2020年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目
設置情報
科目名 | 歴史学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 泉 正人 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N53F |
クラス |
概要
学修到達目標 | 現代の我々の生活は、歴史に深く根ざしているものが多い。特に日本の近代以降の歴史は、現在直面している様々な問題に直結している。本講義では、近代以降の日本の歴史の歩みを考えていく。本講義を履修することによって、現在直面している色々な問題を歴史的に考え、問題の本質を考察する目を養うことができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式。毎時間、講義プリントと資料を配付して、板書と書画カメラによる画像を用いて、歴史の流れを説明していく。説明の一方通行で終わらないように、必要に応じて簡単な「リポート」を書いてもらう。 |
履修条件 | 専門的な知識がなくても構わないが、予習をきちっとして講義に臨むこと。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス この科目の目標、および授業の進め方、参考書類について説明する。 【事前学習】シラバスの内容を確認の上,講義内容、講義の持ち方について確認点・疑問点をまとめ、講義に臨むこと。この科目とその他の教養教育科目のシラバスを予め読み、何のために履修するのか、について予め考えておく。(80分) 【事後学習】授業後、図書館等で授業内で与えられた課題についての考察をまとめておくこと。(160分) |
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第2回 | 「我々の生活と「歴史学」」 「歴史学」的思考とは、どういうものを指すのか。意外と身近なもので、日々使っている。「歴史学」の基礎的な考え方を説明していく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第3回 | 「近代の幕開け」 「近代」とは何だろうか。時代の変わり目を人々はどう感じたのだろうか。江戸時代から明治時代へと世の中が変わっていくが、その最大の転換点がペリー来航であった。ペリー来航とは何であったのか?その背景は?日本の対応は? 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第4回 | 「どこにいく?日本」 幕末の政治的変動、経済的変動、そして戊辰戦争を経て、近代国家の建設が進んでいく。この動きは、一連のものである。何を目指しての動きだったのか。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第5回 | 「「国会」の話」 1890年日本で国会が開設された。なぜ議会が必要だったのか。国会開設に至る歩みは平坦ではなかった。その歩みをみていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第6回 | 「「憲法」の話」 日本国憲法は大日本帝国憲法を改正したものということを知っていますか。 大日本帝国憲法は1889年2月に公布され、日本はアジアで最初の立憲国家となった。大日本帝国憲法の歴史的な意義、特徴、抱える問題点をみていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第7回 | 「二つの戦争」 日清戦争と日露戦争、近代日本は二つの対外戦争を行った。これらの戦争はなぜ起こったのだろうか。戦争下の民衆は、どのような思いを抱いたのだろうか。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第8回 | 「『一等国』?の日本」 日露戦争後、日本では「一等国」意識が強まったが、世界的にはどのように見られていたのか。そのような中で起こった第一次世界大戦に、日本はどのように対応したのか。また、その過程で朝鮮の植民地支配が実現していくが、どのようなものであったのか。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第9回 | 「大正デモクラシーの時代」 大正時代、世界的な動きを背景に、日本でも民主主義的、自由主義的な「風」が吹き、政党政治が実現した。これらの動きの背景は何であったのか?また内実はどのようなものであったのかを考えていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第10回 | 「日本の北と南」 日本の近代の歩みの中で、北のアイヌ民族、南の琉球がどのように扱われたのだろうか。現在においても大きな陰を落としているが、これらの問題を考えていく。 【予習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第11回 | 「戦争の時代」 日本の近代史は、対外戦争の歴史でもあった。昭和に入り、日本は大陸への進出を図り、十五年戦争、アジア・太平洋戦争へと突入していく。その政治的な過程について考えていく。 【予習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第12回 | 「大東亜共栄圏と日本」 占領下の人々、戦争下の国民生活について見ていく。戦争が、いかに関係地域や関係する人々に大きな影響を与えたのかを見ていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第13回 | 「占領と講和」 1945年8月、日本の無条件降伏で戦闘は終息に向かった。その後、日本はアメリカを中心とする連合国の占領下に置かれた。占領政策はどのようなものであったのか、日本をどのような国にしようとしたのかを考えていく。講和条約を含めて考えていく。 【予習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【復習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第14回 | 「高度経済成長の光と陰」 1950年代から日本は高度経済成長を果たした。美化される傾向が強いが、高度経済成長は何であったのか。プラス面、マイナス面についてみていく。 【事前学習】参考書籍をよく読んで、確認点・疑問点を整理した上で講義に臨むこと。(120分) 【事後学習】確認点・疑問点が解消できたかを確認し、講義のポイントをまとめること。その過程で生じた疑問点については、次回講義で解消するようにする。(120分) |
第15回 | 平常試験及びその解説: 講義の内容を理解しているかどうかを確認し、不十分な点について再度説明を行う。 【事前学習】今までまとめてきたノートなどを用い、講義内容を確認しておく。 【事後学習】平常試験で分かった理解が不十分な点について、解説を踏まえて再度講義内容をまとめる。 |
その他
教科書 |
特にない。
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参考書 |
大日方純夫『はじめて学ぶ日本近代史 上』 大月書店 2002年
大日方純夫『はじめて学ぶ日本近代史 下』 大月書店 2003年
荒木敏夫・保坂智・加藤哲郎『日本史のエッセンス』 有斐閣 1997年
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験の成績(60%)、時々実施するリポート(20%)、平常点(20%)をもとに、総合的に評価する。出席は毎回とるが、時として不正行為をする学生がいる。不正が明らかになった時は単位を認めないので注意されたい。 |
質問への対応 | 授業の後。 |
研究室又は 連絡先 |
電話:042-344-5755(夜10時まで可)。 メールアドレス:izkm2018@yahoo.co.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |