておくこと.(120分) 【事後学習】騒音と振動作業による障害と対策について復習をし,まとめておくこと.(120分) |
第6回 | 感覚・知覚の特性:人間の感覚を定量化する方法と精神物理学について学ぶ 【事前学習】人間の感覚について調べて,疑問点をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】人間の様々な感覚の特徴について復習をすること.(120分) |
第7回 | 人体のサイズと生体計測:人体のサイズの測定と,人体の大きさに合わせた物や環境の設計について学ぶ 【事前学習】人体の各部のサイズの測定法につい調べ,疑問点をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】人体の各部のサイズについて復習をすること.(120分) |
第8回 | 人間の動作と操作具の設計:人間の動作の特徴について解説し,人間が操作しやすい機器や動きやすい環境を学ぶ 【事前学習】人体の手足がどのように動くかについて調べ,疑問点をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】身近なもので操作のしにくいもの,しやすいものを列挙すること.(120分) |
第9回 | 作業と疲労:人間は疲労によって作業能率が低下することを解説し,疲労の少ない物や環境の設計について学ぶ 【事前学習】人間が披露するとどのような症状が出るかについて自分の経験をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】身体的疲労と精神的疲労の違いについて復習をしておくこと.(120分) |
第10回 | 人間工学のISO/JIS規格:ISOやJISには人間工学に関する規格が多く制定されていることを解説し,その使い方について学ぶ 【事前学習】日本人間工学会のHPより「人間工学ISO/JIS規格便覧」をダウンロードして読んでおくこと.(120分) 【事後学習】人間工学の規格のうちの1つを熟読して疑問点をまとめること.(120分) |
第11回 | 安全性の解析と対策:人間がエラーを起こしやすい存在であることを解説し,事故を予防するための方法について学ぶ 【事前学習】これまでに起きた事故の例について調べておくこと.(120分) 【事後学習】事故が起きた原因について自分の考えをまとめること.(120分) |
第12回 | 課題発表1:身近にある物やシステムについて,危険であったり,使いにくいなど問題点を挙げ,その対策を述べる 【事前学習】発表担当の場合は自分の課題発表の準備を行うこと.また,他人の発表の場合は自分の発表内容との比較を行えるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】発表担当の場合は自分の課題発表に対する質問や意見について見解をまとめること.他人の発表の場合は自分の発表との違いをまとめること.(120分) |
第13回 | 課題発表2:身近にある物やシステムについて,危険であったり,使いにくいなど問題点を挙げ,その対策を述べる 【事前学習】発表担当の場合は自分の課題発表の準備を行うこと.また,他人の発表の場合は自分の発表内容との比較を行えるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】発表担当の場合は自分の課題発表に対する質問や意見について見解をまとめること.他人の発表の場合は自分の発表との違いをまとめること.(120分) |
第14回 | 課題発表3:身近にある物やシステムについて,危険であったり,使いにくいなど問題点を挙げ,その対策を述べる 【事前学習】発表担当の場合は自分の課題発表の準備を行うこと.また,他人の発表の場合は自分の発表内容との比較を行えるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】発表担当の場合は自分の課題発表に対する質問や意見について見解をまとめること.他人の発表の場合は自分の発表との違いをまとめること.(120分) |
第15回 | 課題発表4:身近にある物やシステムについて,危険であったり,使いにくいなど問題点を挙げ,その対策を述べる 【事前学習】発表担当の場合は自分の課題発表の準備を行うこと.また,他人の発表の場合は自分の発表内容との比較を行えるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】発表担当の場合は自分の課題発表に対する質問や意見について見解をまとめること.他人の発表の場合は自分の発表との違いをまとめること.(120分) |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
J. Dul and B. Weerdmeester, Ergonomics for beginers, CRC Press, 2008, 3 edition
国際労働事務局(ILO) 『人間工学チェックポイント』 (財)労働科学研究所出版部 1998年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
講義中の課題発表(50%)とそのレポート(50%)を評価する. |
質問への対応 | 授業終了後またはe-mail |
研究室又は 連絡先 |
駿河台タワー・スコラ1202 aoki.kazuo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
人間にとって使いやすい物やシステムを設計しましょう. |