2020年 理工学部 シラバス - 土木工学科
設置情報
科目名 | 構造力学Ⅰ演習 | ||
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設置学科 | 土木工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 長谷部・小田 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 水曜3 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A33P A34Q |
クラス | 1組, 2組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 「構造力学 I 演習」では,応用力学で学んだ基礎理論をもとに,高さをもった立体的な構造物における力の伝達を解析する方法を学ぶ。また,エネルギー原理に基づいて構造物の変位を解析する方法を習得する。さらに,これらに基づいて低次の不静定構造の解法を学ぶ。以上の結果,複雑な構造物を設計・計画するために必要な素養を身につけることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
並行して設置している「構造力学I」で行った,直前の授業内容に関する演習を行う。 教科書の問題(一部)を事前課題として課す。毎回演習問題のプリントおよび解答用紙を配布する。解答用紙は授業終了時に回収し,採点の後,次回授業で返却する。授業後にCSTポータルで解答例を公開する。 |
履修条件 | 「構造力学I」を同時に履修すること。あるいは事前に履修をしていること。 |
授業計画
第1回 | 静定トラス:節点法,断面法,不静定次数 【事前学習】教科書「7.1.5 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
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第2回 | 静定ラーメン(1):断面力の求め方 【事前学習】教科書「7.2.4 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第3回 | 静定ラーメン(2):断面力分布,3ヒンジ構造 【事前学習】第1回,第2回の内容を復習し,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第4回 | 構造物の弾性変形:仕事とひずみエネルギー 【事前学習】教科書「8.1.3 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第5回 | カスティリアノの定理(1):誘導と証明,トラスの変位の計算 【事前学習】教科書「8.2.4 演習問題 問8-5および問8-7」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第6回 | カスティリアノの定理(2):曲げを受ける部材のひずみエネルギー 【事前学習】教科書「8.2.4 演習問題 問8-6および問8-8以降」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第7回 | 中間演習課題 【事前学習】教科書第7, 8章およびこれまでの演習問題を復習すること。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第8回 | 仮想仕事の原理(1):誘導と証明,トラスの変位の計算 【事前学習】教科書「8.3.4 演習問題 問8-10および問8-12」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第9回 | 仮想仕事の原理(2):静定ラーメンの変位の計算 【事前学習】教科書「8.3.4 演習問題 問8-11および問8-13」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第10回 | 仮想仕事の原理(3):温度差,製作誤差による変形の計算 【事前学習】教科書「8.3.4 演習問題 問8-14以降」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第11回 | 不静定構造の解き方(1):基本的な不静定構造.静定基本系. 【事前学習】教科書「9.1.5 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第12回 | 不静定構造の解き方(2):仮想仕事の原理による解き方. 【事前学習】教科書「9.1.9 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第13回 | 内的不静定構造の解き方:最小仕事の原理 【事前学習】教科書「9.2.4 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第14回 | 影響線とミューラーブレスロウの定理(カイネマチック法)(1) 【事前学習】教科書「10.1.5 演習問題」を解き,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
第15回 | 影響線とミューラーブレスロウの定理(カイネマチック法)(2) 【事前学習】第14回の内容を復習し,理解できない箇所を質問できるようにしておくこと。(30分) 【事後学習】授業中に解ききれなかった問題,理解が不十分であった問題を再度解き直すこと。(30分) |
その他
教科書 |
野村卓史・長谷部寛 『構造力学演習』 コロナ社 2020年
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参考書 |
野村卓史 『構造力学』 コロナ社 2011年
竹間弘,樫山和男 『構造力学の基礎』 日新出版
『構造力学』(野村卓史 著)は「構造力学Ⅰ」の授業の教科書です。例題等を解くことは,本授業の予習・復習になります。もう1つの参考書は,講義の内容,レベルと同等のテキストです。
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成績評価の方法 及び基準 |
各回の演習の評価(約30%),定期試験の結果(約70%)で評価する。授業の出席状況が不良の場合は成績評価の対象外とする。 |
質問への対応 | 演習は課題を理解し実力をつけるために実施しています。そのような意図を理解して,演習時間中に大いにして下さい。 |
研究室又は 連絡先 |
長谷部:タワー・スコラ10階 S1026室,hasebe.hiroshi@nihon-u.ac.jp 小田:タワー・スコラ11階 S1123室,oda.kenichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 17:00 ~ 18:00 長谷部
水曜 駿河台 12:10 ~ 12:40 小田
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学生への メッセージ |
応用力学,構造力学は,理論を理解するだけでなく,実際の問題を確実に解けるようになることが重要です。そのために授業と演習を協調させています。多数の問題に取り組むことが,逆に理論の理解,構造物の力学的特徴の理解にもつながります。演習で出題された問題だけでなく,教科書等の問題をできるだけ多く解き,短時間で正確に解く訓練をして下さい。また,応用力学は,就職試験,公務員試験,大学院入学試験等で必ず出題される科目です。ここでの学修が必ず将来に役立ちます。 |