2020年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 応用化学特別講義Ⅱ | ||
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 荒木 孝二 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L23B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 様々な化学製品の優れた特性・機能は、必ずしもその構成分子の物性・機能からだけでは理解することができない。本講義では主要な化学製品や材料である有機材料を対象として、分子が集積して材料に至る過程の基礎について学んだうえで、有機材料の物性・機能発現の機構を理解し、機能材料の開発に必要な基盤となる知識と考える力を身につける。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を主とし、適宜パワーポイントを併用した講義を行う。必要に応じて理解度と考える力を問う演習や小テストを行うとともに、課題に対するレポートで総合的な理解度を判定する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
基礎的な有機化学および物理化学を理解していること。 |
授業計画
第1回 | 分子から材料へ:主要な化学製品や材料である有機材料についての概要を知り、本講義の目的を理解する。 |
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第2回 | 有機分子の特性と機能I:基礎となる有機分子の化学結合と電子配置を理解する。 |
第3回 | 有機分子の特性と機能Ⅱ:有機分子を特徴付ける特性・機能を理解する。 |
第4回 | 分子と材料:分子が集積した凝縮系の状態・性質について、巨視的および微視的な視点から取り扱う。 |
第5回 | 分子間で作用する相互作用I:分子の集積を引き起こす相互作用を理解する。 |
第6回 | 分子間で作用する相互作用II:分子の集積を引き起こす相互作用を理解する。 |
第7回 | 分子物性と材料物性:分子の性質と材料の特性がなぜ違うのか、高機能材料はどのようにして創り出せるのか、などを考える。 |
第8回 | 界面・表面機能材料Ⅰ:巨視的および微視的にみた界面の特性を基礎から学び、その機能を理解する。 |
第9回 | 界面・表面機能材料Ⅱ:界面活性剤の分子集合体について、集合形態や特性・機能を理解する。 |
第10回 | 光機能材料Ⅰ:光と分子の関わりについて、基礎的な事項を理解し、有機色素について考える。 |
第11回 | 光機能材料Ⅱ:励起状態からの発光について学び、有機発光材料の特性・機能を考える。 |
第12回 | 電気・電子機能材料I:有機物質の静的および動的な誘電特性について学び、誘電材料の特性・機能を理解する。 |
第13回 | 電気・電子機能材料Ⅱ:伝導性と有機半導体。有機固体の電子状態を知り、主に半導体としての特性を理解する。 |
第14回 | 生体の機能:生体有機分子の特徴と機能発現のメカニズムを学び、システム化された集積体の機能を理解する。 |
第15回 | 有機材料の物性・機能に関するに関するまとめ、およびレポートの評価。 |
その他
教科書 |
特になし。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
参考書:『有機機能材料 第2版』 東京化学同人、2018.
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成績評価の方法 及び基準 |
演習とレポート |
質問への対応 | 毎講義の後(教室) |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
多角的な視点からの自由な発想を大切にして、興味をもったことに積極的に取り組んで下さい。 |