コンピュータシミュレーション (G25B)

学修到達目標	手計算で解くことが困難な理工学問題を解く際に不可欠な、コンピュータを利用した数値解析手法の基礎を学ぶ
授業形態及び授業方法	機械工学や電気工学など様々な工学問題の解決に特に重要となる数値計算アルゴリズムと、Ｃ言語やMATLABコマンドでの解析技法をコンピュータ演習室でパワーポイントと教科書を基に解説し、演習によってプログラミング能力を身につける。パワーポイントの内容はCSTポータルⅡから閲覧可能、予め教科書とパワーポイント資料を基に予習（１２０分）を行い、わからない箇所があれば質問できるようにしておくこと。授業で解説した内容は必ずメモを取り、レポートとしてまとめ（１２０分）てCSTポータルⅡに提出する。
履修条件	C言語などのプログラミングの基本知識

第1回	シミュレーションの基礎
第2回	Ｃ言語、MATLABによる数値計算プログラミング
第3回	物理モデルから数学モデルの構築（ラプラス変換、微分方程式）
第4回	数値積分（Euler法、Runge-Kutta法）
第5回	伝達関数と状態空間
第6回	ブロック線図と簡単化
第7回	システムの応答シミュレーション
第8回	状態方程式の解法
第9回	非線形システムのシミュレーション（不感帯、飽和、バックラッシュ）
第10回	演習
第11回	動力学モデルのシミュレーション（Open Dynamic Engine　または　Unityを使用)
第12回	ボディ(剛体，body)とジオメトリ(geometry)
第13回	衝突検出とジョイント計算原理と例題
第14回	理解度確認試験
第15回	理解度確認試験の解答と補足

教科書	野波健蔵『MATLABによる制御理論の基礎』東京電機大学出版局２００７年主として教科書を利用し、MATLABやC言語を利用した演習を必要に応じて行います。
参考書	出村公成『簡単!実践!ロボットシミュレーション - Open Dynamics Engineによるロボットプログラミング』森北出版
成績評価の方法及び基準	レポート（20%)と演習(20%)、理解度確認試験の成績（60%)で総合的に評価する。
質問への対応	研究室への連絡または電子メールにて受けつけます
研究室又は連絡先	研究室：　船橋校舎6号館613室 TEL: 047-469-8792 FAX: 047-467-9504 E-mail：　tirie@eme.cst.nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	水曜船橋 14:00 ～ 18:30 木曜船橋 11:00 ～ 14:00
学生へのメッセージ	Ｃ言語やMATLABによる数値解析法を習得しておくと、卒業研究などでのデータ整理、分析などにも大いに役立ちます。

2020年 理工学部 シラバス - 精密機械工学科