2020年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 基礎工学演習A | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 海老原・小林 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E25M |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 電気電子分野、情報分野で現象を解析する際に必要となるので、基本的な数学の知識を体得する。電気回路に関連した電気数学と電気回路の演習を行い,回路網解析の基礎となる法則を学び,回路網における諸量の計算法を習得する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
建設業(資源リサイクル・廃棄物処理技術開発部門)で勤務経験のある教員及び情報通信業,情報通信機器製造業(無線通信研究部門)で勤務経験のある教員が,その経験を活かして,電気回路に関連した電気数学及び電気回路に関する演習を行い,回路網解析の基礎となる法則及び回路網における諸量の計算法を解説する。 実践的な演習を中心とし、学生の理解度を把握しながら進める。 |
履修条件 | 電気電子系、情報系科目を受講していれば、解析・解法の理解が深まる。 |
授業計画
第1回 | 行列と行列式1:行列の概説と電気回路の構成とのつながりについて : 指導・確認を受けた項目について、配布資料をもとにノートに取りまとめる。(90分) |
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第2回 | 行列と行列式2:小行列式とその展開、抵抗回路の接続法の構成とのつながりについて理解する。行列式の性質と直流回路の構成とのつながりについて理解する。 : 前回配布した資料を熟読し,学習項目の予習(30分),指導・確認を受けた項目についてのノートへの取りまとめ。(60分) |
第3回 | 解析の基礎: (1)キルヒホッフの第1法則(2)キルヒホッフの第2法則 正弦波交流回路の基礎Ⅰ (1)瞬時値(2)位相 (3)抵抗Rに流れる電流 : 参考書①(P13~20)の熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第4回 | 正弦波交流回路の基礎Ⅱ (4)コイルLに流れる電流(5)コンデンサCに流れる電流 (6)RLC回路に流れる電流 : 参考書①(P1~12)の熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第5回 | 行列式による解法の応用1: 交流回路の記号解析 (1)複素ベクトル表示 (2)正弦波電圧,電流のベクトル表示 : 参考書①(P21~30)の熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第6回 | 行列式による解法の応用2: 記号解析法 : 参考書①(P21~30)の熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第7回 | 行列式による解法の応用3:正弦波電圧,電流と抵抗回路 : 参考書①(P21~30)の熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第8回 | 復習と実力確認1: 記号法による回路解析: 参考書①(P1~30)の熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第9回 | 復習と実力確認2: 節電圧解析: 参考書①(P1~30)の熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第10回 | 複素数の直交表示と指数表示: 参考書①(P1~30)の熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第11回 | 各種定理とその応用: 閉電流解析及び鳳・テブナンの定理 : 参考書①(P71~81)を熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第12回 | 電力の複素数表示 (1)複素電力(2)有効電力 : 参考書①(P62~70)の熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第13回 | 電力の複素数表示 (1)無効電力(2)皮相電力 : 参考書①(P62~70)の熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめ、章末問題を行う。(60分) |
第14回 | 正弦波関数の分解と合成 : 参考書①(P32~81)の熟読・予習(30分),指導・確認を受けた項目について、ノートに取りまとめる。(60分) |
第15回 | 復習と最終テスト : 参考書①(P32~81)を熟読し,学習項目について疑問点を取りまとめる。(60分) |
その他
教科書 |
教科書は使用せず、適宜,プリントを配布
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参考書 |
作田幸憲、今池、永田 共著 『エレクトロニクスのための回路理論』 コロナ社 2019年 第2版
三浦光 『「ポイントで学ぶ電気回路」(直流・交流基礎編)』 コロナ社
三浦光 『「ポイントで学ぶ電気回路」(交流活用編)』 コロナ社
三浦光 『「ポイントで学ぶ電気回路」(例題・演習編)』 コロナ社
「電気回路」の教科書も参考書とする。平山 博 『電気回路論』 オーム社
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成績評価の方法 及び基準 |
実力確認(85%)、演習点(15%)、を重視し、暗記での理解は評価しない。 出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄とみなす. |
質問への対応 | 随時,教室および研究室 |
研究室又は 連絡先 |
海老原:船橋校舎9号館916C室(ebihara.masaaki@nihon-u.ac.jp) 小林 :船橋校舎9号館916F室 (kobayashi.kazuhiko@nihon-u.ac.jp) |
オフィスアワー |
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15 海老原
火曜 船橋 10:30 ~ 12:00 小林
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学生への メッセージ |
多くの演習問題を自ら解くこと。 【令和元年度成績分布状況】履修者数10名 S:2人(33.33%),A:2人(33.33%),B:2人(33.33%),C:0人(0%),D:0人(0%),E:4人 |