2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 |
ことばと文化
フランス語圏の⾔語と社会
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 石部 尚登 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | P33E |
クラス |
概要
学修到達目標 | 1)フランス語圏および日本における,⾔語と⽂化,社会、国家、政治との密接な関係を理解できる。 2)⾔語の多様性を理解することで,豊かで柔軟な⾔語観を身につける。 3)世界が直⾯する問題の背景にある⽂化,社会の存在を意識できるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを用いて授業を行う。 フランス語が話されている国や地域における問題をとりあげるが,それらが⽇本ではどのように現れているのか(もしくはいないのか)を常に意識した授業を⾏っていく。 授業は講義形式で⾏うが,毎回コメントシートを作成してもらい,翌週の授業でそれらのコメントに応える時間を設けることで,より双⽅向的な授業となるようにする。 |
履修条件 | 講義を受けるにあたりフランス語の知識は必要としない。ただし,より効果的な学習と理解のため,フランス語I/IIとあわせた履修を推奨する。 |
授業計画
第1回 | 授業の内容と進め⽅の確認 第1回目の授業はシラバスの内容を確認のうえで授業にのぞむこと。第2回⽬以降は,各回の予習項⽬に挙げられている事項を各⾃調べたうえで授業にのぞみ,授業後は学んだ問題についてみずからさらに考えてみる。 なお,以下の講義計画は予定であり,受講者数または受講者の理解度により,授業の進捗スピードや学習項⽬の順序・回数は変更する可能性がある。 |
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第2回 | ⾔語多様性についての概説 事前学習 世界にはいくつの国があり,いくつの⾔語があるのか調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第3回 | フランス語とフランコフォニー(フランス語圏)について 事前学習 フランス語が話されている国や地域はどこかについて調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第4回 | フランスの社会と⾔語(1) フランスの⾔語状況について 事前学習 フランスで話されているフランス語以外の⾔語を調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第5回 | フランスの社会と⾔語(2) フランスの⾔語政策について 事前学習 フランスにおける社会的問題と⾔語の関係について調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第6回 | ベルギーの社会と⾔語(1) ベルギーの⾔語状況について 事前学習 ベルギーで話されているフランス語以外の⾔語を調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第7回 | ベルギーの社会と⾔語(2) ベルギーの⾔語政策について 事前学習 ベルギーにおける社会的問題と⾔語の関係について調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第8回 | ルクセンブルクの社会と⾔語 ルクセンブルクの⾔語状況と⾔語政策について 事前学習 ルクセンブルクで話されているフランス語以外の⾔語を調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第9回 | スイスの社会と⾔語(1)スイスの⾔語状況について 事前学習 スイスで話されているフランス語以外の⾔語を調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第10回 | スイスの社会と⾔語(2) スイスの⾔語政策について 事前学習 スイスにおける社会的問題と⾔語の関係について調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第11回 | カナダの社会と⾔語(1) カナダの⾔語状況について 事前学習 カナダで話されているフランス語以外の⾔語を調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第12回 | カナダの社会と⾔語(2) カナダの⾔語政策について 事前学習 カナダにおける社会的問題と⾔語の関係について調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第13回 | アフリカのフランス語圏の社会と⾔語 アフリカのフランス語圏の⾔語状況について 事前学習 アフリカでフランス語が話されている国を調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第14回 | それ以外のフランス語圏の社会と⾔語 カリブ・ポリネシア,アジアなど 事前学習 それ以外の国や地域の他でフランス語が話されている国や地域を調べる。(100分) 事後学習 事前学習の内容との違いを意識して,授業内容をまとめる。(100分) |
第15回 | まとめ 最終レポートの作成・提出・解説 事前学習 講義で扱った内容から興味を持った事項をテーマとして設定して、各⾃、参考⽂献を読むなど、最終レポート作成の準備をしておく。(1000分) |
その他
教科書 |
特定のテクストは使⽤せず,毎回資料をCSTポータル上で公開する。
また,授業内容のさらなる理解のための参考⽂献を授業内で紹介する。
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参考書 |
⿃⽻美鈴 『多様性のなかのフランス語』 関⻄学院⼤学出版会 2012年
ジャン=ブノワ・ナドーほか 『フランス語のはなし』 ⼤修館書店 2008年
ダニエル・バッジオーニ 『ヨーロッパの⾔語と国⺠』 筑摩書房 2006年
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成績評価の方法 及び基準 |
コメントシート(50%),最終レポート(50%)で総合的に評価を⾏う。 5 回以上⽋席した場合は単位を認めない。 |
質問への対応 | 授業中およびコメントシートでの積極的な質問を歓迎します。 自主学習時の質問は,初回の授業で提示する授業用メール・アドレスで随時受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室(船橋校舎5号館4階549B) |
オフィスアワー |
木曜 船橋 14:00 ~ 15:00 研究室(5号館4階549B)
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学生への メッセージ |
フランス語圏についてみていきますが,遠い場所における私たちの生活とは無縁な話ではなく,⾔語と⽂化,社会、国家、政治との密接な関係は,日本を含めた世界中で見られる現象であることへの「気づき」が得られることを期待します。 |