2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 物理学Ⅰ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 中原 明生 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | S55D |
クラス | 再履修 |
概要
学修到達目標 | 本講義では物理の基礎である「力学」を学ぶ。高校までの物理の学習は公式を覚えることが主だったかもしれないが、本講義では「物理の考え方」自身を身に付けることに重きを置く。基礎的な運動方程式はすべて微分方程式として表現されているので、微分方程式を数学的に解くことによって、論理的に力学の各公式が導出されることを理解する。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
基本的にはシラバスに従い力学の講義を進めるが、必要に応じて随時ベクトル・微分・積分などの講義をおこない、理解を深める。 |
履修条件 | 選択科目 物理学I演習を並行して履修することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 【事前学習】シラバスの内容を確認の上,授業に臨むこと。再履修科目なので、以前習った力学の授業の内容を一通り復習をしておくことが望ましい。(120分) ガイダンス。力学で何を学ぶのか説明する。 数学的準備として、ベクトル、微分、積分を復習する。 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
---|---|
第2回 | 【事前学習】テキスト1章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第1章 運動の記述――微分法 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第3回 | 【事前学習】テキスト2章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第2章 平面の運動――ベクトル 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第4回 | 【事前学習】テキスト3章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第3章 運動の法則――ニュートンの運動方程式 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第5回 | 【事前学習】テキスト4章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第4章 運動の法則――積分法 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第6回 | 【事前学習】テキスト5章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第5章 さまざまな運動――周期運動 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第7回 | 【事前学習】テキスト5章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第5章 さまざまな運動――周期運動 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第8回 | 【事前学習】テキスト1章から5章までのこれまでに習った範囲をきちんと復習して中間試験に備えること。(120分) 中間試験とその解説 【事後学習】中間試験で出た問題を再度自分で解き直してしっかり理解すること。(120分) |
第9回 | 【事前学習】テキスト6章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第6章 運動量保存則とエネルギー保存則 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第10回 | 【事前学習】テキスト7章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第7章 角運動量とその保存則 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第11回 | 【事前学習】テキスト8章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第8章 惑星の運動を解く 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第12回 | 【事前学習】テキスト9章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第9章 加速された座標系から運動をみる 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第13回 | 【事前学習】テキスト10章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第10章 多粒子系の運動 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第14回 | 【事前学習】テキスト11章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第11章 剛体の運動 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
第15回 | 【事前学習】テキスト11章を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと。(120分) 第11章 剛体の運動 【事後学習】授業で習った内容をきちんと復習すること。(120分) |
その他
教科書 | |
---|---|
参考書 |
十河清、和達三樹、出口哲生 『ゼロからの力学 I』 ゼロからの大学物理 1 岩波書店 2005年
十河清、和達三樹、出口哲生 『ゼロからの力学 II』 ゼロからの大学物理 2 岩波書店 2005年
初めて学ぶ人も理解できるようにかなり丁寧に説明している参考書です。
|
成績評価の方法 及び基準 |
毎回の授業で行う小テスト30%、中間試験30%、定期試験40% |
質問への対応 | 直接研究室に質問に来てください。メールでも受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎1号館3階131A室 e-mail : nakahara.akio_AT_nihon-u.ac.jp (_AT_を@に変えてください) http://www.phys.ge.cst.nihon-u.ac.jp/~nakahara |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 1号館3階 131A室
金曜 船橋 12:15 ~ 13:15 1号館3階 131A室
|
学生への メッセージ |
大学以降、身に付けるべき知識は数限りないので、公式の丸暗記という手法はいずれ破綻します。理論的な考え方をきちんと身に付けていれば、少数の基礎方程式から物理のあらゆる公式が論理的に導出することができる、という理論物理の概念を修得してください。 |