2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
| 科目名 | 地球環境化学 | ||
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| 設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
| 担当者 | 伊藤 賢一 | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜5 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | S55A |
| クラス | 学科共通（全学科） | ||
概要
| 学修到達目標 | 物質文明により支えられ，人類は豊かで快適な生活を行えるようになった。物質文明は自然科学によって構築されており，その一部に「化学」が存在する。しかし昨今，人間にとっての豊かで快適な生活が地球環境の脅威となっている現状があるとされる。本科目・地球環境化学は，地球環境に関する事柄を「化学」の視点から解説するので，それらに関する基礎的または応用的な知識を習得することができる。 本科目は，理工学部の全学生を対象とするものであるが，特に交通システム工学科（社会交通工学科）の学生においては学習・教育目標Ａ-ＩのＣ「専門基礎学力」の達成に主体的に関与する科目である。 |
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| 授業形態及び 授業方法 |
教科書を用いてPowerpointを中心とした講義形式で行い，必要に応じてプリントを配布する。課題レポートの作成を課す。 |
| 履修条件 | 選択科目 交通システム工学科（社会交通工学科）では「マネジメントコース」の基礎教育科目 高校で「化学基礎（化学Ⅰ）」及び「化学（化学Ⅱ）」を履修していることが望ましい。 本科目は基礎的な知識をベースとした応用・発展的な内容であるので，そのことをよく理解して授業に臨むこと。 |
授業計画
| 第1回 | 授業の進め方（授業ガイダンス）及び環境化学に関する最新の研究に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】シラバスをよく確認する。高校の化学の教科書を用い，その内容に関して復習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，その内容に関して復習し，環境化学関連記事などを読んで，各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
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| 第2回 | 「環境科学」の解説として，グリーンケミストリーに関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い，環境の危機・持続可能な社会等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第3回 | 「地球環境 ①」の解説として，地球大気の構造・大気の成分・大気汚染物質に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い，温室効果・空気の組成・窒素酸化物・硫黄酸化物等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第4回 | 「地球環境 ②」の解説として，酸性雨・大気汚染の推移・大気汚染物質の対策に関する講義を行う。 レポート ① を課す（提出期限は次回）。 【事前学習(120分)】教科書を用い，酸性雨と土壌・大気中の対象物質・脱硝技術・脱硫技術等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第5回 | レポート ① に関する模範解答等の解説を行う。また「水資源 ①」の解説として，水分子の構造と性質・自然界の水・資源としての水に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い，水の存在と循環・水需要・水資源腑残量等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第6回 | 「水資源 ②」の解説として，水の浄化と精製・水資源と環境・水域環境保全と科学技術・貴重な水資源に関する講義を行う。 レポート ② を課す（提出期限は次回）。 【事前学習(120分)】教科書を用い，浄水処理・水質環境基準・水質汚濁等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第7回 | レポート ② に関する模範解答等の解説を行う。また「気候変動 ①」の解説として，地球温暖化・赤外線の吸収に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い，温室効果・赤外線と分子等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第8回 | 「気候変動 ②」の解説として，地球の温度・人間活動による温室効果に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い，温室効果ガス・温暖化の定量的尺度・温室効果ガスの濃度等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第9回 | 「気候変動 ③」の解説として，気候変動の諸要因・温暖化への対策に関する講義を行う。 レポート ③ を課す（提出期限は次回）。 【事前学習(120分)】教科書を用い，省エネルギー等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第10回 | レポート ③ に関する模範解答等の解説を行う。また「オゾン層 ①」の解説として，オゾン層のはたらき・紫外線とオゾン層に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い，オゾンホール・オゾンの生成等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第11回 | 「オゾン層 ②」の解説として，オゾン層破壊の化学反応に関する講義を行う。 レポート ④ を課す（提出期限は次回）。 【事前学習(120分)】教科書を用い，フロン・ラジカル連鎖反応・オゾン層破壊係数等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第12回 | レポート ④ に関する模範解答等の解説を行う。また「省エネルギー ①」の解説として，人間社会とエネルギー・エネルギーとその変換・火力発電に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い，エネルギーの供給と消費・省エネ・エネルギーの変換等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第13回 | 「省エネルギー ②」の解説として，燃料電池・バイオマス・バイオ燃料・太陽光発電に関する講義を行う。 レポート ⑤ を課す（提出期限は次回）。 【事前学習(120分)】教科書を用い，電池・燃料電池自動車・光合成・バイオエタノール等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第14回 | レポート ⑤ に関する模範解答等の解説を行う。また「グリーンケミストリー 」の解説として，環境にやさしい工業化プロセスに関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い，原子効率・環境因子・触媒反応等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後，教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
| 第15回 | 平常試験及びその解説を行う。 【事前学習（120分）】講義で示した範囲，授業で強調した点，教科書の演習問題をよく確認しておくこと。 【事後学習（120分）】解答した内容がどの程度合っていたか，間違えている箇所があったとすれば，その要因を考え，各自で再度確認して理解を深める。 |
その他
| 教科書 |
荻野和子他 『環境と化学 グリーンケミストリー入門 第３版』 東京化学同人 2018年 第3版
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| 参考書 |
必要に応じて紹介する。
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| 成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は， ・レポート：２０％ ・平常試験：８０％ とし，ＧＰＡ制度の基準に従って合否および優劣を総合評価する（出席は成績評価に含めない）。 |
| 質問への対応 | 授業前，授業終了後およびメール等で随時受付ける。 |
| 研究室又は 連絡先 |
研究室：船橋校舎８号館１階８１１室 連絡先：k-itoh@chem.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
| オフィスアワー |
月曜 船橋 16:40 ～ 18:10 船橋校舎８号館８１１室
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| 学生への メッセージ |
地球環境は複雑な事象の集合体である。それを科学で理解するためには自然科学の各分野に関する最低限の知識は必要である。可能な限りサポートは行うが，各人でそれを少しでも埋める努力が必須である。 |