2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
| 科目名 |
歴史の諸相
日本の歴史にみる人と社会
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|---|---|---|---|
| 設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
| 担当者 | 加藤 昇一郎 | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | S24C |
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | 歴史を学ぶことで人間の営みと社会の在り様を客観的かつ反省的に分析し、自己認識と他者理解に根差した歴史認識をもつことができる。本授業によって日本の古代から近世までの概要を理解するとともに、時代の転換期における歴史的意味を現代社会への関係のなかで考える力を身に付ける。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
講義形式（板書・パワーポイント併用）を基本とするが、適宜DVD等の視聴覚資料も援用して多面的な理解を深める。 |
| 履修条件 | （選択） ・基本的な歴史知識（用語等）を理解していることが望ましい。 ・「文化教養サブメジャーコース」対象科目 ・「教養教育科目」 |
授業計画
| 第1回 | ガイダンス ・授業内容の説明・歴史を学ぶ意義について・歴史学についての概説 （事前学習）シラバスで授業内容を確認し基本的な歴史の流を復習しておく。（80分） （事後学習）授業後、図書館等で与えられた課題についての考察をまとめる。（160分） |
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| 第2回 | Ⅰ 古代国家の成立と展開 （1）日本的王権の萌芽と古代政権の形成 ・古代国家の成立過程と政治的特色から日本社会の基層について考える。 （キーワード）・東アジア関係・ヤマト王権・古代天皇制 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第3回 | （2）律令体制の特色と変質 ・古代の土地政策転換による社会構造の変化について理解する。 （キーワード）・公地公民制 ・貴族政権 ・荘園化 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第4回 | (3) 古代文化の淵源と摂取 ・仏教信仰の政治的文化的と影響について理解する。 （キーワード）・大陸文化・国家仏教・国風文化 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第5回 | Ⅱ 中世社会の誕生と転換 （1）武門の成長と武家政権の成立 ・武士発生の契機と社会的特色から中世社会への転換の要因について考える。 （キーワード）・源平争覇・鎌倉幕府政権・東国と西国の差異 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第6回 | （2）公武の相克と動乱の世 ・動乱の社会構造と中世後半期の社会的特色について考える。 （キーワード）・南北朝・室町政権・自力救済 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第7回 | （3）中世民衆の世界と文化形態 ・中世の生業と精神世界から中世社会と文化の特色について理解する。 （キーワード）・アジールの諸相・職能の民・室町文化 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第8回 | （4）戦国の特色と展開 ・戦国社会の発生要因と戦国大名の支配構造について考える。 （キーワード） ・下剋上の論理・戦国大名領国制・軍事文書の世界 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第9回 | Ⅲ 近世統一政権と社会的変動 （1）天下統一の過程と確立 ・豊臣秀吉政権の特色から近世社会への転換期の意味を考える。 （キーワード） ・惣無事策・経済政策・対外政策 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第10回 | (2) 幕藩体制の確立と社会構造 ・徳川統一政権の特色について理解する。 （キーワード）・文治主義・重農政策・開発主義 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第11回 | （3）幕藩体制の動揺と諸改革の実態 ・近世後半期の社会的変動と幕府諸藩の対応について考える。 （キーワード）・農業政策・災害と社会・諸改革の内実 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第12回 | （4）近世社会の発達と文化の成熟 ・社会の進展による都市文化の多様性と成熟度について考える。 （キーワード） ・町人文化・流通システム・出版文化 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第13回 | （5）日本を取り巻く対外関係 ・19世紀の世界情勢と幕府の外交政策の特色について考える。 （キーワード） ・禁教策・貿易構造・「鎖国」の本質 （事前学習）授業内容を確認し不明な点などについて調べておく。（80分） （事後学習）与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。（160分） |
| 第14回 | まとめ ・日本の古代から近世までの構造的特色から現代に続く基層性と課題を確認する。 |
| 第15回 | 平常試験および問題解説 |
その他
| 教科書 |
使用しない。適宜参考資料等のプリントを配布する。
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| 参考書 |
五味文彦他編 『大学の日本史（１古代２中世３近世）』 山川出版社 2016年
五味文彦・鳥海靖編 『もういちど読む山川日本史』 山川出版社 2009年
佐藤信編 『古代史講義』 筑摩書房 2018年
高橋典幸・五味文彦編 『中世史講義』 筑摩書房 2019年
高埜利彦 『近世史講義』 筑摩書房 2020年
末木文美士（すえきふみひこ） 『日本思想史』 岩波書店 2020年
その他（各回関係）については適宜指示する。
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| 成績評価の方法 及び基準 |
平常試験成績（70％）及び小テスト成績（30％）を含む総合評価とし、GPA制度の基準に従って合否および優劣の評価を行う。 |
| 質問への対応 | 授業前後およびオフィスアワー |
| 研究室又は 連絡先 |
船橋校舎：12号館講師室 駿河台校舎：1号館講師室 |
| オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:30 ～ 13:15 1号館講師室
火曜 船橋 11:30 ～ 17:00 12号館講師室
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| 学生への メッセージ |
学問とは未知の自覚と既知の分析によって得られた知識を知恵や実践力に変えるものです。「人として賢く、善く生きる」ための学問に向き合える時間を大切にしてください。 |