2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)地学概論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 梶山 貴弘 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X26D |
クラス |
概要
学修到達目標 | 人間生活は、人間の感覚を超えるような長期的・広域的な時空間スケールをもつ地球で展開されているが,その認識の欠落により,近年は自然災害や自然環境問題などが多数発生している。持続可能な発展を続けるために,全ての現代人においては、地球や宇宙のさまざまな自然現象に関する正しい理解とその教育が,一般社会から求められている。 本授業では,将来の地学(理科)教育に携わる上での、地球および宇宙における自然現象の各分野の基礎と,それら諸現象の関連性について理解することが出来る。また地形図・地質図の読図技術から、地形・地質現象を読み解く技術を修得することが出来る。 |
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授業形態及び 授業方法 |
おもにパワーポイントを使用して講義をおこなう。授業の最後に,練習問題を解く場合がある。一部の授業では,地形図や地質図の読図などに関する実習を含む。 扱う内容は,高校理科の「地学基礎」を基本とし,一部は高校「地学」と大学の地理学・地球科学の基礎までを含む。とくに地質分野の地層や岩石を重点的に扱う。 |
履修条件 | 教職課程(理科)の必修科目。 中学校理科地学(地球)領域の知識と技術が必要。 教職「地学実験」(必修)の内容と対応するため,同時に履修することが望ましい。 「地理学」・「自然環境論」・「基礎地形・地質学」を履修することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 授業の到達目標・計画・評価方法,高校地学の対象と分野 ・地学と地理,地球科学(地球惑星科学)と地理学,天文学 【事前学習】シラバスを読んでおく。また中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
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第2回 | 地球と個体地球(地圏)の構造 ・地球惑星システム,地球の構造,地圏の構造と岩石 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第3回 | プレートテクトニクスと世界の地形・地質現象 ・プレート運動,プレート境界,火山と地震、大地形,大陸移動 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第4回 | マグマと火山噴火 ・マグマ,火山噴火と噴火様式,火山噴出物、噴火に関連する現象 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第5回 | 火成岩と火山地形 ・造岩鉱物と珪酸塩鉱物、火成岩、火山砕屑物と火砕岩、火山地形 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第6回 | 堆積岩と変成岩 ・続成作用、堆積岩、堆積構造、地質構造、変成作用と変成岩 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第7回 | 地層の形成 ・風化と侵食と運搬と堆積,砕屑物と堆積物,地層の法則,層序,整合と不整合 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第8回 | 地層の時間・空間と地史 ・年代,対比と編年,地質時代、地質調査と地質図 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第9回 | 地形の変化と形成 ・地形と地質、地形営力,地形形成作用 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第10回 | 大気の構造と気象現象 ・気圏の構造と組成、気象現象、放射収支 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第11回 | 大気の運動と世界の気象・気候現象 ・エネルギーの輸送、大気大循環、気象と気候、気候因子 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第12回 | 海洋の構造と運動 ・水圏と海洋の構造,海流,深層循環、水循環 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第13回 | 宇宙の構造 ・宇宙の構造と天体、太陽系、銀河系 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第14回 | 自然環境と人間生活(地学の応用) ・自然資源、自然災害,自然環境問題 【事前学習】中学・高校地学の教科書の該当部分を読むとともに,専門用語について専門書やインターネットなどで調べておく。(120分) 【事後学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(120分) |
第15回 | 平常試験及びその解説 【事前学習】学習内容について配布資料やメモなどを整理し,各自または学生間で確認して理解を深める。(180分) 【事後学習】試験で分からなかったところは,これまでの学習内容を再確認するとともに,不明な点を教員に質問する。また今後の発展的な学習計画について考える。(60分) |
その他
教科書 |
教科書は指定しない。毎回プリントを配布する。
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参考書 |
『中学校「理科」教科書。』 (出版社・出版年は任意)
『高等学校「地学基礎」,「地学」教科書。』 (出版社・出版年は任意)
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は,平常試験(70%)と複数回の小レポート(30%)から評価する。 |
質問への対応 | 基本的には講義終了後またはオフィスアワーで対応するが,研究室在室時で対応出来る場合であればいつでも対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 タワー・スコラ11階S1112室 船橋校舎 8号館4階842室 Eメール:kajiyama.takahiro@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 15:00 ~ 16:30
水曜 駿河台 15:00 ~ 16:30
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学生への メッセージ |
教職科目であることから,将来の教員としての自覚を持って授業に臨みましょう。 地学現象を理解するためには,その時空間スケールや,他の現象との相互作用を考える必要があるので,常に広い視野を持つように心掛けましょう。また講義での各現象の説明事項(とくにグラフや地図を用いた説明など)は,必ず配布資料やノートにメモを取るようにしましょう。なお事前・事後学習には,図書館を活用すると効果的です。 |