2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)化学概論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 米田 哲也 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y35B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 化学は、我々の日常生活のみならず環境問題や各分野の基礎的理解に深く通じている。教職科目履修生(理科)を対象とした授業であり,理科,とくに化学の指導に不可欠な知識を理解することを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書とスクリーンを併用した講義形式で行う。必要に応じて随時プリントを配布する。課題のレポート提出も含めて進めていく。 |
履修条件 | 教職過程 理科必修。 |
授業計画
第1回 | 学習の進め方,化学のなりたち,物質について(単体,化合物,混合物,同素体),同位体と原子量 【事前学習(120分)】シラバスをよく確認する。物質,原子・電子・陽子,同位体,質量数,原子量について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
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第2回 | ミクロな世界の運動1(ミクロな世界の運動とエネルギー,水素原子の発光スペクトル,ボーアの水素原子モデル) 【事前学習(120分)】ミクロな世界の運動とエネルギーの特徴,原子の発光スペクトル,初期量子論の確立(ボーアの水素原子モデル)について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第3回 | ミクロな世界の運動2(シュレディンガーの波動方程式,電子の振る舞い),量子数,原子の中での電子配置,高校で教わる電子配置との比較) 【事前学習(120分)】シュレディンガーの波動方程式,量子数,原子中の電子配置について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第4回 | 元素の種類とその周期性(原子やイオンの半径,有効核電荷,イオン化エネルギー,電子親和力,電気陰性度) レポート1を配布して次週に提出させる。 【事前学習(120分)】原子やイオンの半径,有効核電荷,イオン化エネルギー,電子親和力,電気陰性度について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第5回 | 化学結合の基礎(最外殻電子,ルイスの点電子式,オクテット則),イオン結合とイオン結晶の性質,共有結合1(点電子式による理解) レポート1の正解答を配布して解説する。レポート2を配布して次週に提出させる。 【事前学習(120分)】最外殻電子,ルイスの点電子式,オクテット則,イオン結合,共有結合について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第6回 | 共有結合2(量子論による理解とその意味),分子軌道,混成軌道 レポート2の正解答を配布して解説する。レポート3を配布して次週に提出させる。 【事前学習(120分)】原子の波の重なりと共有結合,混成軌道,双極子モーメント,分子の極性について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第7回 | 共有結合3(量子論による分子形成の理解)分子の極性(双極子モーメント) レポート3の正解答を配布して解説する。レポート4を配布して次週に提出させる。 【事前学習(120分)】原子の波の重なりと共有結合,混成軌道,双極子モーメント,分子の極性について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第8回 | 配位結合,金属結合と金属の性質,分子間に働く力(ファン・デル・ワールス力,水素結合) レポート4の正解答を配布して解説する。レポート5を配布して次週に提出させる。 【事前学習(120分)】配位結合,金属原子の結合,分子の間に働く力について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第9回 | 物質の三態・・・状態の性質と変化,蒸気圧,沸騰,状態図の読み方(ギブスの相律) レポート5の正解答を配布して解説する。 【事前学習(120分)】物質の状態,蒸気圧,沸騰,状態図について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第10回 | 気体・・・理想気体,状態方程式,実在の気体 【事前学習(120分)】理想的な気体,状態方程式,実在気体とのズレについて,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第11回 | 液体・・・溶解(固体や気体の溶解度),溶液の濃度の種類,束一的性質(ラウールの法則, 沸点上昇と凝固点降下,浸透圧),コロイド溶液 レポート6を配布して次週に提出させる。 【事前学習(120分)】溶解現象,濃度の表し方,束一的性質,コロイド溶液について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第12回 | 固体・・・結晶と非晶質(無定形),結晶の種類と構造(基本格子,晶系) レポート6の正解答を配布して解説する。レポート7を配布して次週に提出させる。 【事前学習(120分)】結晶と非晶質,基本格子,7晶系,ブラベー格子について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後、プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第13回 | 有機化学の基礎、有機化合物の分類,化学式(実験式,分子式,構造式),異性体 レポート7の正解答を配布して解説する。レポート8を配布して次週に提出させる。 【事前学習(120分)】有機化合物の分類の仕方,様々な化学式の表し方,異性体,について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第14回 | 低分子化合物(炭化水素、アルコール、アルデヒドとケトン,カルボン酸),高分子化合物 レポート8の正解答を配布して解説する。 【事前学習(120分)】有機低分子化合物,有機高分子化合物について,内容を予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,プリント及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第15回 | 理解度確認テストおよび解説 【事前学習(120分)】講義での範囲および授業で強調した点や課題問題をよく確認しておくこと。 【事後学習(120分)】解答した内容がどの程度合っていたか,間違えている箇所があったとすれば,その要因を考え,各自で再度確認して理解を深める。 |
その他
教科書 |
特に、教科書は指定しない。
ただし、理解度が不十分であると感じる者は、高校「化学基礎」,「化学」を積極的に利用すること。
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参考書 |
多賀 光彦 他 『新版 教養の現代化学』 三共出版 2008年
小林 憲司 他 『化学の世界への招待』 三共出版 2009年
長島 弘三、富田 功 『一般化学(四訂版)』 裳華房 2016年 第46版
大月 穣 『基礎の化学』 東京化学同人 2014年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(70%),レポート(30%)により総合的に評価する。 レポート(1~8回を予定)を配布し,翌週に提出させる。 提出する回では,正解答を配布してポイントを解説する。 |
質問への対応 | オフィスアワーは設けているが、船橋校舎なので主として講義中あるいは講義終了後に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館812研究室 yoneda.tetsuya※nihon-u.ac.jp (※を@に変えてください) |
オフィスアワー |
金曜 船橋 12:10 ~ 13:20 左記以外にも在室時には随時対応
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学生への メッセージ |
教員は、指導前の科目・単元に対する理解およびその説明の仕方を十分に深めてから臨む必要があります。それゆえ、自身で調べる能力と正しい判断力を養って欲しいです。ぜひとも分野の得手不得手に関係なく、常に準備を心掛けてください。 |