2020年 大学院理工学研究科 シラバス - 航空宇宙工学専攻
設置情報
科目名 | 航空宇宙航法基礎論 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 佐々 修一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H34B |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 本講義では航空機や宇宙飛行体の航法の基礎となる技術(カルマンフィルタなど)に関する知識と理論を習得する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義(配布資料と板書による) |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
物理学(力学・電磁気学)の基礎,数学(微積分, 線形代数、行列,ベクトル解析),制御工学の基礎を習得していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 本講義の構成を航法の応用例などを交えて概説する。 |
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第2回 | 確率論の基礎1:確率、確率変数、条件付確率、確率分布関数などの概念を整理する。 |
第3回 | 確率論の基礎2:ベイズの定理、確率変数の期待値と統計量、確率分布の基礎など。 |
第4回 | カルマンフィルタ(1):線形最適フィルタリング問題とカルマンフィルタの導出。ベイズ推定とカルマンフィルタの関係。 |
第5回 | カルマンフィルタ(2):線形最適フィルタリング問題とカルマンフィルタの導出。ベイズ推定とカルマンフィルタの関係。 |
第6回 | 航空機の航法(1) |
第7回 | 航空機の航法(2) |
第8回 | 航空機の航法(3) |
第9回 | 宇宙機の航法(1) |
第10回 | 宇宙機の航法(2) |
第11回 | 宇宙機の航法(3) |
第12回 | GPSの概要1:GPSの歴史、システム構成、測位の原理と信号系形式などの概説。 |
第13回 | GPSの概要2:測位計算の方法、衛星航法システム(GNSS)とその応用例。 |
第14回 | この分野の最新動向(最新のカルマンフィルタなど) |
第15回 | 制御工学との関係など |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
有本卓 『カルマンフィルター』 産業図書
木田隆、小松敬治、川口淳一郎 『人工衛星と宇宙探査機』 宇宙工学シリーズ 3 コロナ社 2011年
坂井丈泰 『GPSのための実用プログラミング』 東京電機大学出版局 2008年 第1版
必要に応じて授業で他の参考文献等の紹介を行う。
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成績評価の方法 及び基準 |
出席状況、授業での理解状況(50%程度)、提出課題(50%程度)に基づき評価する。 |
質問への対応 | 授業中、授業後、オフィスアワーで対応します。 オフィスアワーでの相談については、事前に下記メールで日時を調整ください。 |
研究室又は 連絡先 |
3号館316室 shu.uav@nifty.com |
オフィスアワー |
水曜 船橋 10:00 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
課題は指定した日時までに提出して下さい。 |