2020年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 都市デザイン | ||
---|---|---|---|
設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 岡田 智秀 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E42N |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ・本講義では,都市デザインが広く取り組まれるようになった歴史的系譜をはじめ,国内外の著名な都市デザイン事例,デザインボキャブラリーとともに,都市デザインに関する理念・原則・規範などについて学習を行う。 ・以上を通じて,まちづくりを行う際のコンセプトメイキングやまちづくり戦略を組み立てる際の基礎知識が習得できる。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
・講義形式を中心とした授業を行う。内容は教科書とともに、必要に応じてプリントを配布する。また,重要事項の理解を深めるために,PPTによりビジュアルな具体例を提示する。 |
履修条件 | ・2年生前期の「都市計画1」で学んだ教科書の授業範囲を読み返して,おさらいをしておくこと。 |
授業計画
第1回 | 第1回:都市デザインの意義,著名な事例の紹介―都市デザインが求められている理由(社会背景)を説明し、国内外の著名な都市デザイン事例をビジュアルに解説して受講生の関心を高める。 [事前学習(120分)]「都市計画1」で学んだ教科書の授業範囲を読み返しておさらいをするとともに,同じ教科書に記述されている「理想都市計画誕生の時代背景」を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第1回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
---|---|
第2回 | 第2回:諸外国①:オースマンによる都市デザイン―この人物の都市デザイン思想をはじめ,当時の社会事情や計画案の都市計画上の特徴を解説。 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「オースマンによる都市デザイン」の特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第2回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第3回 | 第3回:諸外国②:ガルニエによる都市デザイン―この人物の都市デザイン思想をはじめ,当時の社会事情や計画案の都市計画上の特徴を解説。 [事前学習(120分)]教科書に記述されている「ガルニエの工業都市」について,その特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第3回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第4回 | 第4回:諸外国③:ハワードによる都市デザイン―この人物の都市デザイン思想をはじめ,当時の社会事情や計画案の都市計画上の特徴を解説。 [事前学習(120分)]教科書に記述されている「ハワードの田園都市論」について,その特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第4回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第5回 | 第5回:諸外国④:ゲデスによる都市デザイン―この人物の都市デザイン思想をはじめ,当時の社会事情や計画案の都市計画上の特徴を解説。 [事前学習(120分)]配布資料に記述されている「ゲデスの進化する都市」について,その特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第5回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第6回 | 第6回:諸外国⑤:コルビジェによる都市デザイン―この人物の都市デザイン思想をはじめ,当時の社会事情や計画案の都市計画上の特徴を解説。 [事前学習(120分)]教科書に記述されている「コルビジェの300万人の現代都市,CIAM」について,その特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第6回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第7回 | 第7回:諸外国⑥:リンチによるによる都市デザイン―この人物の都市デザイン思想をはじめ,当時の社会事情や計画案の都市計画上の特徴を解説。 [事前学習(120分)]教科書に記述されている「リンチの都市のイメージ」について,その特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第7回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第8回 | 第8回:諸外国⑦:ハルプリンによるによる都市デザイン―この人物の都市デザイン思想をはじめ,当時の社会事情や計画案の都市計画上の特徴を解説。 [事前学習(120分)]配布資料に記述されている「ハルプリンの都市デザイン」について,その特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第8回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第9回 | 第9回:諸外国の都市デザインに関する演習+レポート出題 これまでに学んだことの要点を整理、特に関心の高かった都市デザイン事例の詳細を調べレポートとしてまとめる。 [事前学習(120分)]これまでに学習してきた内容を振り返り,要点を再整理する。 [事後学習(120分)]レポート課題に取り組む。 |
第10回 | 第10回:日本①:都市美運動時代―わが国の当時の社会背景とともに,この時代に台頭した都市デザインとしての考え方・具体的事例・都市・建築関連政策/制度などについて概観する。 [事前学習(120分)]配布資料に記述されている「日本の都市美運動」について,その特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第10回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第11回 | 第11回:日本②:まち並み保存運動時代―わが国の当時の社会背景とともに,この時代に台頭した都市デザインとしての考え方・具体的事例・都市・建築関連政策/制度などについて概観する。 [事前学習(120分)]配布資料に記述されている「町並み保存運動」について,その特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第11回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第12回 | 第12回:日本③:アーバンデザイン時代―わが国の当時の社会背景とともに,この時代に台頭した都市デザインとしての考え方・具体的事例・都市・建築関連政策/制度などについて概観する。 [事前学習(120分)]配布資料に記述されている「日本のアーバンデザイン」について,その特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第12回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第13回 | 第13回:日本④:景観法時代―わが国の当時の社会背景とともに,この時代に台頭した都市デザインとしての考え方・具体的事例・都市・建築関連政策/制度などについて概観する。 [事前学習(120分)]教科書に記述されている「景観法の概要,事例」について,その特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第13回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第14回 | 第14回:日本の都市デザインに関する演習 授業で学んだ日本の代表的な都市デザイン事例の特徴について整理する。 [事前学習(120分)]教科書に記述されている「日本のアーバンデザイン事例」について,その特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第14回授業の要点を整理するとともに,不明点は自身で調べること。 |
第15回 | 第15回:平常試験およびその解答例解説 平常問題の解答例とその解説を行う。 [事前学習(120分)]本講義の全体のまとめをしておくこと。 [事後学習(120分)]試験問題の解説を精読し,各自で理解を深めること。 |
その他
教科書 |
岡田智秀ほか 『都市の計画と設計(第3版)』 共立出版 2017年 第3版
定期試験は上記の教科書とオリジナルテキストの中から出題する。
なお、2017年版(第3版)が更新・発行されたので,それを教科書として用いる。
|
---|---|
参考書 |
日本建築学会編・岡田智秀ほか著 『コンパクト建築設計資料集成[都市再生]』 丸善出版 2014年
国内外の著名かつ多彩な都市デザイン事例が充実した図面とともに掲載されている。
|
成績評価の方法 及び基準 |
・「定期試験」を実施。 ・試験80%、レポート20%の配分で評価する。 ・なお、出席率70%未満の場合は採点しない。 |
質問への対応 | 授業内,オフィスアワーまたはEメールにて随時(ただし、匿名は受け付けない) |
研究室又は 連絡先 |
タワー・スコラ12階;岡田研究室 Eメール:okada.tomohide★nihon-u.ac.jp(★印を@へ) |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:30 ~ 13:10 (後期)タワー・スコラ12階;岡田研究室
|
学生への メッセージ |