2020年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 | 建築設備計画演習 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 谷 信幸 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3・4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C43A |
クラス | 建築設備計画演習 |
概要
学修到達目標 | ・実務としての建築設備計画の内容を理解できる ・インターンシップにおいて必要な建築設備技術の知識を習得できる ・演習を通して設計業務の一端に触れることができる |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
講義:配布資料に基づき講義を行う パワーポイントと板書を併用する。 演習:配布資料に基づき、設備設計業務に必要な設計計算書を作成する 見学:建築設備に関する展示会、建物の見学会を行う |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部での環境工学および建築設備に関する学習内容全般 建築一般知識、空調設備・衛生設備、電気設備に関する知識 |
授業計画
第1回 | 講義:建築設備の位置づけ 演習:演習の内容について説明 設計計算書の作成を主に行う 【事前学習】シラバスの内容を確認して、授業に望むこと(60分) 【事後学習】学部にて学んだ建築設備の講義内容を再確認する(60分) |
---|---|
第2回 | 講義:建築設備概論 演習:衛生設備・給水計算 給水量の算定、受水槽の算定 【事前学習】学部にて学んだ建築設備の講義内容を再確認しておく(60分) 【事後学習】計算書の復習を行い、内容の理解を図ること(60分) |
第3回 | 講義:設計業務フロー 演習:衛生設備・給水配管設計(1) 給水負荷算定、給水配管の選定 【事前学習】前回の講義内容を復習しておく(60分) 【事後学習】計算書の復習を行い、内容の理解を図ること(60分) |
第4回 | 講義:設計条件、設計方針の設定 設備基本計画、基本設計 演習:衛生設備・排水配管設計(1) 排水負荷単位、排水管の選定 【事前学習】前回の講義内容を復習しておく(60分) 【事後学習】計算書の復習を行い、内容の理解を図ること(60分) |
第5回 | 講義:建築計画への提案 設備スペース、空間把握、法規 演習:衛生設備・排水配管設計(2) 排水主管、雨水排水 【事前学習】前回の講義内容を復習しておく(60分) 【事後学習】計算書の復習を行い、内容の理解を図ること(60分) |
第6回 | 講義:スペース計画(1) 機械室、屋上、DSPSなど 演習:空調設備・空調負荷計算(1) 温湿度設計条件 【事前学習】前回の講義内容を復習しておく(60分) 【事後学習】計算書の復習を行い、内容の理解を図ること(60分) |
第7回 | 講義:構造計画と設備計画 荷重、スリーブ、開口 演習:空調設備・空調負荷計算(2) 空調負荷の構成、負荷計算 【事前学習】前回の講義内容を復習しておく(60分)) 【事後学習】計算書の復習を行い、内容の理解を図ること(60分) |
第8回 | 見学:理工学部1号館 機械室、屋上など 演習:空調設備・空調負荷計算(3) 空調熱負荷計算 【事前学習】事前配布の理工学部1号館の資料を熟読して設備の概要を把握しておく(60分) 【事後学習】計算書の復習を行い、内容の理解を図ること(60分) |
第9回 | 展示会見学 ジャパンホームショー(東京ビッグサイト東館) (展示会11/13~11/15) 【事前学習】事前配布の展示会の資料を熟読して見学のポイントをまとめておく(60分) 【事後学習】展示会見学の感想をまとめる(60分) |
第10回 | 講義:居住環境と快適性 環境と人体のかかわり 演習:空調設備・室内負荷計算(4) 空調熱負荷集計と設備機器選定 【事前学習】展示会の見学のまとめを発表する準備を行う(60分) 【事後学習】計算書の復習を行い、内容の理解を図ること(60分) |
第11回 | 都内の建築見学 ガラス被覆建築のデザインと空調について 【事前学習】事前配布の建築物見学の資料を熟読して見学のポイントをまとめておく(60分) 【事後学習】建築物見学の感想をまとめる(60分) |
第12回 | 講義:環境配慮設計 エネルギー低減に向けて 演習:CASBEE演習 【事前学習】環境配慮について自分なりの考えを方まとめておく(60分) 【事後学習】CASBEE計算書の復習を行い、内容の理解を図ること(60分) |
第13回 | 講義:建築設備のシステム形態 設備容量と負荷率、信頼性 演習:空調設備 湿り空気線図について レポート課題①の説明 【事前学習】前回の講義内容を復習しておく(60分) 【事後学習】計算書の復習を行い、内容の理解を図ること。レポート課題①の作成(60分) |
第14回 | 講義:設備システムと機器 演習:レポート課題①提出、解説を行い課題内容の修正 レポート課題②の説明 【事前学習】レポート課題①の作成(60分) 【事後学習】レポート課題②の作成(60分) |
第15回 | 講義:レポート課題②の演習および解説 【事前学習】レポート課題②の作成(60分) 【事後学習】レポート課題について復習を行い、内容の把握を行う(60分) |
その他
教科書 |
国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監修:
「建築設備設計基準(平成30年版)」
「建築設備設計計算書作成の手引き(平成30年版)」
講義資料はその都度必要な部分につき配布する。
|
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
建築設備設計マニュアル Ⅰ.空気調和編 Ⅱ.給排水・衛生編 技術書院
その他多数
|
成績評価の方法 及び基準 |
レポート課題①、②の提出および講義、演習の取り組み方を評価する |
質問への対応 | 講義、演習時間内で随時受け付けますので、疑問点があれば、講義、演習時間の中で解決するようにしましょう。 |
研究室又は 連絡先 |
初回時に周知します |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
講義、演習に積極的に取り組んでいただき、建築設備に対する理解を進めると同時に、建築設備の意義を習得してください。 展示会、建築見学を通して建築設備の具体的な「物」に触れていただき、理解を進めたいと考えています。 |