日本大学理工学部

2019年 短期大学部 - 学科ポリシー

ものづくり・サイエンス総合学科

ものづくり・サイエンス総合学科の
ディプロマポリシー
学位授与の方針
ものづくり・サイエンス総合学科は,2年以上在学し,日本大学短期大学部学則に定める所定の授業科目を履修して,所定の単位を修得した上で,日本大学建学の精神を理解するとともに,日本大学教育憲章に基づき,本大学の教育理念「自主創造」の3つの構成要素「自ら学ぶ」,「自ら考える」,「自ら道をひらく」に係る,以下に定める資質・能力を身に付けた者に対して卒業を認定し,短期大学士の学位を授与する。 学位に付記する専攻分野の名称は,主専攻分野が機械工学,電気電子工学,情報科学及び応用化学の場合は工学とし,物理学,数学及び総合科学の場合は理学とする。 (1) 主専攻分野における基本的な知識及びその応用について,体系的に理解するために必要な数学・物理学・情報リテラシーの基礎を身に付けている。(「幅広い知識」) (2) 主専攻分野について,それぞれ次に掲げる関連授業科目の学修を通じて,それらに関する基本的な知識及びものの考え方を修得している。(「幅広い知識」) < 機械工学分野 > 「力学」,「材料力学」,「流れの力学」,「機械要素・機械工作法」 < 電気電子工学分野 > 「電磁気学」,「電気回路」,「電子回路」,「電気計測」 < 情報科学分野 > 「情報数理」,「C言語」,「コンピュータハードウェア」,「コンピュータシステム」 < 応用化学分野 > 「物理化学」,「無機・分析化学」,「有機化学」,「生命科学」 < 物理学分野 > 「力学」,「電磁気学」,「量子力学」,「物理数学」 < 数学分野 > 「微分積分学」,「代数学幾何学」,「微分方程式」,「数学通論」 < 総合科学分野 > 「微分積分・ベクトル解析」,「線形代数」,「物理・化学」,「情報活用・数理統計」 (3) 幅広い知識と豊かな教養に基づいて,科学・技術に携わる者としての倫理観・責任感を高めることができる。(「豊かな教養・知識に基づく高い倫理観」) (4) 情報リテラシーを活用して,多様な情報や知識を収集し,複眼的・論理的に分析・整理して表現できる能力を身に付けている。(「論理的・批判的思考力」) (5) 自らの思考・判断のプロセスを説明し,伝達するためのプレゼンテーション能力及びコミュニケーション能力を身に付けている。(「コミュニケーション力」) (6) 互いに異なる意見を持ちながら,建設的な議論を重ねて互いに学び成長するとともに,コラボレーションを生み出す能力を身に付けている。(「リーダーシップ・協働力」) (7) 修得した専門知識・汎用的技能・幅広い教養を総合的に活用しながら,自ら課題を設定し,それを解決するために必要な創造力と自律的に学習する能力を身に付けている。(「問題発見・解決力」,「挑戦力」,「省察力」)
ものづくり・サイエンス総合学科の
カリキュラムポリシー
教育課程の編成・実施の方針
ものづくり・サイエンス総合学科では,卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる資質・能力を身に付けさせるため,機械工学,電気電子工学,情報科学,応用化学,物理学,数学,総合科学と多岐にわたる学問分野を擁する学科であることを踏まえ,総合教育科目(必修科目,教養教育部門,言語教育部門),専門教育科目(ゼミナール,卒業研究,分野別専門教育部門,キャリア・職業教育部門)及び補充教育科目を体系的に編成するとともに,講義・演習・実験・実習を適切に組み合わせて実施する。 各授業科目間の関連や学修過程の順次性・体系性については,履修系統図により分かりやすく明示する。 教育内容・方法及び学修成果の評価については,以下のとおりである。 < 教育内容・方法 > (1) 日本大学共通の初年次教育科目として,全学共通の基礎的素養としての技能・態度を身に付けるための「自主創造の基礎1」(必修)及び「自主創造の基礎2」(必修)をそれぞれ1年前学期及び1年後学期に開設する。これらの科目を履修することで,実社会との関連から教養科目を学ぶ意義について理解を促すとともに,自己の専門分野を学ぶ意識を高め,以後の学修における成果の充実につなげる。 (2) 初年次教育の一環として,進路選択のための「入門ゼミナール」(必修)を1年前学期に開設し,理工学と社会の多面的な関係について横断的な理解を図るとともに,学生の専門分野選択や進路決定の一助とする。 (3) 2年間を通じて総合教育科目(教養教育部門)を開設し,理系・文系の学問領域にとらわれない幅広い知識と豊かな教養を身に付け,技術者としての倫理観・責任感を高めようとする態度を培うとともに,国内外の情勢を把握し理解を深め,そこに存在する多様な文化や背景を理解し,国際社会が直面する問題を説明できる能力を養成する。あわせて,健康的な社会生活を送るのに必要な基礎を教育・指導するため,スポーツ系科目を開設する。 (4) 2年間を通じて総合教育科目(言語教育部門)を開設し,学修や職業生活,社会生活を支える日本語,並びに異文化コミュニケーションツールとしての英語及び中国語での表現力を養成する。必要に応じて習熟度別クラス編成を行うとともに,1年前学期から段階的に学修を進められるように各科目の適切な学期配置を行う。 (5) 1年前学期には,学生の多様な志向や進路に対応するため,全専門分野共通の学問的基盤となる専門教育科目を集中的に配置し,全分野共通の基礎学力を養成する。必要に応じて習熟度別クラス編成を行い,補充教育科目と連動した体系的な基礎教育を行う。基幹科目については,講義科目だけでなく,演習科目・実験科目も併せて開設する。 (6) 1年後学期以降に,機械工学,電気電子工学,情報科学,応用化学,物理学,数学,総合科学の分野別専門教育科目を開設し,専門分野別の基礎知識やものの考え方を修得させるとともに,実験・実習・演習科目を通じて技能・応用面での実力を養い,得られたデータ等を的確に分析・評価し,考察する能力を養成する。 (7) 1年前学期「入門ゼミナール」(必修)に続き,1年後学期「基礎ゼミナール」(必修),2年前学期「発展ゼミナール」(必修),2年後学期「卒業研究」(必修)を開設し,少人数での教育・指導を通じて,専門的な知識や考え方に加えて,小集団の中での個性の伸長やコミュニケーション能力,プレゼンテーション能力を養成する。 (8) 2年後学期に「総合ゼミナール」(必修)を開設し,各専門分野の基幹となる学修内容について,専門知識の定着を図るとともに総合的な理解度を高める。 (9) 2年後学期の「卒業研究」(必修)では,在学中の学修成果の集大成として,卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に示した汎用的能力及び短期大学士課程としての主専攻分野における最終的な達成度を確認する。 (10) 基礎学力を確保するとともに,専門性の高い科目を理解するための橋渡しとして,補充教育科目を開設する。 (11) 専門教育科目「キャリア・職業教育部門」の中にキャリア・職業教育のための科目を開設する。 (12) 学生の主体的に学ぶ能力を育成するため,多くの授業科目でアクティブ・ラーニングの手法を取り入れる。
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