2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)教育原論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 柴山 英樹 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜3 土曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y63A Y64A |
クラス |
概要
学修到達目標 | ・教育の基本的概念を身に付けるとともに、教育を成り立たせる諸要因とそれら相互の関係を理解する。 ・教育の歴史に関する基礎的知識を身に付け、それらと多様な教育の理念との関わりや過去から現代に至るまでの教育及び学校の変遷を理解する。 ・教育に関する様々な思想、それらと多様な教育の理念や実際の教育及び学校との関わりを理解している。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は基本的にはスライドと板書を併用した講義の形態で行なうが、グループワークやグループディスカッション等を取り入れるので、積極的に参加することを望む。また、リアクション・ペーパーも活用する。 |
履修条件 | 教員の免許状取得のための必修科目 |
授業計画
第1回 | 「教育原論」を学ぶに当たって:自己形成史から「教育とは何か」を考える 【事前学習】自分自身の成長を振り返りながら、「教育」について、予め考えておくこと。(80分) 【事後学習】自己形成史を作成して、人間形成にかかわる様々な要因について考える。(160分) |
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第2回 | 教育の本質:人間とは何か、人間形成と教育 【事前学習】何のために教育をするのか、人間と動物の違いを踏まえて考えておくこと。(80分) 【事後学習】配布資料を踏まえながら、人間の教育の目的とは何かについてまとめる。(160分) |
第3回 | 人間の発達と教育:野生児の物語、発達概念の歴史的・社会的・文化的文脈、発達と生成 【事前学習】「発達」について辞書や事典、参考図書などで調べて整理しておくこと。(80分) 【事後学習】配布資料を踏まえながら、「発達」概念についてまとめる。(160分) |
第4回 | 教育の目的:教育の社会的機能、教育基本法、リテラシー 【事前学習】今日の学力テストなどで問われる学校で身につける学力とは何かを調べておくこと。(80分) 【事後学習】配布資料を踏まえながら、これからの時代に求められる学力とは何かについて考える。(160分) |
第5回 | 教育と権利:子どもの学習、日本国憲法、子どもの権利条約、参加の権利 【事前学習】「子どもの権利条約」について調べ、気づいたことを整理しておくこと。(80分) 【事後学習】子どもの「参加の権利」を踏まえて、学校や社会のあり方をどう変えていくべきかを考える。(160分) |
第6回 | 家族と社会による教育の歴史:共同体の子育て、近代家族の教育、社会の変動と教育 【事前学習】子どもに関する見方や子育てのあり方について、予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】配布資料を踏まえながら、近代以前の共同体の教育と近代社会の教育の違いについてまとめる。(160分) |
第7回 | 近代教育制度の成立:近代学校の性格、日本における近代学校の導入 【事前学習】学校という空間の特徴は何か、予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】配布資料を踏まえながら、近代学校の特徴、公教育の理念についてまとめる。(160分) |
第8回 | 教育が営まれる場:人間形成と学校・家庭・地域及び社会の関連性、オルタナティブ教育 【事前学習】「社会教育」や「生涯学習」について調べて整理しておくこと。(80分) 【事後学習】配布資料を踏まえながら、学校・家庭・地域における教育機能についてまとめる。(160分) |
第9回 | 近代教育制度の展開(1):明治期の教育、新教育、戦時下の教育 【事前学習】明治期以降の歴史の展開について復習しておくこと。(80分) 【事後学習】配布資料や参考図書等を活用しながら、授業内容についてまとめる。(160分) |
第10回 | 近代教育制度の展開(2):戦後の教育改革、経済成長と教育 【事前学習】戦後の歴史の展開について復習しておくこと。(80分) 【事後学習】配布資料や参考図書等を活用しながら、授業内容についてまとめる。(160分) |
第11回 | 近代の教育思想:コメニウス、ペスタロッチ、フレーベル、ヘルバルト 【事前学習】上記の教育思想家たちについて、図書館等を活用しながら、予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】配布資料や参考図書等を活用しながら、授業内容についてまとめる。(160分) |
第12回 | 家庭や子どもに関する教育思想:ルソー、ロック、エレン・ケイ、アリエス 【事前学習】上記の教育思想家たちについて、図書館等を活用しながら、予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】配布資料や参考図書等を活用しながら、授業内容についてまとめる。(160分) |
第13回 | 学校や学習に関する教育思想:デューイ、シュタイナー、フレネ、フレイレ、イリイチ 【事前学習】上記の教育思想家たちについて、図書館等を活用しながら、予め整理しておくこと。(80分) 【事後学習】配布資料や参考図書等を活用しながら、授業内容についてまとめる。(160分) |
第14回 | 現代社会における教育課題の歴史的検討:学校空間、公共性 【事前学習】「いじめ」について歴史的な観点から考えておくこと。(80分) 【事後学習】教室空間や学級集団のあり方についてまとめ、教育課題を歴史的に検討することの意義について考える。(160分) |
第15回 | 理解度確認試験及び解説 【事前学習】これまでの講義内容について、配布資料や参考図書などを参照しながら、ノートを整理する。(120分) 【事後学習】理解度確認試験で十分に理解できていなかった部分を復習する。(120分) |
その他
教科書 |
教科書は特に指定しない。毎回、資料を配布し、これをもとに授業を行う。
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参考書 |
松島鈞・志村鏡一郎・福田弘 監修 『現代学校教育論』 日本文化科学社 2009年
眞壁宏幹編 『西洋教育思想史』 慶應義塾大学出版会 2016年
教育思想史学会編 『教育思想事典 増補改訂版』 勁草書房 2017年
※授業内でも関連する参考文献を提示するので、図書館等を利用しながら、授業を受ける上での事前学習・事後学習において活用してほしい。
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成績評価の方法 及び基準 |
評価の基準:教育の理念、教育に関する歴史・思想などの基本的な内容に関する理解を定期試験で評価するが、学習に臨む態度なども併せて総合的に評価する。 やむをえない事情により欠席する場合は、欠席届を必ず提出すること。 欠席が3分の1以上の場合は、単位は原則として認めない。 評価の割合:授業への取り組み・リフレクション・ペーパー・小テストなどの課題(30%)、最終試験(70%)で総合的に評価する。 ※課題については、後日解説をする。 |
質問への対応 | 授業中に理解できないところがあった場合、質問内容を整理し授業終了後に質問すること。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎:教職課程室(S605) |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 12:30 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
・教職に対する熱意と使命感および責任感を持って、授業に臨んでください。 ・受講者のニーズや状況等に応じてシラバスは変更することがある。 ・学んでいる人の権利を保障するため、私語その他迷惑行為は禁止する。 |