2020年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 交通総論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 高村 義晴 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E31N |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | ⑴交通工学・交通計画の基礎知識を使い,交通問題へのアプローチができる. ⑵また近年,重要となっている「まちづくりと交通の関連性の高まり」に対応し,「交通まちづくり」の見方ができ、交通問題をまちづくりの観点からアプローチできるようになる. |
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授業形態及び 授業方法 |
資料を配布し,それに基づき,パワーポイントを用いながら講義する.また理解を深めるため,授業時間中に演習を行うとともに質問を出す.さらには,事例を用い,実際にどのような計画・運用がなされるかについても説明する. |
履修条件 | 身の回りの交通問題に関心をもつとともに,「交通とまちづくりとの関り」についても注目し興味をもつ. |
授業計画
第1回 | 交通とは 【事前学習】身の回りの交通問題について調べておくこと(120分) 【事後学習】交通とまちづくりとの関わりについてまとめること(120分) |
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第2回 | 交通工学、交通計画とは 【事前学習】交通工学・交通計画とは何かを調べておくこと(120分) 【事後学習】交通工学・交通計画の基本的課題についてまとめること(120分) |
第3回 | 交通の特性 (1)交通機関の変遷 (2)交通機関の特徴 (3)交通機関の要素 (4)交通需要特性(5)距離の概念 (6)交通要素の性質 (7)輸送構造<旅客輸送・貨物輸送> 【事前学習】交通機関、交通需要,交通要素について調べておくこと(120分) 【事後学習】交通機関別の特性,交通需要に適した交通機関についてまとめること(120分) |
第4回 | 自動車と道路 (1)モータリゼーションの進展 (2)道路整備の現況と計画 (3)道路の役割 (4)道路の種類とその機能 (5)道路整備とその意義 (6)道路交通とその対策 【事前学習】道路整備の意義と効果について整理しておくこと(120分) 【事後学習】道路の種類と機能、道路整備の効果、道路交通上の問題解決策についてまとめること(120分) |
第5回 | 鉄道 (1)国鉄民営化への軌跡 (2)これまでの鉄道対策と今後の改善策 (3)鉄道の公共性 (4)私鉄方式による地域開発 【事前学習】現在の鉄道を巡る問題を整理しておくこと(120分) 【事後学習】鉄道まちづくり(鉄道とまちづくりの一体的整備)の例と、その効果・意味についてまとめること(120分) |
第6回 | 船舶と港湾 (1)船舶の改良 (2)協同輸送化 (3)輸送時間の短縮 (4)ウォータフロント開発(5)将来性と問題点 【事前学習】船舶の変化に伴う、港湾を巡る現状・課題についてまとめておくこと(120分) 【事後学習】港湾とまちづくり(港湾の魅力・価値創出のためのまちづくり)についてまとめること(120分) |
第7回 | 航空機と空港 (1)航空機の進歩-その効果と問題点 (2)空港の整備 (3)空港内での時間短縮システム (4)空港へのアクセス 【事前学習】航空機の変化等に伴う,空港を巡る現状・課題についてまとめておくこと(120分) 【事後学習】空港まちづくり(空港の魅力・価値創出のためのまちづくり)についてまとめること(120分) |
第8回 | 交通と情報 (1)交通と情報通信の代替・補充・相乗関係 (2)情報技術による交通管理諸システム (3)ITS(次世代道路交通情報システム) 【事前学習】交通分野における情報化の現状と意味について整理しておくこと(120分) 【事後学習】道路分野における情報システムの現状,事例,そしてねらいについてまとまること(120分) |
第9回 | 交通と環境 (1)沿道環境 (2)地球温暖化対策と交通政策 【事前学習】沿道環境対策,地球温暖化対策の具体例を整理しておくこと(120分) 【事後学習】沿道環境対策,地球温暖化対策として考えられる方法を体系的に整理すること(120分) |
第10回 | 四段階推計法に基づく発生集中交通量の基礎を学習する.具体的には,交通需要推計の必要性,対象,交通ネットワークの表現方法,交通量のはかり方などの基本的な事項を説明した後,トリップの概念と断面交通量について説明する. 【事前学習】四段階推計法の意味と必要性について整理しておくこと(120分) 【事後学習】基本となる「人の交通行動」のモデル化,「交通の発生・集中」現象のモデル化についてまとめること(120分) |
第11回 | 四段階推計法に基づく発生・集中交通量,分布交通量の推計の方法を学習する. 【事前学習】発生・集中交通量,分布交通量の意味と必要性を整理しておくこと(120分) 【事後学習】発生・集中交通量推計,分布交通量推計の基本的考え方と代表的推計モデルを整理すること(120分) |
第12回 | 分布交通量の推計に関して,解説する.OD表の作成に関する演習を行う. 【事前学習】分布交通量の意味と必要性を整理しておくこと(120分) 【事後学習】分布交通量推計の基本的考え方と代表的推計モデルを整理すること(120分) |
第13回 | 四段階推計法に基づく交通量配分の推計の方法を学習する. 【事前学習】配分交通量の意味と必要性を整理しておくこと(120分) 【事後学習】配分交通量推計の基本的考え方と代表的推計モデルを整理すること(120分) |
第14回 | 交通工学、交通計画とまちづくりの関係 【事前学習】交通まちづくり(交通とまちづくりとの関わり)のための交通総合戦略についてその意味と内容を調べておくこと(120分) 【事後学習】総合交通戦略の考え方,作成の仕方について整理すること(120分) |
第15回 | まとめ(講義の総括) 【事前学習】これまでの講義で学習した内容を整理しておくこと(120分) 【事後学習】これまでの講義内容を踏まえ,身近な交通問題を取り上げ、その解決方法を「交通まちづくり」の考えも導入しつつまとめること(120分) |
その他
教科書 |
特に教科書は使用せず、資料を配布する。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
・定期試験80%、レポート20%の配点で、全体的な知識の理解度をGPA制度の基準にしたがって合否および優劣を総合評価する。 ・出席が7割未満の者は、特別な理由が認められない限り、単位認定の対象とはならない。 |
質問への対応 | 授業後に教室で対応する。またメールでも質問を受け付ける(後述のメールアドレス)。 |
研究室又は 連絡先 |
高村研究室、詳しくは授業中に指示する。 takamura.yoshiharu@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 09:30 ~ 10:30 船橋校舎6号館2階まちづくり工学科事務室
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学生への メッセージ |
現下の交通問題への解決には、まちづくりとの関わりが求められてきている。現在、土木や建築の領域で発生している問題に、まちづくりが関わることで、その解決の可能性が格段に拡大することを知り、自分で説明できるようにして欲しい。 |