2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)生徒指導・進路指導論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 3年 |
担当者 | 藤田 耕平 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X25D |
クラス |
概要
学修到達目標 | 1.学校教育における生徒指導と進路指導・キャリア教育の機能について、総合的に把握するとともに、合意に基づいた学校指導体制の整備・構築や共通理解・共通実践等の組織的対応の意義を理解し、説明できる。 2.児童生徒理解のためのアセスメント、生徒指導及び進路指導・キャリア教育の理論及びそれらの理論に基づいた実践に関する知識を習得し、説明できる。 3.学校をはじめ、各種関係機関と連携・協働した生徒指導や進路指導・キャリア教育の意義や様々な実施形態について理解し、その必要性を説明できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
(講義)パワーポイントと板書を併用し講義を行う。 (グループ討議)グループに分かれてテーマに関する討議を行う。また、ロールプレイング演習鵜等のグループワークを行う。 |
履修条件 | 教育学に関する基礎的な科目の単位を修得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 生徒指導の概念と機能 【内容】『学習指導要領』や『生徒指導の手引』、『生徒指導提要』等の公的資料をもとに、生徒指導の定義とその概念の変遷を説明するとともに、学校の教育活動における生徒指導の位置付けや機能(生徒指導機能論)について講義を行う。 【事前学習】(1.5hr)履修を希望した動機や理由について内省し、明確にする。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
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第2回 | 学校における生徒指導体制 【内容】効果的な生徒指導の原則として、校内の生徒指導体制(教育相談体制含む)の整備・構築の意義について説明する。特に、生徒指導の方針・基準の合意に基づく明確化・明文化や足並みを揃えた粘り強い指導・支援が重要であること等について、講義を行う。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第3回 | 生徒指導の方法原理と学級経営 【内容】生徒指導実践の基本的な場となる学級における有効な運営について、ルールとリレーションの概念を用いて解説する。また、生徒指導の方法論として、集団指導と個別指導の各種理論について解説するとともに、具体的に学校現場における実践事例を紹介しつつ、実践方法について講義を行う。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第4回 | 進路指導・キャリア教育の意義 【内容】進路指導やキャリア教育に関する概念について、公的文書等をもとに整理し、教育課程における進路指導・キャリア教育の位置付けや教育活動全体を通じて実施するキャリア教育の在り方等について解説する。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第5回 | 進路指導・キャリア教育の組織体制とカリキュラム・マネジメント 【内容】進路指導に関する学校の組織体制とキャリア教育の視点を持ったカリキュラム・マネジメントについて、解説する。また、校務分掌上の進路指導部の役割や具体的な業務について、講義する。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第6回 | 進路指導・キャリア教育の理論 【内容】キャリア・カウンセリングやキャリア・ガイダンスの基礎理論について、解説する。また、キャリア教育における自己評価やポートフォリオ等のリフレクションに関する理論について講義を行う。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第7回 | 進路指導・キャリア教育の実際 【内容】キャリア教育の具体的実践について、職業に関する体験活動や地域と連携した活動等の事例をもとに紹介、解説する。また、活動のねらいや内容・方法、評価の在り方について講義を行う。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第8回 | 地域と連携した進路指導・キャリア教育 【内容】キャリア教育コーディネーターやコミュニティ・スクール等の事例をもとに、学校を基点に関係機関と連携して進路指導・キャリア教育を展開する意義や課題について、講義する。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第9回 | 児童生徒の抱える多様なリスクと問題・諸課題(1)-暴力行為- 【内容】暴力行為に焦点を当てて、その発生件数の推移とともに、対策に関する政策論の変遷について解説する。また、現在の暴力行為に対する具体的な指導・支援の実際について、あわせて講義を行う。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第10回 | 児童生徒の抱える多様なリスクと問題・諸課題(2)-いじめ- 【内容】いじめに焦点を当てて、その認知(発生)件数の推移とともに、対策に関する政策論の変遷について解説する。また、現在のいじめに対する具体的な指導・支援の実際について、あわせて講義を行う。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第11回 | 児童生徒の抱える多様なリスクと問題・諸課題(3)-不登校- 【内容】不登校に焦点を当てて、その発生件数の推移とともに、対策に関する政策論の変遷について解説する。また、現在の不登校に対する具体的な指導・支援の実際について、あわせて講義を行う。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第12回 | 懲戒・体罰 【内容】学校教育法第11条をはじめ、児童生徒の懲戒、体罰等について、その法的理解をはじめ、参考事例をもとに、具体的に解説する。また、学校教育法第35条の出席停止についても取上げ、懲戒と異なることについて解説する。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第13回 | 学校と関係機関の連携 【内容】学校と学校を取り巻く地域にある各種関係機関について役割や権限を踏まえて解説するとともに、現在の連携施策の動向として、緊急時対応から日常的な連携、そして「チームとしての学校」の経緯について、講義する。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第14回 | 【内容】現代の子どもたちに向き合う教師の在り方と使命感について考察し、これまでの自分自身のありようを振り返り、今後の自己開発の方針と手立てを確認する。 【事前学習】(1.5hr)事前に配布、あるいは、Webで提示する資料を精読する。 【事後学習】(2.5hr)本時に配布された資料等を復習し、知識の確認、整理をする。 |
第15回 | 総括(平常試験及びその解説) 【内容】平常試験を実施するとともに、総括としてその解説を行う。 【事前学習】(3.0hr)これまでの配布資料等を精読し、平常試験に向けた準備を行う。 【事後学習】(1.0hr)学習が不十分な事項について、確認する。 |
その他
教科書 |
梅澤秀監・木内隆生・嶋﨑政男 『生徒指導15講』 大学図書出版 2014年
ISBN:978-4-907166-36-6
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参考書 |
文部科学省 『生徒指導提要』 教育図書株式会社 2010年
その他、国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センター「生徒指導リーフ」シリーズや「キャリア教育」資料集、東研研究報告 No307 特別課題シリーズ77 児童・生徒指導研究委員会 自ら「たくましくしなやかに」成長できる力を育むためにNo1・No2等
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(60%)、コメントペーパー・小レポートなど(40%) 毎回の授業時に、小レポート用紙(出席確認を兼ねる)を配布し、授業の感想や気づき、グループワークに関する記載を求める。また、平常試験を実施する。 レポート提出日に全体に対してフィードバックを行い、個別に添削したレポートを次週以降に返却する。なお、必要に応じてレポートの再提出を求める。 |
質問への対応 | 初回授業で指示する。 |
研究室又は 連絡先 |
初回授業で指示する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
教職課程を履修する過程で、より良い教師・社会人として活躍できるよう、自身への理解を深めていけることを期待します。共に学び合いましょう。 |