2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
| 科目名 |
教養ゼミナール
メンタルトレーニングの不思議
|
||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
| 担当者 | 北村 勝朗 | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜5 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | S25K |
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | 心と身体をコントロールするメンタルトレーニングについて，理論と実践の両面から理解し，下記３点に関わる能力を身に付ける。 1. スポーツの大会や音楽コンクール，試験といった本番で自分の実力を発揮するための心理的スキルに関する最新の研究成果について知り，理論的根拠に基づいてメンタルトレーニングについて説明することができる。 2. 日常生活も含めた大学生活の様々な場面で，自身の心理的マネジメント方策について計画を立案し，具体化できる。 3. 生涯にわたる心理的マネジメントについて考察することにより，生涯現役社会において，健康な心身の維持・管理方策について計画を立案し，具体化できる。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
毎回の授業において，下記３つの形態で教育活動が実践される。 １． ミニ講義：毎回配布される資料に基づき，基本的な事項について概説する。その際，板書およびパワーポイント，ビデオ映像，画像等による視覚教材を用いる。 ２． ワークショップ：小グループに分かれ，毎回のテーマに沿った課題解決学習やゲーム形式の集団課題に取り組む。 ３． ミニットペーパー：毎回，授業の最後に，その日の授業を振り返り，理解した内容と疑問点について整理し提出する。 |
| 履修条件 | テレビ，新聞，ラジオ，インターネット，書籍等，様々なメディア情報や自分自身の体験を通して，メンタルトレーニングに関連する事象に関心を寄せていること。 |
授業計画
| 第1回 | ガイダンス：シラバスの内容を確認の上，授業に臨むこと 【事前学習（120分）】シラバスの内容をよく把握しておくこと 【事後学習（120分）】ガイダンスで説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
|---|---|
| 第2回 | メンタルトレーニングの不思議：心と身体の密接な関係 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（30分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第3回 | 不安の克服①：事例分析１. スポーツ選手の不安の克服法，各自の体験共有① 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第4回 | 不安の克服②：事例分析２. 音楽家の不安の克服法，各自の体験共有② 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第5回 | チームワーク①：事例分析３. 高校運動部のチーム組織化，各自の体験共有③ 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第6回 | チームワーク②：事例分析４. 大学運動部のリーダーシップ育成法，各自の体験共有④ 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第7回 | 中間まとめ及び確認：これまで学習した内容の整理と確認 【事前学習（120分）】前回までに配布された全資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】確認内容について振返り，整理を行った上で，内容に関する理解を深めておくこと |
| 第8回 | イメージ①：事例５. オリンピック選手のイメージトレーニング法，各自の体験共有⑤ 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第9回 | イメージ②：事例６. ヘリコプターパイロットのイメージトレーニング法，各自の体験共有⑥ 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第10回 | 集中力①：事例7. オリンピック選手の集中法，各自の体験共有⑦ 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第11回 | 集中力②：事例8. ノーベル賞受賞者の集中法，各自の体験共有⑧ 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第12回 | やる気①：事例9. ものづくり達人（現代の名工）の動機づけ方法，各自の体験共有⑨ 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第13回 | やる気②：事例10. プロスポーツ選手の動機づけ方法，各自の体験共有⑩ 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第14回 | メンタルトレーニングの総まとめ，各自の体験共有⑪ 【事前学習（120分）】前回の授業時に配布された資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】授業で配布され説明された資料の内容に関する理解を深めておくこと |
| 第15回 | 理解内容確認及びその解説 【事前学習（120分）】前回までに配布された全資料を熟読し，疑問点を整理しておくこと 【事後学習（120分）】理解内容確認と解説について振返り，整理を行った上で，内容に関する理解を深めておくこと |
その他
| 教科書 |
毎回の授業時に資料を配布する。
|
|---|---|
| 参考書 |
北村勝朗 『上達の原則』 CCCメディアハウス 2015年
西田保 『スポーツモチベーション』 大修館書店 2013年
徳永幹雄 『教養としてのスポーツ心理学』 大修館書店 2005年
古川聡 『宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方』 マイナビ新書 2013年
|
| 成績評価の方法 及び基準 |
毎回提出するミニットペーパー（５０％），中間確認（２０％），最終確認（３０％） |
| 質問への対応 | 対応①：ミニットペーパーに書かれた質問に対して翌週以降の授業の中で回答する。 対応②：授業の中で質問時間を設ける。具体的には，グループごとに疑問点を整理し，発表し，それに対する説明を共有する。 上記により理解内容を更に深めるようにする。 なお，授業時間以外でも，オフィスアワー時に研究室において質問を受けつける。ただし事前連絡があった方が望ましい。 |
| 研究室又は 連絡先 |
船橋校舎スポーツホール 体育研究室Ｄ |
| オフィスアワー |
火曜 船橋 15:00 ～ 16:00
|
| 学生への メッセージ |
日常生活の中ではあまり意識しない心のコントロール方法について知っておくと，将来，社会人として活躍する上で大きな武器になります。そのためのヒントを授業の中で探っていきましょう。 |