2020年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | コンピュータ演習Ⅱ | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 山本 守和 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E14M |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 都市計画策定等において、使用されるGIS・CAD・CGに関する基礎的知識の修得、操作能力の修得、都市・地域デザインへの応用技術及びプレゼンテーション作成技術を身につけることを目的とした講義である。本講座で修得することができる知識及び技能は、次の3点である。 1)GISを用いて、都市計画上の問題点を抽出し、分析することができる。 2)CADの基本的な役割を理解し、簡単な図面を作成することができる。 3)CADのデータを基に、CGによる簡単なパースを作成できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業計画に記載されている事前学習と事後学習(各30分程度要する)を踏まえて、授業を行う。講義で使用する資料(データ)は、Webサイト上で公開する。必要となる技能等について、スクリーンを使って説明し、その後、資料(データ)を用いた演習を行う。演習中は、適宜、教員が巡回するので、受講生は不明な点を質問しつつ、学習を進める。 |
履修条件 | 基本的なコンピュータの操作方法(ファイルの移動・コピー等)は修得していること。また、コンピュータ演習Ⅰを修得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | CAD概論・GIS概論・CG概論 CAD・GIS・CGの各技術について、基本的内容を説明する。その後、これらの技術とまちづくりとの関連性について解説する。 事前学習:シラバスの内容を確認し、授業の内容を理解しておくこと。(30分) 事後学習:CAD・GIS・CGの役割について、説明できるようにする。(30分) |
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第2回 | GIS(1) 地理情報システムGISの概要/地図の表示 事前学習:GISに関連する法規及び関連するデータ形式について調べておくこと。(30分) 事後学習:GISを用いた一般的な分析方法について説明できるようにする。(30分) |
第3回 | GIS(2) 基本操作/データの入手・加工・処理 事前学習:国土数値情報と国土基盤情報について調べておくこと。(30分) 事後学習:授業で使用したデータを用いて、GISの基本操作を確認しておくこと。(30分) |
第4回 | GIS(3) 空間データ構造・属性データ構造・数値地図 事前学習:測地系について調べておくこと。(30分) 事後学習:世界測地系と日本測地系の違いについて、説明できるようにしておくこと。(30分) |
第5回 | GIS(4) オーバーレイ処理・圏域の計算 事前学習:都市計画における圏域について調べておくこと。(30分) 事後学習:配布されたデータを用いて、圏域内の人口分布を求めること。(30分) |
第6回 | GIS(5) メッシュデータの概要と使用方法 事前学習:指定された地域のデータについて収集しておくこと。(30分) 事後学習:指定地域の国勢調査メッシュデータを作成すること。(30分) |
第7回 | GIS(6) データ結合と分析対象の地物抽出方法 事前学習:GISにおける地物の意味とデータベースとの関連を調べておくこと。(30分) 事後学習:空間演算ツールを使って地物操作を行うこと。(30分) |
第8回 | GIS(7) ボロノイ図の作成 事前学習:ボロノイ図の意味及び分析における利用について調べておくこと。(30分) 事後学習:シングルパートとマルチパートの違いについて、配布されたデータを用いて、確認すること。(30分) |
第9回 | GIS(8) 地物に対するデータ結合と新規データの付加 事前学習:配布データを使ってデータフィールドについて内容を確認しておくこと。(30分) 事後学習:配布データを使って都市計画上の問題点を、抽出しておくこと。(30分) |
第10回 | GIS(9) GISによる地域計画の提案と到達圏解析 事前学習:指定地域において提案可能な都市施設を検討しておくこと。(30分) 事後学習:到達圏解析等、新規都市施設提案の根拠となる分析を行うこと。(30分) 課題提出:GISによる分析結果と提案書を提出する。締め切り後、Webサイトに解説を公開するので、必ず確認すること。 |
第11回 | CAD(1) コマンド説明/実習(円・多角形・連続複写・鏡像等) 事前学習:コマンドの機能及び操作方法を確認しておくこと。(30分) 事後学習:与えられた演習問題を用いて、講義で学習した操作を確認すること。(30分) |
第12回 | CAD(2) 平面図の描画 事前学習:配布された見本図面を用いて、作成手順を確認しておくこと。(30分) 事後学習:作成した平面図について、開口部などを追加し、完成させる。(30分) |
第13回 | CAD(3) 立面図の描画 事前学習:平面図を完成させておくこと。(30分) 事後学習:授業で作成していないその他の図面を作成すること。(30分) 課題提出:CADで作成した図面を提出する。図面の見本及び解説については、Webサイトに掲載するので、確認すること。 |
第14回 | CG(1) CGの概要/基本操作/三次元形状の描画 事前学習:CGの種類及び用語(モデリング、テクスチャーマッピングなど)を調べておくこと。(30分) 事後学習:練習問題を使用し、基本的な操作方法を確認すること。(30分) |
第15回 | CG(2) 三次元形状の作成(モデリング・立体形状・ポリゴン) 事前学習:配布された資料を、熟読し、作成手順について理解しておくこと。(30分) 事後学習:CADで作成した図面について、モデリングを行う。(30分) 課題提出:作成したCGを提出する。提出後、Webサイトに解説を公開するので、必ず確認すること。 |
その他
教科書 |
授業中で用いる資料(データ)は、授業中に指示するWebサイトからダウンロードする。また、適宜、紙で配布する。
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参考書 |
本講義で利用するソフトウェア及びGISに関連する参考書は多数ある.講義を踏まえて、自分が読みやすいと思うものを適宜購入すること。
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成績評価の方法 及び基準 |
フィードバックへの参加度(リアクションペーパーも含む)(20%)、レポート(80%)で評価する。レポートは、評価ポイントを課題と合わせて提示するので、留意すること。レポート提出締め切り後、Webサイトに解説を公開するので、必ず確認すること。 |
質問への対応 | 授業内容や課題で不明な点については、講義終了後に受け付ける。また、メールでも受け付ける。メールで質問する場合は、メールのタイトルを「コンピュータ演習2の質問」とし、本文中に必ず、「学生番号と名前」を記載すること。 |
研究室又は 連絡先 |
yamamoto.morikazu@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
コンピュータを使うことで、様々なデータを一度に大量に処理行い、様々な分析や分析結果を可視化することができます。「まちづくり」を提案するための1つの手法として習得していただき、専門的な学習や研究などに利用してください。 |