2020年 大学院理工学研究科 シラバス - 物理学専攻
設置情報
科目名 | 科学史特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 物理学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 雨宮 高久 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M43A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 日本の核融合研究開発史を通して、巨大科学の国内でのはじまりを理解する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
配布資料および板書による講義形式。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
物理学(特に必修教科である力学、物理数学、電磁気学、量子力学、統計物理学)に関する基礎知識。 |
授業計画
第1回 | 核融合研究開発の通史 【事前学習】表題について、下調べをしておく。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
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第2回 | エネルギー概論Ⅰ 【事前学習】エネルギー利用の現状を調査する。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第3回 | エネルギー概論Ⅱ/太陽での核融合反応と核融合科学概論 【事前学習】水素の核融合反応について、下調べをしておく。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第4回 | 核分裂研究の歴史:原子力の平和利用 【事前学習】各国で行われている原子力発電について、下調べをしておく。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第5回 | 宇宙物理学から核融合科学へ 【事前学習】エドワード・テラーについて、経歴を調べる。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第6回 | 日本での核融合研究の始まりⅠ:第1回原子力平和利用国際会議、各地での研究の開始 【事前学習】原子力平和利用国際会議について、下調べをしておく。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第7回 | 日本での核融合研究の始まりⅡ:核融合反応懇談会から核融合懇談会、核融合専門部会へ 【事前学習】原子力委員会について、下調べをしておく。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第8回 | 第1回レポートの作成 【事前学習】提示された課題について、調査する。(180分) 【事後学習】あらためて提示された課題について考察する。(60分) |
第9回 | 日本での核融合研究の始まりⅢ:A-B計画論争、名古屋大学プラズマ研究所の創設 【事前学習】核融合科学研究所の歴史を調べる。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第10回 | 日本での核融合研究の始まりⅣ:原研・電試・理研での核融合研究 【事前学習】量子科学技術研究開発機構那珂核融合研究所の歴史を調べる。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第11回 | 日本人研究者の海外での活躍:大河千弘の場合 【事前学習】Dr.Tihiro Ohkawaのウェブサイトで、大河千弘の経歴を調べる。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第12回 | プラズマ物理と制御核融合に関する国際会議から見た核融合研究黎明期 【事前学習】IAEA主催のFusion Energy Conferenceのウェブサイトで、会議の歴史を調べる。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第13回 | 総合装置的アプローチの開始:1960年代からの国内での装置研究 【事前学習】JT-60など国内のトカマク装置の変遷を調べる。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第14回 | 国際会議の日本での開催:国際的トーラス討論会と第5回プラズマ物理と制御核融合に関する国際会議 【事前学習】国際会議を国内で開催する意義について、文献などを調査してまとめる。(120分) 【事後学習】講義の内容を復習する。(120分) |
第15回 | 第2回レポートの作成 【事前学習】提示された課題について、調査する。(180分) 【事後学習】あらためて提示された課題について考察する。(60分) |
その他
教科書 |
特に指定しない。講義内容に関しては、配布資料を参照のこと。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
講義中に紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
講義時間中に作成するレポート2回分(100%)で評価する。 |
質問への対応 | 講義後に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
連絡先(メールアドレス)は講義中に指示する。 研究室:駿河台校舎8号館3階833B室 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:00 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
講義資料は配布する。 |