2020年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 品質工学及び演習 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 河西 英孝 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1.5 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H35C |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 品質管理/品質保証に必要な知識を身につける。 また、そのための基本的なツールとなる統計学の基礎理論と、それに基づく統計的手法を身につけ、もって品質的な問題の課題解決能力を習得する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義、演習、レポート(宿題) 担当教員:ロケット製造メーカにて、製品設計ならびに品質保証を実務経験 授業方法:講義の中では、航空宇宙産業における品質管理/品質保証に関する実務例を取り入れて紹介・解説を行い、理解に役立てる。講義の中での演習、ならびに宿題としてのレポート(4~5回程度)提出を通して、統計的手法の活用能力習得を図る。 |
履修条件 | 予備知識は問わない。なお、確率/統計に関する科目を履修しているとより望ましい。 |
授業計画
第1回 | 品質管理の基本的事項 復習1.0時間 |
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第2回 | 品質保証の考え方、品質マネジメントシステム 復習1.0時間 |
第3回 | 問題解決の手法(QCストーリー、QC七つ道具) 復習1.0時間 |
第4回 | 統計的手法(1):基本統計量、各種分布 予習1.0時間、復習1.5時間 |
第5回 | 統計的手法(2):検定と推定(1) 予習1.0時間、復習1.5時間 |
第6回 | 統計的手法(3):検定と推定(2) 予習1.0時間、復習2.0時間 |
第7回 | 統計的手法(4):検定と推定(3) 予習1.0時間、復習2.0時間 |
第8回 | 統計的手法(5):相関と回帰 予習1.0時間、復習2.0時間 |
第9回 | 統計的手法(6):抜取検査 予習1.0時間、復習2.0時間 |
第10回 | 統計的手法(7):分散分析(1) 予習1.0時間、復習2.0時間 |
第11回 | 統計的手法(8):分散分析(2)、実験計画法 予習1.0時間、復習2.0時間 |
第12回 | 統計的手法(9):信頼性工学 予習1.0時間、復習1.5時間 |
第13回 | 統計的手法(10):品質工学/タグチメソッド 予習1.0時間、復習1.5時間 |
第14回 | 統計的手法(11)MTシステム、全項目の復習とまとめ、質疑応答、平常試験実施要領説明 予習1.0時間、復習1.5時間 |
第15回 | 平常試験及びその解説 予習3.0時間、復習1.0時間 |
その他
教科書 |
鐵 健司 『新版 品質管理のための統計的方法入門』 ㈱日科技連出版社 2015年 第20版
主に第4回講義から使用します。
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参考書 |
内田 治 『ビジュアル品質管理の基本』 日経文庫 日本経済新聞出版社 2016年 第5版
川野 常夫 『品質管理のための統計学』 技術評論社 2018年 第2版
高橋敬子 『理工系の統計学入門』 プレアデス出版 2013年 第1版
鈴木真人 『MTシステム解析法入門』 日刊工業新聞社 2018年 第2版
福井 泰好 『信頼性工学』 森北出版 2016年 第2版
これらに限らず、統計学、品質工学関連書はすべて参考になります。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(20%)、平常試験(80%) |
質問への対応 | 授業中ならびに授業終了後に対応します |
研究室又は 連絡先 |
村松研究室 極力授業中または授業終了後にその場での対応とするが、メールの場合は下記 h-kasai@iac.ihi.co.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 16:00 ~ 17:00 村松研究室
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学生への メッセージ |
品質管理/品質保証に関する知識は、製造業のみならずどのような分野でも社会に出たときに必須となるものです。その基本をぜひ身につけて、自ら問題解決ができる人材に育っていただきたいと思います。 |